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   <title>Team ABeam Official Blog</title>
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   <subtitle>チーム･アビームはロンドンオリンピックをめざし活動している470級セーリングチームです。</subtitle>
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   <title>ウエイマスレポート その後、そして翌日</title>
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   <published>2010-08-16T08:58:51Z</published>
   <updated>2010-08-16T09:02:17Z</updated>
   
   <summary> 丁度、1年半程前になるでしょうか。 田畑選手はスキッパーとしてのキャリアを封印...</summary>
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      <![CDATA[<img src="/images/icon_staff.jpg" alt="Team ABeam スタッフ" width="250" height="30">

丁度、1年半程前になるでしょうか。
田畑選手はスキッパーとしてのキャリアを封印、近藤選手と組み、クルーとしてロンドンを目指すと決めました。
 
それからが大変です。
クルーとしての体格づくり、筋力アップ、並大抵の努力ではありません。
毎日の練習後、彼女の両腕、両肩はパンパンに腫れあがり無言の悲鳴を上げていました。
食事のお箸も上がらないほどです。しかし彼女の口から一切、ネガティブな言葉を聞いたことがありません。
傍らで黙々と田畑選手のアイシングを手伝い、かいがいしく氷を整えていた近藤選手、この二人の姿を忘れることができません。
 
心強い男子チームのサポートも欠かせません。特に吉田選手は今まで培ってきたクルーとしてのスキルを惜しげも無く差し出しました。
北京五輪代表の座を争ったスキッパー同士が組んで、1＋1＝1位 になれると云う夢のような話を現実のものにした二人。
最強のコンビ誕生の原点は、あの時だったのだと改めて感動しました。
 
さて気がつけば、英国南西部ウエイマスはもう紅葉が始まっていました。
そういえば2～3日前から、夜はヒーターが必要になっていました。
金メダル獲得の日の夕食はお祝中華で。
恒例のテイクアウトですが、勝利の余韻が最上の食卓を演出してくれます。
今日ほど美味しい食事は有り得ません。

<img src="/photo/2010081604_up.jpg" alt="" width="580" height="386">

<img src="/photo/2010081607_up.jpg" alt="" width="580" height="386">


そして翌日は久しぶりのオフ。少しだけ遠出してレース海面を陸から眺め、近隣のイギリスらしい風景を堪能します。
農家を改造したレストランでは典型的な英国式ブランチで。
こんなに屈託なく笑う近藤選手は久しぶりに見ました。
半年に及んだ欧州遠征も今回の英国で終了。
今日は格好のリセットになった筈？！です。
 
男子チームは改めて決意を新たにし、女子はもちろん、更に努力を重ねることを決意、心から笑い、このひとときを甘受しているようです。
このムード、ロンドンまでもっていきましょうね。


<img src="/photo/2010081605_up.jpg" alt="" width="580" height="386">

<img src="/photo/2010081606_up.jpg" alt="" width="580" height="386">

現地レポート：塩澤朋子/PHOTOWAVE
写真：添畑薫/PHOTOWAVE]]>
      
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   <title>スカンジア　セールフォーゴールド　レガッタ　2010　(イギリス・ウエイマス)　8月14日　大会最終日</title>
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   <published>2010-08-16T03:00:00Z</published>
   <updated>2010-08-16T04:33:00Z</updated>
   
   <summary> 朝から降り出した雨も11時には止み、風速4.5から5.5メートル、風向335度...</summary>
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      <![CDATA[<img src="/images/icon_komatsu.jpg" alt="小松 一憲 " width="250" height="30">

朝から降り出した雨も11時には止み、風速4.5から5.5メートル、風向335度、時折360度の風も入るシフトの多いコンデションになりました。11時30分に女子のメダルレースが開始しました。ポートランドの防波堤の内側に作られたコースでおこなわれたのですが、今日の風は、ウエイマスの住宅地となっている丘を越えて吹いて来るので、どうしても変化が多くなります
 
昨年は、2位と1点差の首位でメダルレースを迎えました。結果は9位、トータルで4位となり、3位には1点届かず、惜しくも表彰台を逃しました。今年も首位でメダルレースに進出したのですが、2位のアメリカとの差は９点、その他は大きく離れており、状況は昨年と全く違っています。
スタート前にアメリカがマッチレース的に仕掛けてきました。6月に一時帰国した際、葉山沖でマッチレースのトレーニングをした効果がここであらわれました。動揺することなく落ち着いて対処しました。クイックな動きができる470級では、スタートにおいて、マッチレーステクニックを駆使しても相手を封じ込めることはできません。効果があるとしたら心理的なプレッシャーを与えるだけで、マッチレーステクニックの素養がある者にとっては、「私はあなたと僅差でこのレースを迎えました。よろしく！」の挨拶程度でしかありません。
 
スタートは、本部船寄りの3番手、オランダ艇とアメリカ艇の間に位置し、オランダが若干前に出てスタートをしました。始めにアメリカが苦しくなってタッキング、続いてこれを追う形で近藤・田畑組がタッキングをしました。アメリカの近くにいて4艇以上離れなければ、問題無く勝てるレースですから、戦法としては間違っていません。
 
コースの約3分の1を走ったところで、左に伸ばした艇が先行し、ポートタックになってコース中央に寄せてきました。それを受けて、ほぼ全艇がポートタックになった時、近藤・田畑組の一艇だけが、逆のスターボードタックでそれらの後方を通過し、左海面に出て行きました。海面を右から左に横切ったのですが、フリートレースのタクティクスとしてはセオリーに反します。この時は肝を冷やしました。このコース取りは、限りなくビリになる可能性があるからです。
 
女子の前に行われた男子のレースで、この海面を良く知っているイギリスの2艇は、最初から左海面を狙い、そのうちの1艇がトップフィニッシュしました。女子のイギリス艇も同じく左狙いでした。レース前は気象関係の話や男子のレースを見ていた私の報告も含め、色々と情報が与えられます。しかし、私は朝の時点で「情報にこだわってはいけない。試走して、またレースしながら得る自分の情報に基づき、あくまでも自分の目で見て判断すべきである。柔軟に対応するように！」と指示していました。左海面に到達する間、最悪の見え方をしていましたが、好運にも助けられました。左で良いパフを拾って、風上マークをなんとか９位で回航しました。
 
ランニングで6位に上がり、続く2回目のクローズホールドは、ほぼ全艇が左に伸ばしました。コースの半分まで、その流れについて行った、近藤・田畑組でしたが、右から良いパフが入ってくることを確認し、右に二回、風を取りに行きました。それらは、それぞれ成功し、第２風上マークで一気に3位に浮上しました。最後のランニングは、風が右(北方向)に振れた一本コースとなり、危なげなく、3位でフィニッシュし、優勝が確定しました。
 
今年に入って、近藤・田畑組のISAFグレード1の表彰台は2度目です。コンビを組んでから(1年5カ月)は、4回目となります。さらに近藤選手は、今回を含め、参加したオリンピックのプレ・イベントの成績は、チンタオ2位、昨年のウエイマス4位、今年優勝と良い成績を残しています。オリンピック本番に向け、ここでは詳しく申し上げられませんが、今年3月からのヨーロッパ遠征(7試合出場)で見えてきた課題に取り組み、来年、ヨーロッパにきてインターナショナルの選手と手合わせする時には、さらにバージョンアップした姿を見せてほしいと思っています。
 
今年の遠征結果は次の通りです。(近藤・田畑組)

- プリンセスソフィア(スペイン) 7位
- スプリングカップ(フランス・男女混合) 12位
- イエール(フランス) 5位
- ガルダオリンピックウイーク(イタリア) 優勝
- デルタロイド(オランダ)6位、世界選手権(オランダ) 6位
- セールフォーゴールド(イギリス・ウエイマス) 優勝

勝てる時に、きちっと勝つというのは、簡単そうで難しく、そして、どんなレースでも大切です。近藤・田畑組に「おめでとう！」の言葉を送りたいと思います。
 
最後になりますが、いつもこの原稿を現地時間、朝3時頃から書き始め、宿を出るまでになんとか書きあげて送ります。送った後、あらためて読みかえすと、「提出前に、なぜもう少し、読み返さなかったのか」と強い自己嫌悪感が襲ってきます。簡潔とはほど遠い文章、推敲不足の文章、誤字脱字だらけの文章を提出していることを恥ずかしく思います。お読みいただいている皆様にお詫び申し上げ、報告を終わります。

<img src="/photo/2010081603_up.jpg" alt="" width="580" height="387">

写真：添畑薫/PHOTOWAVE
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   <title>ウエイマスレポート その3</title>
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   <published>2010-08-16T00:32:59Z</published>
   <updated>2010-08-17T02:08:11Z</updated>
   
   <summary> 8月14日、早くも紅葉が始まった英国南西部ウエイマス。 朝から本格的な雨が降っ...</summary>
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      <![CDATA[<img src="/images/icon_staff.jpg" alt="Team ABeam スタッフ" width="250" height="30">

8月14日、早くも紅葉が始まった英国南西部ウエイマス。
朝から本格的な雨が降っています。気温は15度～17度。
北寄りの風が8ノット～12ノットぐらいまでの間を行ったり来たり。
風向も定まりません。
470女子のメダルレースは11時30分スタート。
昨日までの10レースを終え、92ポイント。昨年同様トップでメダルレースに挑んだ近藤・田畑組。
無難にこなせば十分、メダル獲得の可能性大です。
 
昨日、スペインを抑えて2番手に躍り出たアメリカチームとの駆け引きが見ものです。
レース前のポジション取り、アメリカチームは近藤・田畑組をしっかり捉え、しきりにマッチレースのごとく仕掛けてきます。
後から聞くと、このとき近藤選手は思ったそうです。
「ひょっとして私たち、おさえられている？」
しかし逆に、アメリカを捕まえておけば、近藤・田畑組にも有利です。
 
遂に2レグ、上マークへと向かうその時、風の振れをうまくつかみ安全圏に逃げ込むことが出来たのです。最終的には文句のないレース運びで、優勝を確実にしました。
 
2年後、この地で開催されるロンドン五輪のセーリング競技、今回のチーム・アビーム近藤・田畑組の活躍ぶり、好成績は、非常に有効な布石となったのではないでしょうか。
 
近藤選手、「優勝とかいう前に、とにかく、アメリカを捉えようと思っていた」
果たして無心で臨んだ結果、勝利を得たのでしょうか。
フィニッシュ直後、優勝を確信しても、もっと笑って…、喜んで…、と言わなければなかなか嬉しそうな表情が浮かばなかった近藤選手。
「おめでとう！」各国の選手やメディアからの祝福に、やっと、会心の笑みが浮かびました。
 
田畑選手、「去年もトップでメダルレースにいけたんですけど、2位とのポイント差が僅差で不安だった。今回、アメリカチームとの間には4艇の差があり、ずっと気が楽だった。
自分たちが6位以下でも、いけたし。。。」と、堂々と自信に満ちています。
スキッパー出身の彼女は、レース中の状況を把握する能力に長けています。
インフォメーションが的確で、近藤選手とのチームワークも上々の仕上がりとなってきました。
 
小松監督は「風の振れに対応する力が備わってきたから、今日の風域だったら心配はしなかった。
しかし、一度、アメリカの側を離れないと決めたら、余計なことを考えずに徹底していなければならない。
変に勝負に出たりしないで…」
又、「今後はクリーンヒットが欲しい。国際レースで常に上位にいられる様にするには、オールラウンドで
なければならないが、体重、体格が上回っている連中を相手にするのだ。
特異な風域、例えば５，６，７Mぐらいの軽風域の中では確実にトップをとれるチームになることが、当面の課題である。まだ、まだ道のりは遠いが…」
このチームを組んで、G-1レベルの表彰台に上るのは今回で3回目。
何といっても、久しぶりの快進撃に満足気でした。

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現地レポート：塩澤朋子/PHOTOWAVE
写真：添畑薫/PHOTOWAVE]]>
      
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   <title>セール フォー ゴールド 優勝！</title>
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   <published>2010-08-14T13:00:00Z</published>
   <updated>2010-08-16T04:10:08Z</updated>
   
   <summary> セール フォー ゴールド 2010 470級女子 近藤・田畑チームが優勝しまし...</summary>
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      <![CDATA[<img src="/images/icon_staff.jpg" alt="Team ABeam スタッフ" width="250" height="30">

セール フォー ゴールド 2010
470級女子 近藤・田畑チームが優勝しました！

Results:
<a target="_blank" href="http://www.skandiasailforgoldregatta.co.uk/results/470_Women_pop.htm">470 Women </a>


<img src="/photo/2010081404_up.jpg" alt="" width="580" height="387">

<img src="/photo/2010081403_up.jpg" alt="" width="580" height="387">

写真：添畑薫/PHOTOWAVE
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   <title>ウエイマスレポート その2</title>
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   <published>2010-08-14T12:50:00Z</published>
   <updated>2010-08-15T00:22:14Z</updated>
   
   <summary> 8月13日金曜日、『13日の金曜日』、西洋ではこの日に起こる全ての災いは、キリ...</summary>
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      <![CDATA[<img src="/images/icon_staff.jpg" alt="Team ABeam スタッフ" width="250" height="30">

8月13日金曜日、『13日の金曜日』、西洋ではこの日に起こる全ての災いは、キリストが処刑された日といわれている縁起の悪い日、すなわち、この日だから…で片づけてしまいます。ジェイソンは関係ありません。
 
決勝シリーズ最終日、第9、第10レースが行われました。
この結果、上位10位までのチームで明日のメダルレースは競技されるわけです。
北西の風9～14ノット。気温17~19度。水温も同じ様なものです。
第9レース、近藤・田畑組は完璧なスタートを切りました。
近藤選手曰く「全ての艇が、後ろに見えました。気持ちよかった…」
 
それっ！！我々プレスボートは超特急で第１上マークに向かいます。
彼女たちがトップでマーク回航する、雄々しい？！姿を捉えるべく大疾走です。
アレっ。。。来ない！
強弱、振れまくる風の仕業でしょうか、何と23位での回航。このレースは24位で終えました。
昨日の第8レースまで2位につけている近藤・田畑組、ブルーのビブが証しです。
第10レース。今回は完璧とはいかないスタート、同じような展開。
ああ、又もや、不安がよぎります。
お負けににわか雨。弱り目に祟り目。そして今日は13日の金曜日。。。。
しかし最終レースは9位まで追い上げたのです。第9レースの24位を捨てて、9２ポイント。
結果、あに図らんや、トップです。
昨日まで6位だったUSAが2位に追従してきました。
 
プレスルームのコンピューターの前にいるのが一番早い情報を収集できます。
午後4時半。陸に上がってきた彼女たちに伝えると、「1位なんだ・・・」と。
「今夜のBBQの材料、買いに行かなきゃ・・・」と言わんばかりです。
今日はお祝BBQ？！いいえメニューは昨日から決まっていました。
例のカレーは食べちゃったし、残り物ははけちゃったし・・・
でも、最高に美味しい食事となりました。ハッピー！ハッピー！
明日のメダルレース、地道にコンスタントにポジションを固めてきた、彼女たちの粘りに期待しましょう。
 
男子チームは、同乗の地元のビデオカメラマンが、パラリンピックの
スタートシーンがどうしても必要だと云うので岸辺に近いレースコースに戻っている間に
終了してしまいましたが、21位と22位、原田・吉田組、最終的には29位で終えました。
「くよくよしないのも技術のうち…」
昔、何もかもうまくいかないとき、先輩が掛けてくれた言葉です。
言い得て妙です。
その技術、磨くと結構効果有るのです。前に進むエネルギーに変えた方が得策ですから。


<img src="/photo/2010081401_up.jpg" alt="" width="580" height="386">

<img src="/photo/2010081405_up.jpg" alt="" width="386" height="580">

<img src="/photo/2010081406_up.jpg" alt="" width="580" height="386">


現地レポート：塩澤朋子/PHOTOWAVE
写真：添畑薫/PHOTOWAVE]]>
      
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   <title>スカンジア　セールフォーゴールド　レガッタ　2010　(イギリス・ウエイマス)　8月13日　大会5日　</title>
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   <published>2010-08-14T12:22:02Z</published>
   <updated>2010-08-14T12:27:14Z</updated>
   
   <summary> 朝は快晴、昼過ぎから雲が出て、時折雨もぱらつく天気となりました。今日で決勝のフ...</summary>
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      <![CDATA[<img src="/images/icon_komatsu.jpg" alt="小松 一憲 " width="250" height="30">

朝は快晴、昼過ぎから雲が出て、時折雨もぱらつく天気となりました。今日で決勝のフリートレースが終わり、明日は上位10チームによるメダルレースで、この大会が終了します。始まってしまえば、いつも同じで、あっという間に終わってしまいます。女子は、2位に9ポイントの差を付け、首位で明日のメダルレースを迎えることができました。男子は、思うようなレースが今日もできず、トータル29位でこの大会を終えました。
 
男子、第1レース、風速4から5メートル、風上マークの角度、335度、本部船寄りに集まった艇団の左から10番目に並び、無難なスタートをしました。本部船寄りに集まった大多数の艇は、すぐにタッキングをして右に展開し、岸沿いの風をとらえ、向かい潮を避けるコースを狙っているグループです。その集団の風下から出るというのは、スタートの混乱に巻き込まれるリスクを少なくし、右方向へのコース取りを初めから決めてかかるのではなく、風向変化に合わせて走ろうと考える、ヨットレースではスタンダードな考えで、けして悪くありません。ただし、470級のエリアは、小高い丘の海岸線に近く、西南西から北にかけての風が吹くと、風も潮流も陸の影響を受けるので、スタートの狙い方を含め、コース取りに工夫が必要になります。原田・吉田組はスタート後の走りで、小さな風の振れに反応しすぎる傾向があり、また他艇を意識してのタッキングの多さが気になりましたが、第1風上マークを６位で回航しました。この風速であれば、これまでなら順位を守り、あるいはもっと上位に上がってくるのが原田・吉田組だったのですが、今日は、第2風上マークへの走りで大きく順位を落とし、22位でフィニッシュしました。このところ、どうしたことかコース取りに冴えがみられません。
 
第2レース、風速、５から７メートル、風向335±15度、アウトサイドリミットマーク寄りの８番手で、第1レースに続き、無難なスタートをしました。このレースもスタート後、さほど走っていないところのコース中央で、短い周期のタッキングが目立ちました。風上マークの回航は18位、フィニッシュは21位、スピードは悪くないと言いながら、どうしても20位以下のフィニッシュになります。
 
近藤・田畑組の第1レースは、アウトサイドリミットマーク寄りの2番手から、良いスタートをしました。この様なスタートをすると、集団に対して左に位置していることもあり、左海面を使うことになります。通常この様な良いスタートをすれば、風上マークの上位回航は約束されたようなものなのですが、右に偏って有利な条件のあるこの様なコンディションでは、そう簡単に事が運びません。右を狙って我慢して伸ばした艇団が右に15度ほど振れた風をつかんでコース中央に寄せてくると、スタートのアドバンテージは全く無くなっていました。第1風上マークは24位で回航しました。その後、風速が落ち、風のむらの弱いところを走るなど、浮上できずに24位でフィニッシュしました。
 
第2レースは、本部船横で集団の中からのスタートになりました。ブラックフラッグの失格を避けたいとの思いが、前に出ることを躊躇させたのでしょう、10秒前にはじき落とされ、ブランケットの為に身動も取れない最悪のスタートとなりました。それでもブラックフラックの失格を避けれることができたのは不幸中の幸いだったと言えます。やっとタキングして右に出はじめたところところ、また風上でタッキングされ、かぶされてしまう、この様なスタートの時によく見られる苦しい展開となりました。3回のタッキングでようやくフレッシュウインドをつかめたのですが、その時点で、普通にスタートできた艇には大差をつけられていました。風上マークを23位で回航し、第２風上マークまでに18位と追い上げたのですが苦戦が続いていました。ランニングのコースに入るころから風は2メートル以下に落ち、それが風下マーク近くなって一気に6メートルに吹き上がってきました。後続の艇が塊となり、一気に迫ってくる状況で、この風に落ち着いて対応し、9位でフィニッシュしました。我慢のセーリングが最後に報われた形になりました。
 
明日のメダルレースも普段通りにレースをするだけのこと、のびのびとレースをして欲しいと思います。]]>
      
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   <title>スカンジア　セールフォーゴールド　レガッタ　2010　(イギリス・ウエイマス)　8月12日　大会4日</title>
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   <published>2010-08-13T06:49:50Z</published>
   <updated>2010-08-13T06:56:33Z</updated>
   
   <summary> 気圧配置が西高東低となり、北西の風が吹いて秋の気配を感じます。最高気温も昨日来...</summary>
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      <![CDATA[<img src="/images/icon_komatsu.jpg" alt="小松 一憲 " width="250" height="30">

気圧配置が西高東低となり、北西の風が吹いて秋の気配を感じます。最高気温も昨日来19度、お盆を迎え、暑い盛りの日本では考えられない涼しさかもしれません。
今日から後半戦が始まり、男子はグループがゴールドとシルバーに分かれました。
 
11時、定刻に女子のスタートが開始しました。風速は5から6・5メートル、マークは310度、今日のこの時間帯の予報は、280から310度でしたから一番北寄りの風が吹いていたことになります。アウトサイドリミットマーク寄りの1番に吉迫・大熊組、2番手に近藤・田畑組と並んだのですが、スタート直前に左に振れた風の為にラインを切ることができず、タッキングをしてスターボード艇を避けながらラインを切って行きました。5回のタッキングでフレッシュウインドをつかみましたが、大きく出遅れました。第1風上マークを20番前半で回航し、徐々に追い上げて9位でフィニッシュしました。
 
第2レースは、マークが300度にセットされ、風速は5から9メートルとアップダウンの差が大きくなりました。本部船寄りの集団の中から、悪くないスタートをしたのですが、その後の展開で、第1レースで成功し、追い上げるきっかけとなった岸の風をつかみに行くことを優先し過ぎて失敗していました。
第1風上マークの回航は18位、フィニッシュは12位でした。
 
男子は、2レース共に、本部船寄りにできた集団の風下からスタートしました。コース取りは、これもまた2レース共にスタートして左に長く伸ばし、第1風上マークをブービーないし後ろから数艇の順位で回航しました。二回目のクローズホールドは、一転して右に強引に伸ばすというコース取りで、それなりに考えてのことなのでしょうが、外から見る私には闇雲、としか思えませんでした。30艇しかいないゴールドグループですが、順位は2レース共に29位でした。
 
今日の風向は、陸から吹いてくる為に当然変化も多く、断続的に流れてくる雲の到来と共に風向と風速の変化の幅が大きいコンデションとなりました。
陸に近づくと風のむらはあるのですが、波が無くなり、さらにスターボードタックでリフトする傾向にありました。基本的には岸に寄せて行き、岸沿いでベンドする風をつかむコース取りが成功していましたが、風向によっては、スターボードタックを選択して走る必要があり、そのあたりの使い分けが難しかったように思います。
 
レースの始まる前の試走で風がアップダウンした時、岸に近づいた時と、それぞれの特徴を把握し、さらに、スタートの直前に吹いている風を判断し、最終的なプランを作ります。第2レースは、第1レースで経験したコース上に吹く風の特徴を加えて考えなくてはなりません。ヨットレースでは当たり前のことですが、そのあたりの能力を問われた一日だったと思います。
 
今日、2レースをしっかりまとめたチームは、全体でも少なく、コンデションが難しかったという証明になるのですが、2レースのうち、少なくともどちらか一方が良くなくては、レーシングテクニックの一番大切な部分であるコース取りが、全くできていないということになります。1レース目の成功や失敗の経験をもとに、2レース目を走るのですが、その2レース目の男子先頭集団の顔ぶれがランキング上位選手で占められているのを見て、2レース共にブービーの成績をとった原田・吉田組の力不足が良く解りました。完敗でした。彼らがそのように言ったわけではありませんが、「難しかった」の一言で片付けず、オリンピックで戦わなくてはいけないこの海面の、今日のようなコンデションの攻略方法を考えるべきです。そして、それをしっかり記憶しておく必要があるでしょう。
 
近藤・田畑組は、とにかく明日も1レース1レースを大切に戦うべきでしょう。原田・吉田組、そして私にも言えることですが、どんなに一生懸命やっても、へたり込みたくなるような、日もあるでしょう。しかし、このような所で意気消沈していては、メダルは遠のくばかりです。しっかり前を向き、これまで通り真摯に、そして正面からの戦いを続けるべきだと思います。



Results:

<a target="_blank" href="http://www.skandiasailforgoldregatta.co.uk/results/470_Women_pop.htm">470 Women </a>

<a target="_blank" href="http://www.skandiasailforgoldregatta.co.uk/results/470_Men.htm">470 Men</a>]]>
      
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   <title>ウエイマスレポート その1</title>
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   <published>2010-08-13T05:00:00Z</published>
   <updated>2010-08-13T11:13:18Z</updated>
   
   <summary> 写真展の翌朝、英国へ出発、昨夜無事チームと再会いたしました。 空港から3時間余...</summary>
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      <![CDATA[<img src="/images/icon_staff.jpg" alt="Team ABeam スタッフ" width="250" height="30">

写真展の翌朝、英国へ出発、昨夜無事チームと再会いたしました。
空港から3時間余り、ナビを使ってもウエイマスの昔ながらの小道にある彼らの宿舎に着いたころには既に夜9時を回っていました。
 
明るい笑顔で迎えてくれたのは好調な女子チーム。
絶不調の男子チームはといえば、、、
「明日の朝楽しみにしていてください！」と原田選手。頼もしい。
そうです！この前向きな処が彼のいいところ。吉田選手も笑顔で「うん…」のうなずき。
「写真展…どうでした？…」、彼らも聞いてきます。
こうして、ひとしきり近況報告など、よもやま話に花咲かせてお暇を。
 
一夜明けて、またもや素晴らしいお天気です。
一昨日までの雨と霧の寒ーいウエイマスとは一変しました。

メディアルームの常連と軽く挨拶を交わして。セーリングジャーナリスト界の長老ボブ・フィッシャー、ベテラン記者スチュアート・アレキサンダー、イタリアからは粘り強い取材で人気のルッカ。どなたも超一流の記者ばかりです。

流石、プレ・プレ・オリンピック『セイル・フォー・ゴールド』、2012年ロンドン五輪を目指す世界でもトップクラスの選手が一堂に会しての大会、集まるメディアも超一流。
 
青空に反映して青く光る海に美しく広がった黄金色の見事な砂洲。セイリング開催地、ウエイマスです。

<img src="/photo/2010081301_up.jpg" alt="" width="580" height="386">

この沖合で2012年、ここでロンドン五輪、セイリング競技が行われるのです。
イギリス海峡の速い潮流が成した芸術的ともいえるこの景観、果たしてこの潮流が選手たちを悩ませることになるのでは…と思えてきました。

<img src="/photo/2010081302_up.jpg" alt="" width="580" height="386">
 
初日から好発進の近藤・田畑組、昨年は田畑選手と組んで半年目の大会で4位、それも惜しいところでメダルを逸すという好成績でした。

今大会でも、落ち着いた試合ぶりが好成績につながっています。それにしてもスゴイ！
両選手の努力の賜物でしょうか。着実に実を結んでいます。 
1年のキャリアを積んだだけのコンビネーションで、ここまでくるとは驚きです。

<img src="/photo/2010081303_up.jpg" alt="" width="580" height="386">
 
思い通りの試合が出来ないもどかしさが滲みます。原田・吉田組。
それでもあくまでもアグレッシブに原田選手、冷静な吉田選手。
男子の壁は厚い！これ実感です。
でも、後ろを振り向かないのが『原、吉コンビ』のいいところ、ホラ、この笑顔！いいでしょう。

<img src="/photo/2010081304_up.jpg" alt="" width="580" height="386">

現地レポート：塩澤朋子/PHOTOWAVE
写真：添畑薫/PHOTOWAVE]]>
      
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   <title>スカンジア　セールフォーゴールド　レガッタ　2010　(イギリス・ウエイマス)　8月11日　大会3日</title>
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   <published>2010-08-12T07:50:07Z</published>
   <updated>2010-08-12T07:56:22Z</updated>
   
   <summary> 昨日の雨と強風、靄の天気から一転、高気圧に覆われ、穏やかに青空が広がりました。...</summary>
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      <![CDATA[<img src="/images/icon_komatsu.jpg" alt="小松 一憲 " width="250" height="30">

昨日の雨と強風、靄の天気から一転、高気圧に覆われ、穏やかに青空が広がりました。気温は最高気温19度と低く、イギリスには夏が無いのかと錯覚してしまいます。
 
風速4から5メートル、255度にマークがセットされ11時ぴったりにレースが開始しました。
原田・吉田組はアウトサイドリミット寄りの4番手で良いスタートをしました。リコール旗が上がったので、ひょっとすると二人が出てしまったのではないかと心配したほどです。久々に攻めたスタートで、そのまま行けば風上マークの上位回航は間違いないだろうと思えました。しかしマークにポートタックでアプローチする際、オーバーセールなり、加えて、後から聞けば、「途中、パフを取りに行こうとして、タキングのポイントを誤まった」とのこと、競っていたギリシャが2位で回航したのに対し9位の回航になりました。リーチングのコースとランニングのコースで１艇ずつ抜いたのですが、結局フィニッシュは9位でした。
 
近藤・田畑組はブラックフラッグの掲揚されたスタートで、ラインの中央から無難なスタートをしました。このところ危なげないスタートが続いており、安心して見ていることができます。第1風上マークは2位で回航したのですが、続くインナーコースのランニングで3艇に抜かれ、5位に落ちました。しかし、先に入ったオランダ艇のブラックフラッグの失格がありフィニッシュは4位でした。
初日から同じ様なシーンが見られるのですが、ランニングで抜かれる2艇、3艇を大変もったいなく思います。悪い順位で回航した時は、順位を上げてくることはあっても、上位で第1風上マークを回航した時は必ずと言っていいほど順位を落とします。ランニングコースでの勝負強さを、ぜひとも身に付ける必要があります。そのテクニックさえあれば、もっと楽にポイントを重ねることができるでしょう。
 
男子の第2レース、245度、風速6から7.5メートル、本部船寄りにできた艇団の左から5艇目に並び、見る限り悪くないスタートをしました。続いて行われる女子のスタートの為にスタートラインから動けず、アウターコースの風下で待っていたのですが第1風下マークを15位ないし16位で回航しました。回航後は、ほぼ全艇が沖の強い追い潮をつかむ為にスターボードタックを伸ばしていました。第2風上マークを回航し、再び風下に来た時には21位に落ちていました。その原因は「小さな風の振れに反応してしまい、徹底して潮をとらえに行った連中に負けた」とのことでした。リコール艇もあり17位の順位がつきました。
 
女子の第2レースは、アウトサイドリミットマーク寄り10番手の位置からスタートし、悪くないスピードでスターボードタックを伸ばしました。スタートの時点で、すぐ風下にいたドイツ艇がリコールしていたのですが、一緒に出るのを抑え、我慢したところは落ち着いた判断でした。潮の強い左方向に伸ばす間は良い走りをしていました。ところがタッキングをしたところからおかしくなりました。見ていても艇速に伸びが無く、どうしたことかと思っていたのですが、本人達も「後から考えれば、藻を引っかけていたかもしれない」とのことでした。海が荒れた翌日に藻が多く浮いているというのは、良くあることで、注意しなければなりません。風上マークを20番後半で回航し、その後は潮を考えたコース取りで何とか14位でフィニッシュしました。
 
レースも日程の半分を終わり、6レースのうちワーストの1レースをカットして近藤・田畑組は、オランダと1点差の2位にいます。残り半分のレースを丁寧に、一つ一つ積み上げるように戦って欲しいと思います。男子は、思うようにいかないレースの内容をしっかり吟味しなければなりません。さらに、チャレンジする気持ちは間違っても失ってはならず、元気良く後半を戦って欲しいと思います。
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   <title>スカンジア　セールフォーゴールド　レガッタ　2010　(イギリス・ウエイマス)　8月10日　大会2日</title>
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   <published>2010-08-11T07:20:04Z</published>
   <updated>2010-08-12T07:59:48Z</updated>
   
   <summary> 11時のスタートに合わせ、9時半に小雨がぱらつく中を出艇しました。最高気温が1...</summary>
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      <![CDATA[<img src="/images/icon_komatsu.jpg" alt="小松 一憲 " width="250" height="30">

11時のスタートに合わせ、9時半に小雨がぱらつく中を出艇しました。最高気温が17度と予報されていましたが、これは海水とほぼ同じ温度で、雨が強くなると靄が出て視界が悪くなりました。視界が悪くマークが見えなくては、レースができません。
風速3メートル、 220度にマークをセットしてレースを始めようとしたたコミッティーでしたが、延期信号を掲揚し、海上待機となりました。

1時間ほどすると左に風が40度振れ、180度、7から8.5メートルの良い風が吹いてきました。靄が薄くなり、少し見通しが良くなったところで、すぐにレースが開始されました。
今日は女子が先にスタートし、近藤・田畑組はスタートラインの中央、ライン上に散らばった艇団の真ん中から、風下にしっかりスペースを作って良いスタートをしました。ラインからの凹み具合はどの程度だったかは分かりませんが、スターボードタックを続け、左に長く伸ばしたことから想像すると、きちっと前に出ていたと思われます。

昨日のレースも含め、これまでに無くスタートが安定しています。二人のコンビネーションが良くなったのでしょう。良くなった理由は、スキッパーとしても高い能力を持つ田畑選手の助言を近藤選手が聞き入れるという関係が、スタートにおいて構築されたからと私は考えます。
二人が完全に心を開いて協力し合う、どのチームも大なり小なり同じ問題を抱えていることでしょう。言葉で言うのは簡単ですが、なかなか理想どうりに事は運びません。しかし正式にコンビを組んで1年と4カ月、1＋1が、やっと2に近づいてきたのではないでしょうか。
3組目にスタートする男子を見る為、スタートラインにとどまった関係で風上マークの回航を見ることができませんでした。聞けば4位で回航したとのこと、フィニッシュは5位でした。

原田・吉田組はアウトサイドリミットマーク寄りの一番でスタートしたのですが、第1風上マークをブービーの29位で回航しました。スタート後、しばらくして風が20度、あるいはもっと多かったかもしれませんが、いずれにしても大きく右に振れ、一番左に伸ばしていた二人にとっては最悪の形になりました。天気予報の今日の風は南西(約220度)で、180度の風でレースがおこなわれていたのは、雨を降らせていた雲の関係だったと考えられます。風が右方向に振る傾向のあったスタートの時点で、天気予報を思い出し、右への変化を予測できなかったのか、と言えなくもないのですが、残念な結果になりました。追い上げも21位までが精いっぱいでした。

13時30分、第2レースのスタートが始まるころから風が強くなり9から12メートルになりました。風向もさらに右に振れ、210度でセットしたマークを230度にセットし直して女子がスタートしました。近藤・田畑組は本部船寄りの4番手でスタートしたのですが、ラインはアウトサイドリミットマーク有利に傾いていました。ラインが傾いていたのではなく、この時、風が左に振れていたと言うべきかもしれません。アウトサイドリミットマーク寄りから出てすぐにタッキングをして右に伸ばし、その後は風の振れに合わせてコースをとるというのが正解だったと思われます。
スタートラインの右から出た近藤・田畑組は、スタートを失敗してポートタックで逃げてくる艇のほとんどに前を切られる形で左に展開しました。後から聞けば、走りが良く、第１風上マークに５～6番で到達したのですが、タッキングで一度外したジブがカムクリートにかかり。それが原因で沈をしたとのことでした。10位以下に順位を落としてしまったのですが、ランニングとクローズホールドで少しずつ抜いていき、フィニッシュは5位となりました。

原田・吉田組はアウトサイドリミットマーク寄りの一番でスタートしたのですが、スタート直後の走りが悪く、その走りの悪さは目を覆いたくなるほどでした。ジブシートの引きすぎによるメインセールのバックウインドが主な原因だったのですが、瞬時の判断で修正できないところに経験不足を感じます。その後、修正して走りを持ち直し、風上マークを10番台前半で回航したとのことでした。潮の方向と風向が逆になり、波長の短い高い波で沈をする艇にも助けられ、8位でフィニッシュしました。

近藤・田畑組は4レースのトータルでトップに立ちましたが、まだ日程も二日目、試合も序盤、成績がどうのこうの言う段階ではありません。1レース1レースを勉強しながら戦っていると考え、昨日よりも今日、今日よりも明日、レーシングテクニックを向上させる。ハンドリングの向上もボートスピードの向上も目指す。そのヒントは身近な出来事、小さな出来事、一瞬の出来事から得られるかもしれません。可能性を信じて頑張ってほしいと思います。

Results:

<a target="_blank" href="http://www.skandiasailforgoldregatta.co.uk/results/470_Women_pop.htm">470 Women </a>

<a target="_blank" href="http://www.skandiasailforgoldregatta.co.uk/results/470_Men.htm">470 Men</a>
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   <title>スカンジア　セールフォーゴールド　レガッタ　2010　(イギリス・ウエイマス)　8月9日　大会初日</title>
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   <published>2010-08-10T07:50:39Z</published>
   <updated>2010-08-10T07:55:36Z</updated>
   
   <summary> 雲間から青空がのぞき、薄日の差すイギリスらしい天気となりました。レースはスケジ...</summary>
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      <![CDATA[<img src="/images/icon_komatsu.jpg" alt="小松 一憲 " width="250" height="30">

雲間から青空がのぞき、薄日の差すイギリスらしい天気となりました。レースはスケジュール通り順調に進み、予定の2レースが実施されました。朝、公式掲示板に張り出された予報は、気温20度、水温17から18度、西南西の風、レース開始の11時に風速が6から10ノット、終了する時間帯の15時に8から15ノットというものでした。実際のところ、470級のレースエリアでの風速は、予報より平均で2ノットほど多く、5から8メートルでした。
 
潮流は、陸に近いスタートライン付近で1分間に5メートル、風上マークで15メートル、風向215から240度に対し、250から260度方向に流れる追い潮で、レースが進行するに従って少しづつ強くなり、1ノット(1分間に30メートル)近くなりました。
 
スタートは、追い潮の為、混乱するのではないかと思いましたが、一回のゼネラルリコールの後、二回目からブラックフラッグが掲揚され、坦々と進行しました。出場選手のレベルの高さもあるのでしょう、失格艇(BFD)の数は、予想以上に少なく、2レースで男子出場60艇中わずかに2艇だけでした。
 
男子、原田・吉田組は、第1レース、ブラックフラッグが掲揚されたスタートで、本部船寄りの7番の位置からでました。スペースの取り方、メインシートを引いて走り出すタイミング、走り出した後のスピード、どれも悪くなかったのですが、スタートラインの左右の選択に問題がありました。コースは左(沖)海面の追い潮が右(岸に近い)に比べ明らかに速く、潮流だけを考えれば左海面に展開すべきでした。スタートラインはやや本部船サイドが有利のように見えましたが、レースコミッティーが慎重に設定したスタートラインでもあり、これを一時的なものと考え、ラインの左サイドから出て左に伸ばすのが正解でした。
 
原田・吉田組は、スタート後1分ほどしてタキングしました。本部船寄りから出て左に伸ばしかけたのですが、アウトサイドリミットマーク寄りから出た艇が潮で次第に風上方向に押し上げられ、あたかも風が左に振れたように見えてきました。これを嫌ってタキングし右に出したのですが潮流の恩恵は受けられません。スタートラインの左右の選択を間違えた為に起こった現象ですから、風が振れていないのであれば我慢して左に伸ばすべきでした。潮流の強い方向がどちらか一方にある場合、海面の選択は向かい潮においても同じで、これと言って難しい事を言っているわけではありません。
第１風上マークは15位、風下マークで18位、第２風上マーク11位、フィニッシュ12位でした。
 
第２レースは、アウトサイドリミットマーク寄りを狙ったのですが、凹んだスタートとなりました。スタート後すぐにタキングをし、ほぼ全艇の後ろを通過して右に出ました。フレッシュウインドになったところでタキングを返し、再び左方向に伸ばしました。第１風上マークは、後から聞けば6位ないし7位だったのとのこと、第1レースの二回目のクローズホールドでの追い上げも合わせて考えると、クローズホールドのスピードに問題は無く、スタートとそれに関連するコース取りが問題だったと言えます。第１レースでも見られましたが、クローズホールドで抜きランニングで順位を落とす展開でフィニッシュは9位でした。
 
女子、近藤・田畑組は、第1レース、アウトサイドリミットマーク寄りの7番手、第2レースも３番手で良いスタートをしました。走りも悪くなく左(沖)方向に伸ばし、どちらのレースも第1風上マークを3位で回航しました。2レースとも第1風上マークを3位以内で回航したのは、近藤・田畑組を置いて他に有りません。理由は、いつも言うことですが「スタートが良い」、「コース取りが良い」、「スピードが良い」の三拍子が揃ってのことで、今日のコンデションでのクローズホールドの安定感は、抜群でした。これを切り口にして、足りないところを補っていく努力をして欲しいと思います。得意風速域を持つというのは選手として強みと言えます。
ただし、3位を守りきれないところに問題があります。フィニッシュの結果は7位と４位、トータルで初日2位の好発進ですが、男子同様、ランニングで順位を落とす傾向があり、ここを改善し、3位から、さらに順位を上げてくる選手へと脱皮することができれば、どのレースでも常に表彰台の近くにいるチームになることでしょう。長く選手生活を続け、練習と試合の日々を送っている選手が、脱皮する切っかっけをどの様な機会につかむのでしょうか、私は、足りない技術と正面に向き合う謙虚さとチャレンジを続けることで、ある日、ある時、あっさりと手に入れる時が来ると信じています。
 
曇天と言うのは、平均して、そこそこの安定した風が期待できます。ヨットレースには恵みの天気かもしれません。明日のレースも順調におこなわれるはずです。ヨットレースの難しいところでもある、攻めと守りをしっかり使い分け、旺盛なチャレンジ精神で、のびのびとレースして欲しいと思います。
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   <title>添畑薫 写真展： セーリングワールド</title>
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   <published>2010-08-10T07:39:37Z</published>
   <updated>2010-08-10T07:49:41Z</updated>
   
   <summary> チーム・アビームのヨーロッパ遠征に同行し、たくさんの素晴らしい写真とビデオ映像...</summary>
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      <![CDATA[<img src="/images/icon_staff.jpg" alt="Team ABeam スタッフ" width="250" height="30">

チーム・アビームのヨーロッパ遠征に同行し、たくさんの素晴らしい写真とビデオ映像を撮り続けていただいている、写真家 添畑薫さんの写真展「セーリングワールド」が、明日8月11日（水）～9月18日（土）まで、品川のキャノンギャラリーＳにて開催されます。
30年にもわたりヨットレースを撮り続けてきた添畑薫さんの、アメリカズカップを始めとした迫力満点の写真と映像が70点におよび展示されています。
もちろん、チーム・アビームを撮った作品の展示もあるそうなので、とても楽しみです。

<a href="http://cweb.canon.jp/gallery/archive/soehata-sailing/index.html" target="_blank">http://cweb.canon.jp/gallery/archive/soehata-sailing/index.html</a>
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   <title>2010年　470級世界選手権大会　(オランダ・スヘフェニンゲン)　報告　7月18日　大会最終日</title>
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   <published>2010-07-20T07:39:54Z</published>
   <updated>2010-07-20T07:46:18Z</updated>
   
   <summary> 7月18日（大会最終日）、試合を終えて帰港し、約2時間で艇の片づけを済ませ、宿...</summary>
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      <![CDATA[<img src="/images/icon_komatsu.jpg" alt="小松 一憲 " width="250" height="30">

7月18日（大会最終日）、試合を終えて帰港し、約2時間で艇の片づけを済ませ、宿を引き払って3時間後には次の試合地、イギリス・ウエイマスに向け出発しました。ドーバー海峡を越えて徹夜で走り、翌朝6時半にウエイマスに着きました。マリーナの事務所が開くのを待って、艇を保管してもらいました。次にロンドンのヒースローに移動し宿をとり、午後2時、やっと一息つきました。
 
修理に出した艇をドイツまで取りに行くところから始まり、今年の世界選手権の前後は大変あわただしくなりました。試合前、現地での練習が5日しかできない日程というのも異例です。それもこれも全ては180日の間に90日を超えて圏内国に滞在できないという「シェンゲン協定」の解釈を間違って、日数の「累計」が90日を越える場合はビザが必要であるということを正確に理解していなかった為です。私のミスです。
 
選手に申し訳ないと思います。ただし試合前後のあわただしさを負けの理由にはしません。原因は他のところにあると考えています。それを見極めず日程のせいにしては、これからの飛躍は望めないでしょう。470級に限らず、今も昔も多くの日本選手が金銭的に苦労をし、休みの関係で日程的にもタイトな遠征をしています。それに対し、私達は何不自由無く日頃の活動と遠征ができる環境を会社が整えてくれています。社員の皆さんの応援は心の支えになっています。なんとありがたいことでしょう。今回は、その支援のありがたさと自分達の環境を考える良い機会になりました。与えられていることに対する「感謝の念」は、どんな時も忘れてはなりません。日常、ひと時をも無駄にしないで練習をするのが選手の基本姿勢であり、感謝することは、それを維持するうえでも必要不可欠と言えます。オリンピックまで中間年の今年、ひょっとすると「幸せボケ」してしまっていたかもしれない私達が、気つけ薬を投与されたように思います。
 
近藤・田畑組は6位となりました。最終日のメダルレースの内容も含め、今年の試合を振り返えると、惜しい勝負どころを逃す場面が印象に残ります。春先から出場した主要な大会で5から7位という成績が定着してしまいましたが、これをワンランク上げるのはさほど難しいことではないでしょう。ただし、表彰台を確実にするというと話は違ってきます。原田・吉田組の最終レースも前日来の不調を引きずる内容で18位という結果に、全般的な力不足を感じました。
具体的に何をどのようにして行くのか、静かに考えたいと思います。いくつかのアイデアはすでに浮かんでいますが、焦ることなく考え、同時にひらめきを待ちたいと思います。
謙虚に一から出直す気持ちでいることをお伝えし、皆さまの応援に選手共々感謝し、お礼申し上げます。ありがとうございました。]]>
      
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   <title>470世界選手権 最終日</title>
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   <published>2010-07-19T13:49:39Z</published>
   <updated>2010-07-20T07:57:02Z</updated>
   
   <summary> 最終日です。 泣いても笑っても今日でオランダ、ハーグ／スヘフェニンゲンにて開催...</summary>
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      <![CDATA[<img src="/images/icon_staff.jpg" alt="Team ABeam スタッフ" width="250" height="30">

最終日です。
泣いても笑っても今日でオランダ、ハーグ／スヘフェニンゲンにて開催された『470級世界選手権大会』はフィナーレの幕を落とします。
ラストデイを飾るにふさわしい（？！）、穏やかに晴れあがった美しい日曜日です。
 
ビーチにもハーバーにも人が溢れかえっています。
南西の風12ノット。午前11時出航。
バンピーな海にすっかり慣れてしまった体には、なんか物足りなくて、まるでピクニックに行くような気分です。
気がつくと周りは観覧ボートやヨットで埋め尽くされています。
 
午前中は男女とも上位10チームを抜いた残りのチームで順位決定戦が行われます。
午後1時55分、いよいよ観光客で溢れかえったビーチの前の海面で、（上マーク、下マークを其々2回廻るコース）メダルレースが行われれます。
最後までアタフタと慣れない様子の運営でしたが、最後はメディアへのアッピールも完璧。朝からスポーツニュースで流れ、何と海上にはライブカメラも含め5局のTVカメラが、 上空には撮影用ヘリコプターで、今大会のフィナーレをしっかり押さえます。
GBRは2012年五輪に向けて、スカンディアグループ専属のTVクルー送り込んできています。
報道体制一つとっても、日本との温度差を感じずにはいられません。
関わる人々の情熱が大衆を突き動かすのです。
 
大会の運営側にはリタイアしたお年寄りのボランティアで支えられています。何方もキラキラと輝いて、
張り切って仕事しています。プレスボートもボランティア。
我々が気に入っている頼りになるプレスボートのドライバーはとても勘がいいと思いきや、「20年前はここでよくセーリングしていたんだ…」と…、セイラーでした。
「荒城の月」を見事に口ずさむキャップテンもいます。
 
さて、41カ国、男子119チーム、女子62チーム、360名余り選手を迎えての大会は、男子は常連オーストラリアのベルチャー・ペイジ組が優勝、北京五輪銅メダリストの仏、シャルボニエ・ニコラスは銀メダルと手堅いところでまとまりました。
女子は新星ニュージーランド、ジョー・アレが大活躍で、もしや優勝かと思っていましたが、流石ベテラン、オランダのリサ・ウエスタホフが地元の強みに加えて見事な試合巧者なレース運びで逆転しました。
日本からは男子5チーム、女子2チームが参戦してましたが、残念ながらメダルレースに出られたのはチーム・アビーム近藤・田畑組だけでした。
彼女たちは総合6位で、男子、原田・吉田組は18位でした。
まだまだ世界のの壁は厚いの感はありますが、チームアビームは精一杯健闘しました。お疲れ様でした。
試合後、彼らはいつものように手早く荷物をまとめ次の試合地、英国ウエイマスへと旅立って行きました。
 
件の日本びいきのプレスボートのキャプテンは別れ際「お・に・ぎ・り！！」と叫びました。
どうやら「さ・よ・な・ら！」と言ったつもりだったようです。
ありがとう！スへフェニンゲンの皆さん！

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現地レポート：塩澤朋子/PHOTOWAVE
写真：添畑薫/PHOTOWAVE
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   <title>2010年 470級世界選手権大会 (オランダ・スヘフェニンゲン) 報告 7月17日 大会6日</title>
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   <published>2010-07-18T04:55:36Z</published>
   <updated>2010-07-18T13:53:52Z</updated>
   
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      <![CDATA[<img src="/images/icon_komatsu.jpg" alt="小松 一憲 " width="250" height="30">

曇りのち晴れ、にわか雨の中を9時45分に出艇しました。雨はほどなく止み、西の空に青空が見えてきました。しばらくして大きな黒い雲が西南西の方向に出現し、やがて頭上に広がって通過していきました。雨をパラパラと落としながら通過した後は、一気に青空が広がり、それまで190から200度で吹いていた風が西南西(240度)に振れ、風速も増し、安定しました。
 
第１レース、11時5分、風向195度、風速５から７メートル、潮流は210度方向から約1ノット、女子からのスタートとなりました。セオリーから言えば岸をめがけて走る左展開なのですが、この時は、半分以上の艇が沖、すなわち右への展開を狙いました。理由は、始めに書いた南西方向に見えた黒い大きな雲でした。アウトサイドリミットマーク寄りから出て左に伸ばした近藤・田畑組でしたが、第１風上マーク回航のトップ艇団は、右から出てきました。上げ潮よりも引き潮のほうが潮流が弱く、岸に行くメリットよりも風向変化を優先した判断に軍配が上がりました。
 
第2レース、風向240度に合わせてマークがセットしなおされました。風速は9から11メートルと上がってきました。1回のゼネラルリコールの後、黒色旗のスタートで、アウトサイドリミットマーク寄り10番から出た近藤・田畑組でしたが、ラインをオーバーしていたらしくＢＦＤの失格になりました。並んでいた時に風下にイタリアが入って来ました。そのイタリアよりも鼻先を出そうとしたこと、向かい潮が弱くなっていたこと、近藤・田畑組を含め８艇ものＢＦＤの失格艇を出すほど、ライン全体が押しあがっていたことなどが原因でした。失格してはどうしようもないと言われるかもしれませんが、イタリアよりも鼻先を出してスタートしようとした強気は評価できます。この様なことが一度でもあると、今後、イタリアは近藤・田畑組の側に近寄るのを嫌うようになるでしょう。
レースは、左に展開したグループより、右に展開したグループが右から入ってくるパフをつかんで風上マークを上位で回航しました。左展開の近藤・田畑組の風上マーク回航順位は、失格したレースでしたがこれまでのワーストでした。
 
第3レース、潮の流れが変わり、風向と逆になって波が高くなりました。風向、風速、共に安定し、レースは風の振れに素直に対応して走ればよい、スピード競争となりました。スタートが良く、ちょこまかとタキングをせずに落ち着いてコースを取った近藤・田畑組は風上マークを5位で回航しました。リーチングで2位に浮上したのですが、二回目のクローズホールドでスピード負けし、7位に落ちてフィニッシュしました。
2レース目に上位陣の中で、近藤・田畑組の他にＢＦＤの失格艇が3艇あり、また、予選レースを堅く走ったのが今になって効いて、トータルで5位に上がりました。
 
男子の第1レース、本部船寄りの集団の中で、出遅れ気味のスタートをして風下艇に突き上げられ、苦しくなった原田・吉田組は、タッキングをしてその場を逃げようとしました。結局スターボード艇と接触し、720度の回転をしてペナルティーを解消しました。これでリズムを崩したのでしょう、第１レース、25位、第2レース、27位、第3レース、19位とスコアーを大きく崩し、トータルで18位に後退しました。集団の中でタッキングをし、スタート直後、まだバラけていないスターボード艇の中をかき分けて行く、無事通り抜けられたとしても幸運でしかなく、接触は必然的だったと言えます。彼等のこの様なケースを見るのは、実は初めてではありません。冷静沈着を心がけ、賢く、したたかな行動がとれるセーラーに早くなってほしいと思います。
 
一昨日から風が吹き出し、強めの風が今日で三日続きました。このコンデションで世界の選手と四つ相撲がとれ、力負けしない走りができて、初めてトップセーラーの仲間入りできると私は思います。少しと言えば嘘になるかもしれません。私は敗北感を感じます。「表彰台に上がることを目標にする」と3月の遠征出発前に言った自分の言葉を厳しく受け止めています。この様な時、私は同じコンデションが続いてほしいと願います。そこでの戦いぶりからヒントを得たいからです。
 
明日の女子メダルレース、そして10位以下のレースに出る男子もぜひ全力で戦ってほしいと思います。そこから必ず、次の光が見えてくると信じています。

6日目終了時点
原田・吉田組　18位
近藤・田端組 5位

公式サイト：2010 Delta Lloyd 470 Class World Championships
<a href="http://470worlds2010.com/" target="_blank">http://470worlds2010.com/</a>

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