2011年10月 アーカイブ

チーム・アビーム 470男子 原田/吉田組圧勝!!
『江の島オリンピックウイーク2011』

東京オリンピック所縁の江の島ヨットハーバーをベースに、21日~23日まで開催された『オリンピックウイーク2011』
ロンドン五輪を目指す日本ナショナルチームと海外からのチーム、そしてユースセーラー達が一堂に会し、秋の江の島沖を舞台に白熱した戦いが繰り広げられました。
34年目を迎える伝統的な国際大会は、特徴ある各大学のカラフルなスピネーカーが雨上がりの最終日を一層、華やかに彩りました。
オリンピッククラスの470級は男女混合も含み、53チーム、106名が参加。

本大会からセールナンバーを「4」に変更した、470級男子、原田/吉田組は、初日から他の追従を許さない完ぺきなスコアで圧勝。
8レース行い、6ポイントの完勝。捨てた2レースはいずれも学生にその席を譲り2位に甘んじたレースでした。


女子の近藤/田畑組は、田畑選手が練習中に突き指。
12月に重要な世界選手権を控えているため、大事を取っての欠場となりました。
大会中は珍しくコーチボートからの観戦、客観的にレースを見られる格好のチャンスだと、ポジティブに転換する両選手ですが。
陸に上がってきた処を、わざと「今日の試合はどうでしたか?」
とマイクを向けるしぐさをすると、おどけて「いやあーっ、精神的に疲れました」と大げさに応える田畑選手。
でも本音は「やっぱり乗りたいなあ!」だそうです。
近藤選手は「気が楽ですね」とにこにこ。

大会を振り返って、原田選手は、「自分たちとしては、もう少し風があったらなと思ったが、この成績は満足している。軽風域でも走れると思ったし、課題だったダウンウインドも何とかいけた。また、これも課題だったスタートが全て思い通りに行って嬉しかった。かといってまだまだですが、全般的に納得の行く走りが出来た。」
と晴れ晴れとした表情で語りました。

また「今年初めのつまずきがあったから、これまで頑張ってこれたのだと思う。」と振り返る余裕も出てきました。
一方、大きなマスクを外せない鼻声の吉田選手、数日前から風邪で体調を崩しているととのことでしたが、これで風邪も 退散するのではないでしょうか。

小松監督のコメント
「パースでの合宿の成果が発揮できたようで、よかった。今後もこの調子でいって欲しい。しかし、いよいよこれからが本番、もっともっと気を引き締めて練習に励んで欲しい」

今回は、チーム・アビームの男子も女子も、来年のロンドンオリンピックを見据えて、にわかにざわめき始めた国内メディアの注目を集め、各社の取材を受けていました。


レポート:塩澤朋子(フォトウエーブ)
写真撮影:添畑 薫(フォトウエーブ)

さて、今年最大のクライマックス、ロンドン・オリンピック、日本代表候補選手(チーム)を決定する重要な大会、『2011 ISAF世界選手権』まで、余すところ およそ2ヶ月余り。
12月の開催地、西オーストラリアのパース、フリーマントルの海に一番乗りしたのは外でもないチーム・アビームの選手達でした。

誰もいない海、自分たちだけの海を満喫しています。
「まだ誰も来ていない、練習もしていない。だから落ち着いて自分たちのメニューがこなせる。
ローカルな海況、海の状況、風の様子、一日でも早く慣れて、少しでも違和感を取り除く、自分のホームポートのようになること。これが目標です」と小松監督。

まだ、フリーマントル・ドクターは来ないけど、ISAFワールドのチェアマンである、かの『ピーター・ギルモア』が表敬訪問に来てくれました。

「中学生の時、写真で見ていた人だ…」と原田選手。

北京五輪470級ゴールドメダリスト、べリンダもやってきました。

地元メディアも放ってはおきません。

この大会はオーストラリアでも超一流のセーラーが組織を運営しているのが豪華です。
ピーター・ギルモア以外にも1983年オーストラリアにアメリカズカップをもたらした『ジョン・ロングレイ』がジェネラルマネージャーを務めています。

南半球、パースは丁度日本でいうところの春、自由に飛び交うオウムも花の蜜を吸いに来ます。
人間がそばにいてもお構い無く夢中です。

このオーストラリアを代表する真っ赤なブラシツリーに興味しんしんの小松監督、遂に花を食べてみました。なかなかの味だそうです。

チーム・アビームのパース、フリーマントルの合宿は、まだまだ続きます。

8月、イギリス、ウエイマスで行われていた『ロンドン・オリンピック2012』のテストイベント、いわゆる“プレオリ”を終えて、ひとまず3月からスタートした今年のヨーロッパ遠征に一区切り。
チーム・アビーム、それぞれフィジカルな調整をしながらも、つかの間の休息を日本で過ごしました。


そして9月に入ると、和歌山ナショナルトレーニングセンターで行われた『和歌山インターナショナルレガッタ』に、男女とも出場。

海外からのエントリーはイスラエルの470級女子チーム、ギル・コーヘン/ヴェレッド・ボースキラ組。
海外遠征では、いつも顔を会わせる旧知の仲、話がはずみます。

チーム・アビーム 男子、原田/吉田組は総合優勝。女子、近藤・田畑組は5位でした。