2010年11月 アーカイブ

11月20日土曜日
明日、風が落ちてくると予想されたため、急遽、本日残り3レースを行うことになりました。
昨日よりコンディションは数段よく、これならば3レース順調にこなせるでしょう。

□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□

結果、女子は1-1-2と最後の最後の「レース12」で、中国に首位を譲りましたが、文句ない金メダル獲得です。

近藤選手:「絶対勝たなければならない相手に順当に勝って、優勝できたのは、とにかく嬉しい」
「12レース中8レースまでは、絶対自分たちの前を中国チームには走らせないぞと思っていた」

田畑選手:「確実に勝ててよかったです。完璧に勝ちたかったのですが、最終レースは単純に船が走らなかった。監督にはジブセールが開き過ぎではないかと言われ…自分ではしっかり引いているつもりなんですが…」
と言いながらも晴れやかに笑う田畑選手でした。

しかし、オリンピック級の大会での金メダル獲得は価値があります。
近藤選手はこの大会2連覇ですし、田畑選手はクルーとしての経験は2年足らず。
ISAFワールドカップに次いで又タイトルを一つ増やしました。
近藤・田畑組、乗りに乗ってきたといってよいでしょう。

男子は2-2-3、今日は中国チームにやられっぱなしの感が否めません。
3レースとも中国チームにトップを取られてしまいました。
風は8~9メーター。やはり110度辺りからの中風です。
決して強くはないのですが、風向と逆の不思議なうねりと潮、これが曲者で、このコンディションで毎日練習している中国勢にしてやられたのでしょうか。
前半トップを取ってきたのが功をなし、また、昨日、中国が6位という順位をたたいたのが、勝負の分かれ目になったのではないかと思われます。
結果6ポイント差で金メダルを獲得できました。

中国側がこの地をセーリングべニューに選択した訳がわかったような気がします。
しかし、金メダルを手中にしたのは当にチームアビーム男子原田・吉田組です。
余談ですが、マッチレースも金メダルを獲得。チームワークの勝利を見せつけました。
こと、セーリングに関しては中国も思い通りにいかなかったといってよいでしょう。

小松監督「アジア大会…、女子は85点、男子は65点、チームとしては75点だな…」
原田選手「今日はふがいなかった。でも最終レースが終わった後、前から考えていたセッティングを変えてセーリングしてきたんです。あっ、いけるかなという感触があったのがうれしい。
もっともっと練習します。世界の壁は厚いから・・・」
吉田選手「今日は納得がいかない結果で残念ですけど、メダルはよかった。しかしこのメダルは通過地点だからもっともっと練習してミスのないセーリングを確立していきたい」

現地レポート提供:フォトウエーブ(塩澤朋子)
写真提供;フォトウエーブ (添畑 薫)

11月19日 広州シャンウエイ。
風はなく、穏やかに晴れあがった一日が始まりました。
午前中はせいぜい上がって4ノットほどです。
又昨日までのパターンで、午後になれば吹いてくるのかな…と
思わせたのですが…。
本日2レース行う予定でしたが、果たして1レース目、
スタート時間12時を回っても期待される風はソヨともしません。
昨日、休日返上で午後からの強風を期待して練習に出た原田・吉田組でしたが、
何と6ノットぐらいまでしか上がらなかったそうです。
週末に向かって風は落ちてくると予想はされていましたが。
結局、今日の1レース目、レース(9)がスタートしたのは2時過ぎでした。
軽風の中、近藤・田畑組は手堅くトップを守り、
原田・吉田組も得意な軽風域のなか首位を保持しました。
女子はこれでほぼ決まり、近藤選手にとっては2006年に続きアジア大会2連覇になります。
残すところ2日間、今日と同じようだと天候が続くとの予報ですので、
強風スペシャルで練習を重ねてきた中国チームを寄せ付けず、
わが男子チームもこのままメダル目指して、ばく進してもらいたいものですね。

この大会には沢山の若者がボランティアとして働いています。
よく気がつき、とてもよく動くのです。そして何よりもその友好的なこと。
とにかく、この大会を成功させようという意気込みがひしひしと感じられます。
このところの日中のぎくしゃくとした関係を思うと、まるで嘘のようです。
この中国ボランティアの若者たちにも、
絶対的な強さを見せつけた、近藤選手と田畑選手は憧れの的、大人気です。
「一緒に写真を撮ってくれませんか」のリクエストに気軽に応じる
彼女たちの笑顔。値千金ですね。
田畑選手、「日本ではあんまり盛り上がっていないんでしょう?アジア大会」
とちょっと不満気。
大丈夫、貴女たちが盛り返してくれるから。。。。

本日は1レースのみ消化。明日は2レース予定。風が吹けばですが。。。


現地レポート提供:フォトウエーブ(塩澤朋子)
写真提供:フォトウエーブ (添畑 薫)

Team ABeam スタッフ

昨夜、広州入り。
18日木曜日、本日はリザーブデイ(予備日)ですが、アジア大会セーリングベニューのある『シャンウエイ ウォータースポーツセンター』へ、メディア登録と情報収集に。
セキュリティチェックの物々しさは北京五輪以上ではないでしょうか。
特に我々はカメラバックなど大きな荷物を抱えての移動ですので、直ぐに「中を開けろ・・・」と云うことになります。

レイデイの今日は海面に出ていく艇もなく、ハーバーの中は閑散としています。
チーム・アビーム、昨日までの成績は

近藤・田畑組(470級女子)1-1-1-1-(2)-1-1-1 総合1位(3カ国)8レース終了
原田・吉田組(470級男子)1-1-2-(3)-1-1-1-3 総合1位(7カ国)8レース終了

男女とも余すところ4レース、参加艇数が少ないためメダルレースはありません。
女子は優勝目前、最終日を迎えなくても後1レースで決まるでしょう。
そのせいか、今日は他のクラスの選手たちとバスで町へ繰り出し、休日を楽しんでいるようでした。
一方男子はというと、小松監督いうところの『居残り練習』、休日返上の練習となりました。
居合わせたメディアオフィサーが「彼らは今日、何をするのだ?」と聞いてきました。
ただ練習に出て行っただけと答えると。「なるほど」とうなずくことしきり。
首位を走るチーム・アビームは、当然ながら男女とも注目を浴びる存在です。

昼前、メディアセンターの隣にある宿舎から出てきた原田選手にばったり。
ヤアヤアヤアーと握手。「どうせ勝てると思っていたから表彰台の写真だけ撮りに来たけど・・・」
「いやぁ…それが…」と原田選手。「処で昨日の8レース目の3位はどうかした?」
「あれは、全くボートスピードがよくなかった。マストも替えたし…いろいろ有るけど…、強風時、絶対的に勝たないと…勝ちたい…」
という訳で、休んでいるわけにはいかないという強い意志を感じます。

今回アジア大会が行われているこの海上は、午後1時過ぎになると必ずよい風が吹くそうです。
1日の最初のレーススタートは12時、このとき風が弱くても第2レース目は必ずと言っていいほど90度から110度の間から強い風が吹くというパターンの繰り返しだそうです。
今日は、正午になっても風は殆どなく暑い、夏のような天候になりました。
原田選手、汗だくになりながら強風仕様の出で立ち。「ぜったい吹きますから!」
彼らがメダルを手中に握るには後ひと踏ん張りしなければなりません。

他の競技同様、中国勢の躍進は目覚ましく、目を見張るものがあります。
セーリングも、特に470クラスにおいて、追い上げてくるのは強風に強い中国チームです。
小松監督も同感だそうです。風がそこそこ良くて、潮も強く、波もある。おまけに毎日必ず強風が吹き、立地条件としては申し分ないここで毎日練習している中国選手たちです。
侮りがたい勢力であることは認めざるを得ないのです。
彼らはロンドン五輪を目指して、ここに住み込み組織的にトレーニングを重ねています。


現地レポート提供:フォトウエーブ(塩澤朋子)
写真提供;フォトウエーブ (添畑 薫)

Team ABeam スタッフ

中国・汕尾(シャンウェイ)で14日から行われているアジア大会セーリング競技、4日目で8レースを終えて、470級男子の原田・吉田組、470級女子の近藤・田畑組とも、首位をキープしています。
2位は、男・女とも中国で、現在のところ、それぞれ5点差・8点差をつけているようです。
今日は予備日のため、レースは行われませんが、明日からの残り4レース、堅実にきっちり勝ってほしいと思います。

Team ABeam スタッフ

今日は、アジア大会の結団式でした。日本セーリングチームは皆、明るく自信に満ちた表情でした。
もちろん、我がチーム・アビームの選手達もまた然りです。明日、いよいよ広州に向けて出発です。
めざせ!表彰台(の てっぺん)!