スカンジア セールフォーゴールド レガッタ 2010 (イギリス・ウエイマス) 8月13日 大会5日
2010年08月14日 | コーチの声
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朝は快晴、昼過ぎから雲が出て、時折雨もぱらつく天気となりました。今日で決勝のフリートレースが終わり、明日は上位10チームによるメダルレースで、この大会が終了します。始まってしまえば、いつも同じで、あっという間に終わってしまいます。女子は、2位に9ポイントの差を付け、首位で明日のメダルレースを迎えることができました。男子は、思うようなレースが今日もできず、トータル29位でこの大会を終えました。
男子、第1レース、風速4から5メートル、風上マークの角度、335度、本部船寄りに集まった艇団の左から10番目に並び、無難なスタートをしました。本部船寄りに集まった大多数の艇は、すぐにタッキングをして右に展開し、岸沿いの風をとらえ、向かい潮を避けるコースを狙っているグループです。その集団の風下から出るというのは、スタートの混乱に巻き込まれるリスクを少なくし、右方向へのコース取りを初めから決めてかかるのではなく、風向変化に合わせて走ろうと考える、ヨットレースではスタンダードな考えで、けして悪くありません。ただし、470級のエリアは、小高い丘の海岸線に近く、西南西から北にかけての風が吹くと、風も潮流も陸の影響を受けるので、スタートの狙い方を含め、コース取りに工夫が必要になります。原田・吉田組はスタート後の走りで、小さな風の振れに反応しすぎる傾向があり、また他艇を意識してのタッキングの多さが気になりましたが、第1風上マークを6位で回航しました。この風速であれば、これまでなら順位を守り、あるいはもっと上位に上がってくるのが原田・吉田組だったのですが、今日は、第2風上マークへの走りで大きく順位を落とし、22位でフィニッシュしました。このところ、どうしたことかコース取りに冴えがみられません。
第2レース、風速、5から7メートル、風向335±15度、アウトサイドリミットマーク寄りの8番手で、第1レースに続き、無難なスタートをしました。このレースもスタート後、さほど走っていないところのコース中央で、短い周期のタッキングが目立ちました。風上マークの回航は18位、フィニッシュは21位、スピードは悪くないと言いながら、どうしても20位以下のフィニッシュになります。
近藤・田畑組の第1レースは、アウトサイドリミットマーク寄りの2番手から、良いスタートをしました。この様なスタートをすると、集団に対して左に位置していることもあり、左海面を使うことになります。通常この様な良いスタートをすれば、風上マークの上位回航は約束されたようなものなのですが、右に偏って有利な条件のあるこの様なコンディションでは、そう簡単に事が運びません。右を狙って我慢して伸ばした艇団が右に15度ほど振れた風をつかんでコース中央に寄せてくると、スタートのアドバンテージは全く無くなっていました。第1風上マークは24位で回航しました。その後、風速が落ち、風のむらの弱いところを走るなど、浮上できずに24位でフィニッシュしました。
第2レースは、本部船横で集団の中からのスタートになりました。ブラックフラッグの失格を避けたいとの思いが、前に出ることを躊躇させたのでしょう、10秒前にはじき落とされ、ブランケットの為に身動も取れない最悪のスタートとなりました。それでもブラックフラックの失格を避けれることができたのは不幸中の幸いだったと言えます。やっとタキングして右に出はじめたところところ、また風上でタッキングされ、かぶされてしまう、この様なスタートの時によく見られる苦しい展開となりました。3回のタッキングでようやくフレッシュウインドをつかめたのですが、その時点で、普通にスタートできた艇には大差をつけられていました。風上マークを23位で回航し、第2風上マークまでに18位と追い上げたのですが苦戦が続いていました。ランニングのコースに入るころから風は2メートル以下に落ち、それが風下マーク近くなって一気に6メートルに吹き上がってきました。後続の艇が塊となり、一気に迫ってくる状況で、この風に落ち着いて対応し、9位でフィニッシュしました。我慢のセーリングが最後に報われた形になりました。
明日のメダルレースも普段通りにレースをするだけのこと、のびのびとレースをして欲しいと思います。
