スカンジア セールフォーゴールド レガッタ 2010 (イギリス・ウエイマス) 8月11日 大会3日

小松 一憲

昨日の雨と強風、靄の天気から一転、高気圧に覆われ、穏やかに青空が広がりました。気温は最高気温19度と低く、イギリスには夏が無いのかと錯覚してしまいます。

風速4から5メートル、255度にマークがセットされ11時ぴったりにレースが開始しました。
原田・吉田組はアウトサイドリミット寄りの4番手で良いスタートをしました。リコール旗が上がったので、ひょっとすると二人が出てしまったのではないかと心配したほどです。久々に攻めたスタートで、そのまま行けば風上マークの上位回航は間違いないだろうと思えました。しかしマークにポートタックでアプローチする際、オーバーセールなり、加えて、後から聞けば、「途中、パフを取りに行こうとして、タキングのポイントを誤まった」とのこと、競っていたギリシャが2位で回航したのに対し9位の回航になりました。リーチングのコースとランニングのコースで1艇ずつ抜いたのですが、結局フィニッシュは9位でした。

近藤・田畑組はブラックフラッグの掲揚されたスタートで、ラインの中央から無難なスタートをしました。このところ危なげないスタートが続いており、安心して見ていることができます。第1風上マークは2位で回航したのですが、続くインナーコースのランニングで3艇に抜かれ、5位に落ちました。しかし、先に入ったオランダ艇のブラックフラッグの失格がありフィニッシュは4位でした。
初日から同じ様なシーンが見られるのですが、ランニングで抜かれる2艇、3艇を大変もったいなく思います。悪い順位で回航した時は、順位を上げてくることはあっても、上位で第1風上マークを回航した時は必ずと言っていいほど順位を落とします。ランニングコースでの勝負強さを、ぜひとも身に付ける必要があります。そのテクニックさえあれば、もっと楽にポイントを重ねることができるでしょう。

男子の第2レース、245度、風速6から7.5メートル、本部船寄りにできた艇団の左から5艇目に並び、見る限り悪くないスタートをしました。続いて行われる女子のスタートの為にスタートラインから動けず、アウターコースの風下で待っていたのですが第1風下マークを15位ないし16位で回航しました。回航後は、ほぼ全艇が沖の強い追い潮をつかむ為にスターボードタックを伸ばしていました。第2風上マークを回航し、再び風下に来た時には21位に落ちていました。その原因は「小さな風の振れに反応してしまい、徹底して潮をとらえに行った連中に負けた」とのことでした。リコール艇もあり17位の順位がつきました。

女子の第2レースは、アウトサイドリミットマーク寄り10番手の位置からスタートし、悪くないスピードでスターボードタックを伸ばしました。スタートの時点で、すぐ風下にいたドイツ艇がリコールしていたのですが、一緒に出るのを抑え、我慢したところは落ち着いた判断でした。潮の強い左方向に伸ばす間は良い走りをしていました。ところがタッキングをしたところからおかしくなりました。見ていても艇速に伸びが無く、どうしたことかと思っていたのですが、本人達も「後から考えれば、藻を引っかけていたかもしれない」とのことでした。海が荒れた翌日に藻が多く浮いているというのは、良くあることで、注意しなければなりません。風上マークを20番後半で回航し、その後は潮を考えたコース取りで何とか14位でフィニッシュしました。

レースも日程の半分を終わり、6レースのうちワーストの1レースをカットして近藤・田畑組は、オランダと1点差の2位にいます。残り半分のレースを丁寧に、一つ一つ積み上げるように戦って欲しいと思います。男子は、思うようにいかないレースの内容をしっかり吟味しなければなりません。さらに、チャレンジする気持ちは間違っても失ってはならず、元気良く後半を戦って欲しいと思います。