470世界選手権 最終日

Team ABeam スタッフ

最終日です。
泣いても笑っても今日でオランダ、ハーグ/スヘフェニンゲンにて開催された『470級世界選手権大会』はフィナーレの幕を落とします。
ラストデイを飾るにふさわしい(?!)、穏やかに晴れあがった美しい日曜日です。

ビーチにもハーバーにも人が溢れかえっています。
南西の風12ノット。午前11時出航。
バンピーな海にすっかり慣れてしまった体には、なんか物足りなくて、まるでピクニックに行くような気分です。
気がつくと周りは観覧ボートやヨットで埋め尽くされています。

午前中は男女とも上位10チームを抜いた残りのチームで順位決定戦が行われます。
午後1時55分、いよいよ観光客で溢れかえったビーチの前の海面で、(上マーク、下マークを其々2回廻るコース)メダルレースが行われれます。
最後までアタフタと慣れない様子の運営でしたが、最後はメディアへのアッピールも完璧。朝からスポーツニュースで流れ、何と海上にはライブカメラも含め5局のTVカメラが、 上空には撮影用ヘリコプターで、今大会のフィナーレをしっかり押さえます。
GBRは2012年五輪に向けて、スカンディアグループ専属のTVクルー送り込んできています。
報道体制一つとっても、日本との温度差を感じずにはいられません。
関わる人々の情熱が大衆を突き動かすのです。

大会の運営側にはリタイアしたお年寄りのボランティアで支えられています。何方もキラキラと輝いて、
張り切って仕事しています。プレスボートもボランティア。
我々が気に入っている頼りになるプレスボートのドライバーはとても勘がいいと思いきや、「20年前はここでよくセーリングしていたんだ…」と…、セイラーでした。
「荒城の月」を見事に口ずさむキャップテンもいます。

さて、41カ国、男子119チーム、女子62チーム、360名余り選手を迎えての大会は、男子は常連オーストラリアのベルチャー・ペイジ組が優勝、北京五輪銅メダリストの仏、シャルボニエ・ニコラスは銀メダルと手堅いところでまとまりました。
女子は新星ニュージーランド、ジョー・アレが大活躍で、もしや優勝かと思っていましたが、流石ベテラン、オランダのリサ・ウエスタホフが地元の強みに加えて見事な試合巧者なレース運びで逆転しました。
日本からは男子5チーム、女子2チームが参戦してましたが、残念ながらメダルレースに出られたのはチーム・アビーム近藤・田畑組だけでした。
彼女たちは総合6位で、男子、原田・吉田組は18位でした。
まだまだ世界のの壁は厚いの感はありますが、チームアビームは精一杯健闘しました。お疲れ様でした。
試合後、彼らはいつものように手早く荷物をまとめ次の試合地、英国ウエイマスへと旅立って行きました。

件の日本びいきのプレスボートのキャプテンは別れ際「お・に・ぎ・り!!」と叫びました。
どうやら「さ・よ・な・ら!」と言ったつもりだったようです。
ありがとう!スへフェニンゲンの皆さん!

現地レポート:塩澤朋子/PHOTOWAVE
写真:添畑薫/PHOTOWAVE