2010年 470級世界選手権大会 (オランダ・スヘフェニンゲン) 報告 7月12日 大会初日

小松 一憲
今日からオランダ・スヘフェニンゲンで大会が始まりました。ここはロッテルダムから北北東に20キロ、デンハーグの北西6キロに位置し、北海に面した長い黄土色の砂浜が続いています。ライン川とマース川の沖積土による遠浅の海岸でもあり、沖合に3マイル離れても水深は12メートル程度しかありません。海水の色は、海岸の砂と同じく黄色みを帯び、北京オリンピックのセーリング競技会場となったチンタオ(黄河の影響受けている)に似ています。潮流は海岸線に沿って上げ下げで転流し、Max2ノット、満潮の1時間前に最速となります。これまで、オランダの試合と言えばアイセル湖でしたが、海の波と潮流のトレーニングをおこなう為に、オランダのセーリング連盟が、ここにトレーニングセンターを開設したと聞きました。

男子119艇、女子62艇の参加で、今日から1日2レース、予選6レース、決勝6レース、最終日(18日)のメダルレースと10位以下のチームによるフリートレースと合わせ、計13レースが行われる日程になっています。ただし今日は風が弱く、レースはキャンセルされました。陸上待機をした後、午後2時半に出艇したのですが、吹いていた4メートル前後の風がレース海面に到着すると、すぐに無くなり、午後4時半「後日に延期」の旗が掲揚され、帰港しました。無風の中を海上で待つ間は、潮流が最速の時間帯だったということもあり、各艇とも、アンカーリングや潮流に向かって走り続けるコーチボートに繋がれていました。また、帰港した各艇がスロープに引き上る態勢に入った時、土砂降りと強風のサンダーストームが通過しました。時間にしてわずか15分、マストを折った艇もあったようですが、大多数の艇は難を逃れました。

明日は、レースの開始時間を1時間早め、午前11時から3レースがおこなわれます。風の予報は明日も微風の様です。ここでの練習の5日間、予報は外れることが多かったので、ぜひ外れてほしいと思っているですが、さてどうなることでしょう。現地での事前練習が今年は例年の半分、不安が無いわけではありません。しかし選手達の頑張りもあって、コンディション作りはうまくいったように思います。できればレースがすんなり進行することを願っています。