デルタロイド レガッタ 2010 大会報告 5月28日 大会3日
2010年05月29日 | コーチの声
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天気が次第に良くなってきました。前線が遠ざかった為か、空を覆う雲も次第に少なくなり青空が広がってきました。予報もピタリとあたり、強めの風が吹き、おかげで朝10時から、男女のレースがスケジュールどおり進行しました。とかく海の上で待つことの多いセーリング競技において、それを解決する為に、今日おこなわれたレースのスタートの手順様が、インターナショナルのレース委員会で検討され、近い将来、スタンダード化して行くのではないと予想します。一回のゼネラルリコール後、次は必ずブラックフラックを掲揚し「一分間ルール」とする。次にゼネラルリコールの後のスタートは10分以内に行う、また明らかにゼネラルリコールとなりそうなスタートはAP旗を上げて、新たにスタートをやり直す。以上3点がスタンダード化すれば、風が良ければの話になりますが、ごくスムースにレースが進行するはずです。
ちなみに今日のスタートは、全てゼネラルリコール後、すぐに適用された「一分間ルール」でおこなわれました。
風は時間と共に南西から西、そして西北西へと変化し、13時から15時にかけて強く吹き、Maxで11.5メートルになりました。
『男子第1レース10時、風向、235度、風速、6から7.5メートル』、『第2レース、11時15分、風向、245度、風速、6.5から9メートル』、『第3レース、12時27分、風向275度、風速、8から11メートル』、『女子第1レース、14時、風向280度、風速、8から11メートル』、『第2レース、15時15分、風向、285度、風速、8から10メートル』、『第3レース、16時25分、280度、7から9メートル』、以上がそれぞれのスタート時間と風のコンデションです。
風向は基本的に右に変化して行きましたが、約10度の振れ幅で左右に振れ、この振れに合わせて、コースをとるのが今日のポイントだったように思います。
男子は、3レース共に第1風上マーク回航の順位が悪すぎました。2回目のクローズホールドのコースで上がってくる力があっただけに、残念です。最初の風上マークと2回目の風上マークの回航順位を列記すると次のようになります。『17位~10位』、『34位~16位』、『20位~7位』、「落ち着いて風の振れをつかみ、良く抜いてきた」と誉めてやりたのですが、大会で好成績をあげるには、この第1マークの回航順位を10位そこそこで安定させる必要があります。第1風上マークの回航順位が悪いのは、いつも言っていることですが「スタートが悪い」、「スピードが無い」、「コース取りが悪い」のいずれかに原因があります。今日の原田・吉田組の場合は、スタートの失敗でした。スタートは、「狙う位置」、「狙い方」、「位置取り」、「出て行き方」などなど・・説明すると長くなりますが、自分達のスタートの何が原因でそうなるのか、クルーとスキッパーで問題を共有し、二人で改善する努力をして欲しいと思います。フィニッシュは10位、17位、7位、トータルで7位に浮上しました。
男子ほどではないにせよ、女子のスタートにも同じことが言えます。また、女子の場合、スタートに加え、ランニングのスキルもアップしなければなりません。第1レースは、メインシートの絞り遅れによる失敗スタートでしたが、がまんして伸ばした右のコースの選択が良く、6位で第1風上マークを回航しました。アウトサイドリミット寄りの6番手に並び、積極的に攻めた第2レースの第1風上回航順位は4位でした。第3レースは、ラインの真ん中で、出た位置が凹んでいたこともありますが、最初に伸ばした右方向、二回目のクローズホールドで伸ばした左方向、いずれもコースの選択が逆になり順位を落としました。フィニッシュは6位、2位、19位、トータルで昨日よりも一つ順位を上げ8位となりました。
強風のレースは、「コースの取り方」と「走らせ方」が、微風に似ているとよく言われます。コースを例にとると、ちょこまかタキングせず、しっかりパフに入り、風の振れを見極めて、良いと思われる方向に伸ばすということになるのですが、これは微風のレースにも言えることです。今日も失敗あり成功あり、いろいろ勉強させてもらいました。明日予定されている残りの2レースは、今年のヨーロッパ遠征前半最後のフリートレースとなります。選手それぞれが納得のいくレースをして、明日の午後7時から始まるメダルレースに臨めるよう頑張ってほしいと思います。
