470級ヨーロッパ選手権 6月14日(大会最終日)報告
2009年06月15日 | コーチの声
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抜けるような青空、快晴の一日になりました。朝、6時に出艇し、約25分曳航して、細長い湖の3分の1、南に移動してレースを行いました。朝のうち残っている、山から湖に吹き下ろす風は、165度、3・5から5メートルで安定していました。
7時8分、男子のゴールドフリートから始め、続いて女子、男女共にゼネラルリコールが一回づつあり、7時35分に女子がスタートしました。女子のトップを走っていた近藤・田畑組がトラぺゾイド・アウターの風下マークに150メートルまで近づいた時、レースが始まって1時間が経過していました。風は左の山の崖に近い所から急速に無くなってきました。男子は、第2レースを8時24分にスタートしたのですが、風上マーク到達までに湖面全体に風が無くなり、中止されました。続いて8時45分にハーバーに戻れの指示が出されました。
ハーバーに戻って風を待つこと、5時間半、それでも風は全く吹かず、午後3時、大会のレーススケジュールを終了する信号が出されました。結局、メダルレースはおこなわれず、今日の第1レースの安定した風の中、スタートからフィニッシュまで、非の打ちどころが無い走りで、トップを取った原田・吉田組が、2位に4点差を付けて優勝しました。女子の近藤・田畑組は、今日のレース、2位でフィニッシュし、トップに4点差まで迫りましたが、2位で大会を終えることになりました。
原田・吉田組は、本部船、横3艇、左から出て、すぐにタッキングし、右に少し伸ばしました。次に集団をカバーする為にコースの中央に出て行き、風を拾いながら風上マークをトップで回航しました。その後も安定した走りでトップをキープし、フィニッシュしました。
近藤・田畑組は、ブラックフラッグの上がったスタートで、本部船寄りに集まった艇団の中から素晴らしいタイミングで出ていきました。風上マークは、一艇身差の2位で回航し、インナーコースのランニングに入ってすぐにトップに立ち、第2風上マークから後続を30秒も離し、ほぼダントツに近い走りになりました。ところが、前述の通り、風下マークで付近で風が弱くなり、後続に追いつかれ、2位に後退してフィニッシュしました。
470級に於いて、ヨーロッパ選手権は、世界選手権に次ぐメジャーな大会です。優勝した原田・吉田組にとっては、海外での初優勝でした。これを励みに、そして謙虚に、なおいっそう厳しく練習に取り組み、強い選手に成長してほしいと願っています。
近藤・田畑組は、大会3日目、レース前にイスラエルの選手に衝突され、一時的ではありましたが、精神的にリズムを崩したのが響きました。気持ちを切り替え、調子を取り戻したですが、実施されたレースが少なく、あと一歩、トップに届きませんでした。しかし、デルタロイド(オランダ)優勝に続く2位、コンビを組んで半年の二人には、大きな自信になったことでしょう。今までの取り組みが間違っていなかった証明でもあります。ぜひこれからも、どん欲に練習し、世界を舞台に暴れまわる姿を見せてもらいたいと思います。
「勝って兜のを緒を締めよ」、「実るほど深く首を垂れる稲穂かな」の言葉を胸に、奥ゆかしさを持ち、スマイルいっぱいの、強いチームを目指し、私達は世界に挑戦することを誓います。
報告を終わります。


