デルタロイドレガッタ2009 大会(第3日)報告 5月29日(金) 

小松 一憲

終日快晴、オランダでは年に数えるほどと聞きますが、素晴らしい青空の一日となりました。予報では、午前北北東、午後北東、5から7メートルの風が徐々に上がり、7から10メートルになるということでした。風速は当たりましたが、北北東の風は東へ変化したのではなく、北へと振れていきました。しかし、風に恵まれ、スケジュール通りにレースは進行しました。

男子、第1レース、11時10分、風向30±10度、風速4から5.5メートル、本部船寄り、3艇左から出て、コースの右を狙おうとしていた艇の中では一番先にタッキングができました。
コースの3分の1、走った所でポートタックにタキングをし、中央に入って行きました。上マークのトップは、左半分を使ったグループから出ました。第1風上マークは、3艇、連なる形で3位の回航となり、そのまま順位が変わらず、風下マークまで行きました。第2風上マークには、3艇の中で、一番右側に位置して走り、何度かタッキングしながら1位に浮上しました。そして、フィニッシュまで、順位をキープすることができました。2番を走っていたのは、オーストラリアで、これを抜いて1位になったのは、自信にもなり、今後のレース運びに落ち着きが出てくることになるでしょう。

第2レース、12時35分、風向15±10度、風速4から5.5メートル、本部船寄り、5艇左から出て、即タッキングし、第1レース同様右に伸ばしました。しかし、左からの風も入り始め、左に伸ばしたグループが先行する形となりました。右の風を取りに行きながら、風が入るまで我慢しきれず、タッキングしました。もう少し我慢すればよかったのですが、コース中央へ切り込んでいくのが早すぎ、タッキングの回数も多くなりました。第1風上マークは、17位の回航でした。ランニングでは、北方向に振れて入ってきた風をうまくつかみました。その結果、風下マークで6位に浮上し、さらに第2風上マークで3位に上がり、順位を守ってフィニッシュしました。

第3レース、14時00分、風向15±10度、風速5.5から7メートル、アウトサイドリミットマーク寄り5艇右からスタートしました。やや凹みの状態から出て、1分30秒でホープレスに入り、タッキングしました。風速が上がってくるとアウトサイドリミット寄りから出るスタートが、どうしても凹み気味になります。第1風上マーク13位、風下マーク14位、第2風上マーク9位、風下マーク10位、フィニッシュ10位でした。

女子第1レース、15時00分、風向5±10度、アウトサイドリミットマーク寄り、5艇右からやや凹んでスタートし、1分走ってホープレスに入り、タッキングしました。スターボードタック艇のスターンを5~6艇通過し、艇団の風上に出て再び左に伸ばしました。走りは悪くなく、第1風上マーク手前で4位ぐらいのところに上がっていました。マーク直前でポートから来た艇に4艇入られ、7位で回航しました。風下マークで5位、フィニッシュは、良く追い上げて3位になりました。

第2レース、16時22分、風向360±10度、風向5.5から8メートル、1回のゼネラルリコールの後、ブラックフラッグが掲揚されました。本部船寄り、集団の風下からまずまずのスタートをして左に伸ばしました。風下には、強風を得意とするフランスがいたのですが、走り勝って、風上マークを2位で回航しました。その後、トップのイギリス艇に若干追いつきましたが、2位のままフィニッシュしました。

第3レース、17時37分、風向360±10度、風速8から10メートル、1回のゼネラルリコールの後、ブラックフラッグが掲揚されました。スタートラインの半分から本部船寄りに集まった艇団の真ん中から若干凹み気味のスタートをしました。少し走ったところで、風下の艇に突き上げられ、走りにくくなったのでしょう、タキングをしました。右に約2分走ったところでスターボードタックのリフトをつかみ、再び左に伸ばし直しました。10メートルのパフの中で、体の大きなチームの艇に対して走り負けることなく、第1風上マークをトップで回航しました。ランニングで風下に落としすぎの走りをしたのでしょう、下マーク近くで、後続に追いつかれ、2艇に抜かれ、3位で回航しました。第2風上マークに行く間に、一時は再びトップの位置に出ました。しかし、風が少し落ちた時に2艇に前に出られ、結局、順位は変わらず、フィニッシュしました。

レースの日程、半分を終わったところで、男子は8位、女子は1位とまずまずです。しかし、内容は、改善しなくてはいけないところがまだまだ多く、素直に喜ぶことはできません。
「成績は後からついてくる」という気持ちで、日々、レース毎に見つかる課題や発見を自分の中にしっかり留めることに専念してほしいと思います。