デルタロイドレガッタ2009 大会(第1日)報告 5月27日(水)
2009年06月01日 | コーチの声
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25日の夜から26日の朝にかけ、前線が通過し、大雨と雷の嵐となりました。その前線に引っ張られる形で昨日と今日、西南西(230度から250度)の強風が吹きました。このデルタロイドレガッタは、11時から男子(2グループが)が先に3レース行い、その後14時半から女子が3レースするというスケジュールになっています。夜9時過ぎまで明るく、風が朝から夕方まで、シーブリーズのように画一的に変化することが無いという特徴が、このスケジュールを可能にしているのでしょう。
第1レース、11時10分スタート、風速・9から13・5メートル、風向・240±10度、原田・吉田組は2グループ目のスタート、インナーループのコースでした。スタートラインの作り方が上手だったのでしょう、ライン上に集団ができることなく、均等に散らばり、その真ん中からスタートしました。
強風の真ん中狙いは、シバーしている間に風下に大きく流れることもあり、ライン中央での凹みが大きくなる傾向があります。それを計算に入れ、メインシートを早めに締めて走りださなくてはいけません。待っている時に、ラインの両サイドが見えたのでしょう、少しひるんでメインシートの引きが遅れました。10秒後には、風下艇のホープレスに入り、逃げのタキングをしました。ところが、そのタッキングの失敗で沈をしてしまいました。後で理由を聞けば、一旦切ったジブシートが、再びカムクリートにかかったとのこと、第1レースのスタートラインに近いところでの沈ですから、目立ちました。
一回で起こせず一回転し、2回目に起こして走りだしたのですが、艇団は、はるか先を走っていました。風上マークは、それでも後ろに5艇、下マークで25位、第2風上マークで17位、サイドマークで16位と上がっていきました。しかし、サイドマークのスピンホイストで再び沈をしました。2回目の沈は、後続が離れていた為、スピンが上がった状態での沈でしたが大事に至らず、15位でフィニッシュすることができました。
大会初日、第1レースでの2回の沈、いかなる理由があろうと、あってはならないことです。泣きたいくらいの悲しみを覚えます。このくらいの波と風、これまで何回、タッキングやスピンホイストを練習したのでしょう。お金と時間をかけ、風を求め、遠くの練習地に出かけて行ったのは何の為だ他のでしょう。全ては、強風のスピードと、レース中数えるほどしかない基本動作ですが、それを確実にこなす為だったのではないでしょうか。まだまだ、練習の取り組み方が甘く、厳しさが足りなかったと、私自身、反省しています。
第2レース、12時35分、風速・10から15メートル、風向235度±10度、リミットマーク寄り5番手から無難にスタートしスターボードタックを伸ばしました。第1風上マークに3回のタッキングで到達しました。強風時に、このようなシンプルなコース取りができれば、文句ありません。第1風上マークを4位で回航しまし、風下マークまで、その順位をキープしました。第2風上マークへのコース取りで、風下マーク回航後、トップの2艇と反対方向への走りをすることで、順位を落としました。トップは、今日の2レース共にトップを走った地元の選手でした。第1風上マーク4位といのは、上出来の順位です。取るべきコースは、守りを考えたコースでなくてはなりません。反対に行くことは攻撃になります。結果は第2風上マーク7位、フィニッシュも7位でした。
第3レースは。風速がさらに上がってくると予想したのでしょうか、それとも2レースを実施できたからもう良いと判断したのでしょうか、マストを曲げるなどのトラブルを起こし、リタイヤーする艇が多かったからだったのでしょうか、いずれにしても、レースは中止され、ハーバーに戻るよう指示が出ました。
女子も陸上待機のまま、午後5時半、今日のレースはすべて中止とる信号が出て、男子の2レースだけで終わりました。
2レースのトータルで18位につけました。初日は、「無難に」のセオリーからすれば、厳しい入り方になりました。ここから追い上げるには、1レース、1レースを大事に戦う以外、方法はありません。
明日は、風が5から7メートルとの予報が出ています。どうせなら、もう少し強風が吹いてくれて、課題としている、原田・吉田組の強風のクローズホールドとレースのまとめ方を勉強したかったところです。まだまだ、どんなコンデションも勉強しなくてはいけないことだらけ、世界中の選手が、試合から試合を追いかける理由は、経験を積み、自然と人が相手の難しいヨットレースを「賢く戦う力」をつけるところにあるといえます。
