2008年06月 アーカイブ

小松 一憲

メダルレースが11時に開始され、天気は曇り、風向230±10度、風速3から4m、のコンディションでスタートしました。コースは、風上~風下を3周。スタートラインは、5度、リッミトサイドマーク有利に設定されていました。左から2番目に並び、無難にスタートして、左に少し伸ばしたところでタッキングをしました。その後はコースの中央に展開し、振れにあわせて走ったのですが、結果的に大きな振れを待って、両サイドに伸ばした艇のどちらにも負けて、第1風上マークを4位で回航しました。風下へのランニングでは、右のコースを選択したのですが、左にジャイブして角度をつけて走ったほとんどの艇に先行され、7位に落ちました。二回目のクローズホールドのコースに入って、風が6mに上がってきました。コース上に風のむらがなくなり、トリッキーな要素が少なくなりました。スピードも他の艇に比べ、はっきり良くなっていて、第2風上マークでは、トップに浮上しました。その後は2位以下を徐々に引き離し、53秒の差をつけてフィニッシュしました。

メダルレースに残ったのは、デンマーク、ギリシャを除き、他は、ロンドンを目指す選手達でした。勝って当たり前のレースで勝っただけです。喜びを大げさに表すことなく、二人が淡々としていたのは、たいへん良いことでした。この場面では、大喜びなどすべきではなく、内容をきちんと分析すべきでしょう。第1レグのコースで風の振れをしっかり捉えるまで我慢して走れたか?ランニングのコースで空の黒い雲の厚いほうを走ったか?風の弱いランニングで風下に落としすぎていなかったか?二回目のクローズホールドのコースで空の暗さ、海面の色の濃さは右のコースだったのではないか?

私は、「もし神様がいて、まったく同じレースをもう一度やらせてくれたらどうするかをしっかり考えるべきだ!」ということを、よく選手に言います。1レース、1レースの経験を積み上げて、そつの無い選手、賢い選手、経験の引き出しを多く持った選手と評されるようになって欲しいのです。

3時半から、キールウイークで実施された、すべてのオリンピッククラスの表彰がありました。最後に表彰された近藤・鎌田組は、ベストクルー賞を授与されました。並べたスコアー(1・2・2・1・1・1・1・1・1・1・1)が素晴らしく、内容も大半がダントツだったのが評価されたのでしょう。もらった470級優勝のプレートには、1995年以降の優勝者の名前が刻まれていました。一番上にアトランタオリンピックの銀メダリスト、重由美子・木下アリーシャ組の名前がありました。これを励みに次なる目標に向かって、元気よく、練習に取り組んで欲しいと願っています。      

報告を終わります。


キールウィーク2008 女子470級成績

近藤 愛 & 鎌田 奈緒子

メダルレースでも1位☆
優勝しました~(^_^)v

金メダルとプレートの他に、ベストスコア賞を頂きました。
大きいカップです(*^_^*)



小松 一憲

前線の影響で今日も朝から雨が降り、午後になって、時折青空が雲間から顔を出すまで回復したのですが、黒い雲が頭上を通過するたびに小雨がぱらつく、すっきりしない一日となりました。風の傾向も昨日同様、時間の経過と共に右へ右へと振れていきました。「10時30分、235度、5から6・5m」、「第1レース、11時05分、245度、6から8m」、「第2レース、12時23分、250度、5・5から9m」、「第3レース、13時33分、265度、8から10m」、レースが終了し、ハーバーに戻る途中(15時30分)、270度、9から12mの風になりました。

風が上記のようなパターンの日は、右から入るパフをつかみにいき、つかんだところでコースの中央に寄せる、というのが基本的なコースのとり方になります。スタートする際は、闇雲に右にコースをとろうとするのではなく、スタートラインが風のどの状態(角度)に対して設定されているかを考えます。風向の平均を取って設定されるのが普通ですが、スタート及びコースを設定する責任者の考えで、右に振れようとする風にあらかじめ対応して設定してある場合もあります。また、風の振れ幅の中で時間的に長く吹く風にあわせることもあります。次に右振れのパフの中(周期)でスタートしようとしているのか、パフが終わった状態であるのかということもスタートラインに並ぶ時に頭に入れておかなくてはなりません。艇がどこに集中するのか、あるいは散らばるのか、を予測し、並ぶ位置を決め、最後に自分を囲む左右の選手との駆け引きが、これに加わります。

「スタートは良かった、スピードも悪くなかった」、にもかかわらず、上マーク回航順位が悪かったという選手に「どのようなスタートだった」と聞くと、よく、次のようなコメントが返ってきます。集団の形だけに対応して位置取りをした選手は、「集団の混乱を避け、集団のやや風下の安全なところから出ました、でも・・・」、また、スタートラインの傾きだけに対応して位置取りした選手は「有利サイドから、ちゃんと出たんですけど・・・」。いずれにしても、スタートは簡単ではありません。

近藤・鎌田組は、今日の3回のいずれのスタートもきれいに出ることができました。1回目は、本部船寄りにできた集団の左から8番手。2回目は、本部船横の5番手。3回目は、アウトサイドマークから3番手。スタートラインの中央、右、左と違った場所からのスタートでした。レーシングテクニックのベースとなるスタートが安定してきたことを、大変心強く思います。「とにかくスタート、まずはスタート、普通のスタートを」と私はずっと言い続けてきました。スタートが安定すれば、第1風上マーク順位が安定し、レースの順位も安定してきます。今回の成績(1・2・2・1・1・1・1・1・1・1)がそれを証明しています。今日の第1レースは、第1風上マークの6位から追い上げ、2位に23秒の差をつけて、トップでフィニッシュ。後の2レースは、第1風上マークからトップで、それぞれ43秒差、50秒差とダントツになってフィニッシュしました。明日のメダルレースは、ビリでフィニッシュしても余裕のポイント差で優勝できます。

歴史あるキールウイークでの優勝ですが、現在の世界ランキング(2位)を他の参加選手と比較すれば、最初から勝って当たり前と言われるでしょう。しかし、勝つべきところで、きっちり勝てたことを「よくやった」という言葉を添えて、私は評価します。そして、勝ったこと以上に、オリンピックを前にレーシングテクニックの引き出しを増やし、一歩前進できたこと、確実に駒を進めることができたことを嬉しく思います。
まだ明日のメダルレースを終えていないキールウイークですが、チンタオの海での次の練習に思いを馳せています。手綱を緩めることなく、兜の緒をしっかり締め、歩みを進めていきます。

男子の原田・吉田組も全力で毎日頑張っています。ぜひとも1レース、1レースを真剣に走り、ぜったい手ぶらでは帰らないぞと自分に言い聞かせ、勉強をしてほしいと思います。

キールウィーク2008 女子470級成績

近藤 愛 & 鎌田 奈緒子

キールの海上には、このような帆船がたくさん帆走しています!
(Photo by小松コーチ)


夕食後、時計を見ずに2分間ぴったりを当てるゲーム。
スタートのカウントダウンに役立ちますネ(^ー^)v

近藤 愛 & 鎌田 奈緒子

今日は260度の風で3レースしました。スエーデンの選手が昨日で帰ってしまったので、さらに寂しくなりました。フィギュアスケートの浅田真央選手がよく『ノーミスの演技をしたい』と言っていますが、ヨットレースも同じでミスが少ない人が前を走るわけで、私達もミスをしないレースを心掛けています。今日も3本とも良いスタートが切れました。ひとつ上から出た中国チームがリコールだったので、私達はジャスト!!スタートで頭を出せるとその後の展開が楽でした。1ー1ー1(^_^)気持ちいいです。

明日の上位10艇でのメダルレースは、コースが短いので動作勝負になります。気を引き締めてやってきます。

小松 一憲

朝から冷たい雨が降り、海上の気温は、私の時計に付いている温度計で3・8度を示していました。相模湾であれば真冬の寒さです。北緯54度30分、キールは、一旦天気が崩れれば、6月下旬であっても、この寒さになることを覚えておかなければなりません。といっても、私達は、3月にヨーロッパ入りした時の衣類をそのまま持っていますから、特に困ったということではありません。

9時30分に出艇し、レースエリアに到着した10時25分のコンディションは、180度、3.5から5m、11時15分に190度、4.5から6.5m。スタートが始まった11時30分に210度、8から10m、さらに第2レースの13時30分には、6から7m、230度の風が入ってきました。時間の経過と共に風向は右へ右へと変化していき、雨は13時に上がりました。その後、青空も出たのですが、不気味な黒い雲が西方向に出現し、雲の下は、白く煙っていました。予定されていた第3レースが中止され、ハーバーに帰りました。ハーバーへもどる途中、一時的に15mぐらいのパフが入ってきました。中止した理由は、大風が吹いてくるのを予想したからかもしれません。

第1レース、本部船寄りに集まった艇団の左から4番目でスタートしました。きれいなスタートでした。左に少し伸ばしたところで、右に展開した艇団を追ってコースの中央に向かいました。第1風上マークをトップで回航し、それをキープして第2風上マークでは、2位のスエーデンに対し20秒の差をつけていました。その他の艇を大きく引き離し、2艇だけの戦いになったのですが、最終風下マークでは半艇身差まで追いつかれていました。先に回航動作に入ったのですが、マークとの間が少し開いたのを見逃さなかったスエーデンにインに入られ、風上側から抜かれてしまいました。どうして、防御の行動(マークとの間を風上にバウを向け、ラフィングして塞ぐ)をとらずに、あっさりと風上側を通過させてしまったのでしょう。スエーデンは、OCSのスタートで失格だったために1位の順位が付きはしましたが、1対1の競り合いの弱さというか淡白なタクティクスが気になりました。

第2レースもスタートした位置は第1レース同様、集団の左5番目、これもスピードに乗った良いスタートでした。第1風上マークを2位に10秒の差をつけて、トップで回航しました。第2風上マークでは、その差を45秒に広げ、またまたダントツになりました。フィニッシュまで45秒の時間差は変わらず、2位でフィニッシュしたのは、やはりスエーデンでした。

今日の2レースを1、1、でまとめ、ポイント的には2位以下を引き離しました。オリンピックで顔を合わせる、スエーデン、デンマーク、中国、エストニア、ギリシャといったチームに、5から6mの風速域での強さを、ダントツの走りで印象付けました。選手として「慢心」=「過信」=「油断」=「進歩の停滞」の関係を忘れてはなりませんが、オリンピック前に精神的に優位に立つことは、大きな意味があります。迷いが消え、自分の技術に自信が持てる。余裕が出てきて視野が広くなる。競争相手に一目置かれ、勝負がしやすくなる。メリットをあげれば、まだまだあるでしょう。しかし、最後の最後まで謙虚に、そして、ひたむきに努力することが大切です。私はチームアビームにそういったスタイルが定着することを望んでいます。

男子の原田・吉田組は、今日からシルバーフリートで戦うことになりました。このレベルは、各国のオリンピック代表が顔をそろえ、出場してきたと仮定すれば、ブロンズのグループです。何事にも、真正面から取り組み、くれぐれも、めげたり、いじけたりすることの無いよう、頑張らなくてはなりません。きっと「泣きたいくらい悔しい」のではないでしょうか。でも現実なのです。セーリング競技を志す選手として、ゼロから出発するぐらいの決心が必要です。


キールウィーク2008 女子470級成績

近藤 愛 & 鎌田 奈緒子

今日のキールは、朝から雨でフルスーツでも寒く感じるくらいの1日でした。
11時のスタートに合わせて、9時過ぎには出艇しましたが、その頃は風速4メートルだったのですが、11時をまわる頃には黒い雲とともに風速8~10メートルになりました。キールの陸風(今日は190度)は、シフトとブローの強弱が激しく、上手く振れに合わせていかなくてはいけません。

私たちは、今日もスタートが決まりました。
今までアウターばかり見ていたのですが、スタートの10秒前まで本部船を振り返って確認するようにしたら、ラインがはっきりと見えてシートを絞るタイミングが良くなりました。ラインがはっきりと見えることで、上集団がリコールしていても釣られてしまうことなく、冷静にスタートすることが出来ました。
コースどりでは、前回のヨーロッパ選手権で学んだので、無駄なタックが減り、しっかりブローに入るまで我慢するようになりました。

今日は、2レース行いましたが、1-1でした。
最初のレースでは、スエーデンと競り合い、最後のマークでインに入られ2位でフィニッシュしたのですが、スエーデンがリコールでした。

スエーデンとの競り合いで勝てなかった、土壇場での動作の失敗が今日の反省点です。

1位チーム・アビーム7点
2位デンマーク21点
3位スエーデン22点

チーム・アビーム男子28位(シルバーフリート1位)

小松 一憲

今朝も快晴の天気から始まり、昨日同様9時から雲が出てきました。ただし今日は西の風で、風向が180度違っています。陸から比較的低く、大きな雲のかたまりが、左右、そして真上と不規則に海面上空を流れてきたのですが、そのたびに風向の変化と風速のアップダウンがありました。今日から三日間、午前11時に最初のスタートが始まり3レースが実施されます。第1レースは、風向250±10度、風速8から11m、第2レース及び第3レース共に、風向260±15度、風速5から8m、コンパスで風向を確認しながら雲の厚い方向へ、あるいは近い方向へと走る、このコースの選択はキールに限らず雲がある日のセオリーです。

近藤・鎌田組は、今日の3レース、スタートが安定していました。スタートが安定するとコースの取り方にも余裕が出て、第1風上マークの順位が安定してきます。上マークの順位が良ければ、まずは一安心、後は丁寧にレースをして順位を上げる、あるいはキープすればよいのです。第1レースは、少しタッキングの数が多く、ちょこまかしたコースの取り方をしていました。第1風上マークを5位で回航しました。風下マークの回航後、6位の艇と共に右に伸ばしたのですが、この選択が正しく、次の風上マークでは2位に浮上しました。1位は、6位で回航し右に一番伸ばしたスエーデンでした。ただし、2位まで上がれば文句はありません。

第2レース、第3レース共に本部線寄りに出来た集団の左から4ないし5番手の位置を狙い、きれいにスタートしました。第1風上マークの回航は、第2レースがトップと鼻の差の2位、第3レースはトップでした。どちらもサイドマークまでにトップとなり、風下マークでは2位の艇に15秒の差をつけていました。第2風上マークでは45秒。フィニッシュは判で押したように70秒の大差をつけ、ダントツでフィニッシュしました。
日本への一時帰国、試合前の練習は1日だけ、あわせて、オランダの試合でマストを曲げ、チンタオ用にマスト2本をオランダから送ったこともあり、ベストの状態でこの試合に臨んでいるわけではありません。ただし、それは、ここに出場しているオリンピック代表選手全員に多かれ少なかれ共通するハンディキャップでしょう。チンタオに行って現地で練習をおこなう、あるいは準備期間とする、休養をとる。この時期、各国のオリンピック代表はそれぞれの考えで行動しています。「レーシングテクニックを磨く」、「レースの勘を研ぎ澄ます」の目標を掲げ、この大会への出場を決めました。その意味でも、メダルレースを含め、あと7レース、今日のレースのように、きちっと勝つレースをしてほしいと思います。

キールウイークに女子の470級が登場して21年がたちます。その間、1992年、94年、95年と三回、重由美子選手、木下アリーシャ選手のペアーが優勝しています。また、アトランタオリンピックで銀メダルを取った1996年もこの大会に参加してから現地入りしたと記憶しています。二人が目標とすべき立派な成績を残しているだけではなく、オリンピックをめざす近藤・鎌田両選手に、先達として道を提示してくれていると私は理解しています。

原田・吉田組も今日のスタートは3回ともきっちり出ていました。艇のスピードやコースの選択に不満はありますが、スタートだけでも、何かつかんでくれれば、それで良いでしょう。
レースが終わってハーバーまで、クローズホールドを約1時間、練習しながら帰りました。センターボードを上げ、ブームバングを使い、滑らしながら走る感覚を、ようやくつかみかけたように思います。それを試合というプレッシャーの中で再現するには、まだまだ、一に練習二に練習、三、四が無くて・・・です。

キールウィーク2008 女子470級成績

近藤 愛 & 鎌田 奈緒子


今日は昨日と逆で陸からの風でした。今日はレース海面までランニングで35分。昨日と比べたら、早く着いた~という感じでしたが、その分3レースした後のハーバーまでの帰りのクローズは、遠すぎでした‥が、鍛えられました(-_☆)。

11時スタート、260度・6~12mの風の強弱がある海面にも関わらずピンをつめ目にセットしてしまいました。なんとかごまかして走り、2位。

5~9mまで風が落ちた2,3レースは、スタートから頭を出せて、雲を見て風を見て、相手を見て、1ー1位とまとめる事が出来ました。

1 アビーム女子 7点
2 デンマーク 16点
3 スエーデン 20点

アビーム男子 30位


キールウィークはキールに100年も続くお祭りで、ハーバーにはドイツ名物ウインナーやビール、ケーキやクレープなど沢山の屋台が出ていて、小さい子供からおじいちゃんおばあちゃんまでがこのお祭りを楽しんでいます。資生堂のシャンプーのCMに出ていた様な帆船や日本丸みたいな帆船、そしてレース艇がキールの海を埋め尽くして、陸から見ていても美しいです。ドイツのヨットの歴史を感じる大会です。
3レースして、ハーバーまで1時間半のクローズを走った私たち、着艇してウインナーとポテトを食べたのは言うまでもありません(~o~)

小松 一憲

快晴だった空に、午前9時頃から雲が出てきました。海から吹く東の風は、気温も18度と肌寒く、4月頃の服装が必要となります。初日のスタート開始時刻は13時、2レースがおこなわれました。風向80±10度、風速、第1レース6から8m、第2レース7から9m、コンディションは安定していました。この風向の風が吹くと470級のコース(Fエリア)には、右の岸に向かって走り、岸沿いにベンドしてくる風をつかんで風上マークに向かうというセオリーがあります。これがセオリーとして定着したのはいつの頃だったのでしょう、30年?40年?歴史あるキールウイークのことですから、もっと前なのかもしれません。

第1レース、近藤・鎌田組は、スタートラインの半分から本部船寄りに集団ができたところで、その真ん中からきれいに出て行きました。大会の初日、第1レースから無難なスタートをするところを見るのは久しぶりです。ヨーロッパ選手権(イタリア・ガルダ湖)の二日目に「スタートに復調の兆しが見える」と報告しましたが、改めて今日、それが確かなものであるとの印象をうけました。ほとんどの艇がスタート後、早い機会にタッキングをして右に伸ばしたのに対し、左に少し伸ばしたぶん、苦しくなりましたが、第1上マークをトップで回航し、その後もトップをキープしてフィニッシュしました。

第2レースは、最初から右を狙い、本部船寄りの4番手でスタートしました。10秒も走らないうちに自分から風下に落とし、ルームを作ってタッキングしました。このタクティクスは、何が何でも右に方向変換しなくてはならない時に用いるもので、強引な行動でした。もう少し落ち着いて走っても良かったでしょう。しかし、結果的に誰よりも右に伸ばしたことで右のベンドしたパフをつかむことができました。第1風上マークは、2位に20秒の差をつけて、トップで回航しました。サイドマークでは、その差を30秒にひろげ、ほぼダントツ状態になりました。その後のランニングで風下マークを間違えるという凡ミスがあって、2位に後退しました。誰にでもわかる大きなマークを見誤る、まさかのミスです。このようなミスが現実に起こるのがレースなのです。後で聞けば、近藤選手は片方のコンタクトが曇って、ほとんど片方だけの視力でレースをしていたとのことです。よくやったと褒めてやりたいところですが、オリンピックでは絶対あってはいけないことです。これを機に常に予備を携帯して海に出るべきでしょう。

この日のレース結果は1位と2位でした。ただし、高い目標に向かって、より確かなレーシングテクニックの習得を前提にして言うのであれば、今日のレースで起こったことに限らず、終わり良ければ・・・で済ます事など有ってはならず、対策を講じたうえで胸に刻み込む必要があるでしょう。この大会は、勝って当たり前の顔ぶれかもしれません。勝てるところで取りこぼし無く勝つ、言葉で表現すると簡単ですが、なかなか難しい貴重な勉強であると考えます。

男子の原田・吉田組は、今日の第2レースで早すぎるスタート(OCS)をして失格しました。彼等は、3月以来、プリンセスソフィア(スペイン)で2回、イエールオリンピックウイーク(フランス)で2回、ヨーロッパ選手権(イタリア)で2回、今日を合計すると7回、OCSをしたことになります。一年の海外遠征で、これほど多くのOCSを経験したチームは、過去の日本のセーリング界に存在しません。その経験を「うらやましい」とも「もったいない」とも言うことができるでしょうが、いずれにしても国際レースの中で貴重な勉強をしています。欲は言いません、せめて、今から2年後の2010年までに、特に良いスタートなどではなく、無難なスタートができる選手になってくれることを望んでいます。あの手、この手は勿論のこと、言葉も選んで指導するつもりですが、彼ら自身が自分達の努力で、あるとき、目が覚めるかのように「臨機応変に対応し、間合いを取り、時間に合わせて出て行くスタートのテクニック」を習得できると信じています。その瞬間が私の予想を上回る早さで訪れることを楽しみにしています。

キールウィーク2008 女子470級成績

近藤 愛 & 鎌田 奈緒子

今日からレースが始まりました。
13時スタート、女子が先にスタートで2レース行いました。
今回のレースは、オリンピック代表が私たちを含めて5チームいますが、その他の選手達は先に青島で練習をしているそうです。

艇数が少ないとはいえ、1位を確実に取ることは難しいし、克服しつつあるスタートや順位の安定さなど、まだまだ完璧に自分達のものにしなくてはいけないことがたくさんあります。
そして、レース感覚を最後まで磨き続け、良い状態で青島へ行きたいと思っています。

今日は、風速5~9メートル、風向80度で去年のレースで経験済みのキールでは良く吹く風でした。470のコースエリアは、ハーバーから遠くクローズで1時間30分掛かる海面です。

今日は、スタートから良く集団から頭を出すことが出来ました。
今回のレースは、今までと違うマストで(少し固め・オリンピック用にマストを送ってしまったので)スピードに伸びがあまりなかったのですが、マストの倒しをいつもより強風よりにセッティングして、マストを曲げていったら大分良くなりました。
そして、フリーの走りが良くなりました。
パンピングフラッグが揚がり、スキッパー・クルー2人でおもいっきりパンピングしていますが、波に乗せるときの角度をいつもよりつけ、波に乗ったあとスピードが落ちる前に次の波に乗る‥
常に一番良いスピードが出る角度で走らせるようにしたら、良くなりました。
毎日、必ず学ぶことがあります。
明日からも一つ一つ大切にレースをします。

女子
1位チーム・アビーム1-2
2位デンマーク5-1
3位中国4-3

チーム・アビーム男子は、今日2レース目にリコールしてしまいました。積極的に行ったのが裏目に出てしまったようです。
明日からも、気を引き締めてレースをします。

33位チーム・アビーム男子 6-OCS



チーム・アビーム男子 原田龍之介・吉田雄悟

快眠(^з^)

近藤 愛 & 鎌田 奈緒子

ヨーロッパ選手権後、一週間帰国して五輪派遣手続きナドをして、キールウィークに参加する為、ドイツ・キールに戻ってきました~(*^_^*)

『一週間帰国したから、日本時間に戻っちゃったねー‥』と二人で話しながらサッカーのヨーロッパ選手権を見ていたと思ったら、近藤選手静かになりました。横を見ると、アイマスクに耳栓をつけてしっかり寝ていました☆

明後日からレースなので早く時差に対応しようと頑張って、そんな姿になっていました。
結果、時差ぼけもほとんど感じず朝まで熟睡(^ー^)/

皆さんも寝むれぬ夜は、アイマスクと耳栓使ってみてください(☆_☆)

Team ABeam スタッフ

チーム・アビームは北京前の最終調整レース、ドイツのキールへ旅立ちました。レースは日本時間25日からとなります。

徐々に北京への盛り上がりが高まりつつあるこのタイミングに、動画配信サービス「GyaO」さんがチーム・アビーム特集第3弾を組んでくださいました☆

本日配信スタートです♪

GyaOは簡単な登録だけでパソコン上で見れる無料動画サービスですので下記のリンク先から是非皆さんご覧くださいましたらと思います!!


特集ページ:http://www.gyao.jp/sports/sailing/
スポーツch:http://www.gyao.jp/sports/
GyaO:http://www.gyao.jp/


併せて第1弾・第2弾の映像も7/31(木)正午まで配信されます。

日本代表最終選考のメルボルンでの緊張感あふれる最終レースの模様。沖縄座間味合宿での、荒れ狂う波の中での貴重なセーリング映像。そして美しい座間味の自然。ヨーロッパ遠征のハイライト・・見所満載です!!

是非映像をご覧頂き、チーム・アビームへのご声援のほど引き続き宜しくお願いいたします☆

最終調整

近藤 愛 & 鎌田 奈緒子

オリンピック前の最後のレース出場のため、ドイツのキールへ行ってきます!

目標は、ただ一つ☆




私もキール行きたいワン♪(近藤家のわんこ)

近藤 愛 & 鎌田 奈緒子

今日は、セーリング日本代表記者会見とJSAF壮行会が行われました。

記者会見には、たくさんのメディアの方々が来てくださりました。テレビカメラもたくさんあり、私たちは緊張・・・(;^_^A

やっぱりあの独特の雰囲気は慣れません。
上手く話せませんでしたが、オリンピックでの決意を精一杯伝えてきました!

なんだか、コンカマという呼び名が定着してきたみたいですが、いいのでしょうか(・・?)
かまぼこの名前みたいと言われますが・・・

夜の壮行会では、私たちが代表となるまでに、ずっと支えてきて下さった方々にお会いすることができました。すごく喜んで下さり、これまで頑張ってきて良かったな、と改めて思いました。

オリンピックまで49日☆
ラストスパートです!

キールウィーク、青島現地合宿そして、本番を迎えますが、残された時間出来る限りのことをし、ベストコンディションで大会に望みたいと思います。

Team ABeam スタッフ

チーム・アビーム近藤、鎌田が、明日19日(木)、TBSの番組「朝ズバッ!」で紹介される予定です。
イタリア・ガルダ湖で行われたヨーロッパ選手権の最新映像も放映予定です。
オンエア予定は以下の通りですが、内容によって変更になる可能性があります。

【番組情報】
番組:TBS 「朝ズバッ!」
放映日:6月19日(木)
放送時間:5:30~(チーム・アビームは6:40頃オンエア予定)
番組HP:http://www.tbs.co.jp/asazuba/
出演者:みのもんたさん、他

近藤 愛 & 鎌田 奈緒子

16日に帰国しました。
22日にドイツ出発なので、1週間の帰国です。

この1週間は、取材やJSAF壮行会に出席するために帰ってきました。
昨日は、葉山マリーナで「SPORT」の取材を受けました。雨女の私たちですが、晴れて良かった(о^∇^о)

今夜放送予定のようです。
今日もたくさん取材を受けますが、時差ボケを吹き飛ばすくらい元気に頑張りますε=┏( ・_・)┛

こんなに忙しくても、帰国時の楽しみは、忘れません!
スーパー銭湯、美容院、マッサージ、ワンコと戯れる、美味しいご飯等々・・・
心も体も癒し、リフレッシュします。湯船につかると、ホッとしますね(*´∀`*)

20日のJSAF壮行会では、たくさんの方々にお会いできるのを楽しみにしています。


Team ABeam スタッフ

チーム・アビームの近藤、鎌田が、本日18日(水)夜、フジテレビの番組「SPORT」で紹介される予定です。オンエア予定は以下の通りですが、ニュースの内容によって変更になる可能性があります。

【番組情報】
番組:フジテレビの番組「SPORT」
放映日:6月18日(水)
放送時間: 23:55~(チーム・アビームは24:15頃オンエア予定)
番組HP:http://wwwz.fujitv.co.jp/bangumi/index.html
出演者:三宅、平井、本田アナウンサー

小松 一憲

昨晩降った雨は、ガルダ湖を囲む2000m級の山の頂を白く雪化粧していました。気温も低く、今年の4月、ここで試合した頃の季節に戻ってしまったようです。

空は曇っているのに、12時に北の風が止んで、南方向から、良い風が入ってきました。それぞれのグループのレースが開始された13時に7mから9m、女子のメダルレースが開始された15時頃には10m以上の風になりました。マックスは13m以上あったように思われます。ここガルダの特徴でしょうか、吹き上がり始めて30分がピークで、その風は長続きせず、1時間もしないうちに平均で2mほど落ちてしまいます。この吹き上がってきた風に、いつもだまされ、ついオーバーなマストの倒し方をして失敗します。おおよその見当は付くようになりましたが、このあたりを正確に予測することは、私自身もできません。

今日の近藤・鎌田組もマックスに強風のチューンナップで走りました。しかし、ハーバーを出て行き、スタートを待つまでの時間帯が風速のピークで、スタート時には、少し落ち始めていました。このような場合、センターボードを上げる量、ジブシートのひき具合、ジブのトラベラーの調節、カニンガムホールの引き具合、ブームバングのかけ具合などを調節して、落ちてきた風に対応します。スタートして右方向に伸ばし、タキングするところまでは、トップの走りをしていました。ダントツになるのではないかという走りをしていました。しかし上マークにアプローチするわずかな時間に風が落ち、急に走りがおかしくなりました。上マークは、3位で回航し、第1風下マークも1艇身差で3位、これから追い上げると言う時にスピンのシートを船底にくぐらせてしまいました。スピンを下ろす時のタイミングが悪かったのでしょう。このタイミングと言うのは、スキッパーがスピンハリヤードのカムクリートをオフする(はずす)のと、クルーがスピンを収納し始めるわずかな時間差を言います。クルーの準備が整っていないうち、あるいはスピンをつかんで引き込みだす前にオフしてしまうとこのようなトラブルになるのです。470級に乗り始めてから、これまで何千回スピンの収納をおこなってきたのでしょう。これが練習では作り出せない、レースのプレッシャーなのです。風下マークを回航してから一気に走りが悪くなってしまいました。それでも二回目の上マーク回航は7番でした。ランニングのコースに入ってから、くぐっていたスピンシートを抜いて付け直し、何とか6位でフィニッシュしました。総合の順位も変わらず、ヨーロッパ選手権を6位で終了しました。

この女子のメダルレースの前に、メダルレースに出場する上位10艇を除く21艇で、男子のゴールドグループのレースがおこなわれました。上位陣が抜けているだけに原田・吉田組の順位は当然良くなくてはいけないのですが、ふたを開けてみると、本部船から数えて、5艇目に並んでスタートしたのですが、これが一艇だけ早すぎる「OCS」のスタートでした。誰よりも早く出たにもかかわらず、いまひとつスピードとのぼり角度が共に無く、上マークを、15番前後で回航しました。さらにランニングの走りにも冴えが見られず、下マーク回航では、後ろに3艇を数えるところまで落ちていました。
このレースの後、男子のメダルレースを観戦したのですが、世界のトップ選手と比較すると、艇のスピードも選手の動きのスピードも全て違い、激しさと力強さを感じました。厳しい言い方をすれば、大人と子供の違いが有りました。今の二人は、風速6m以下なら世界のトップと十分競える力を持っています。この6m以下の走りは、昔から日本選手の特徴でもありました。6m以上の風速域での走りが課題であることも昔から変わりません。ロンドンオリンピックのセーリング競技会場であるウエイマスは、風の良く吹く所で知られています。私も、過去2回レースをしました。やはり、風が強い中でのレースでした。今からそれに備えるべく、努力しなくてはなりません。「高い山もまずは一歩から」そして、どんなことがあっても、しっかり歩み続けるべきでしょう。

オリンピックを前に「スタート、コース取り」などと、ベーシックな言葉が多く出てきた報告になりました。極めていけばいくほどベーシックなところに行き着くのでしょうか。期待していた成績は取れませんでしたが、靄が消えて視界が開けるかのような、技術的進歩もありました。今時の若者言葉を使うなら「ゲットした」と言うのでしょうか。次に予定している試合(ドイツ・キールウイーク)にぜひとも活かし、更に磨きをかけていきたいと思います。

報告を終わります。

2008年ヨーロッパ選手権大会 470級女子成績 最終成績(PDFへの直リンクです)
470 OPEN EUROPEAN CHAMPIONSHIP

近藤 愛 & 鎌田 奈緒子

今日は、15:00スタートでメダルレースが行われました。
風速9~11メートルで私達の得意コンディション!

スタートもばっちり決まり良い調子でしたが、その後の動作で失敗の連続、下マーク回航でスピンシートが艇の下に入り込み失速、2上でスピンシートを直してスピンアップ‥‥

6位でフィニッシュ、総合6位で大会終了。

ヨットレースはミスを出来るだけしない人が前を走ります。このメダルレースで痛い程それを実感しました。オリンピックまでの残り1ヶ月半、これまでの失敗や成功をしっかり振り返っていきます。

小松 一憲

夜に雨が降り、日中も崩れる予報でしたが、雨が降り出したのは午後4時半からでした。日中は、日焼け止めクリームを塗るほどの日差しがありました。
風は、昨日までのパターンと違い、終日、北寄りの風が吹きました。男子のゴールドグループと女子のレースがおこなわれるエリア(B)は、シルバー及びブロンズグループのエリア(A)と比べ岸に近いだけ、風速が弱く風向も不安定です。レースコミッティーは3回、スタートをさせようと試みたのですが、そのつど風向が15度から40度の間で右へ左へと変化して、やりかけては延期信号を上げていました。その間、Bエリアの2グループは、何の問題も無いかのようにレースが実施されていました。結局、風向の不安定なAエリアでのレースを断念したのでしょう、Bエリアのレースが終了するのを待って、ゴールドグループ及び女子もBエリアに移動してレースをおこなうことになりました。風速は、6mから7m、40度にセットされた風上・風下を2周するコースが使われ、14時54分に男子がスタートし、続いて女子がスタートしました。

原田・吉田組は、スタートライン真ん中、やや本部船寄りの位置からまずまずのスタートをして左に延ばし、しばらく走ったところでタッキング、コースの中間を風の振れに合わせて走っていました。第1風上マークを20番前後で回航し、フィニッシュは15位でした。昨日あたりから、順位が平均的に8番くらい引き上がったところでレースをしています。トップ集団で走ればベストなのですが、ビリ集団では、レースの勉強にもなりません。一日一つで良いので、何か一つつかんで帰る、あるいは考える材料を持って帰る、常に前向きにレースをしてほしいと思っています。

近藤・鎌田組は、スタートラインの中央から本部船の間にほぼ全艇が並ぶスタートで、左から3番目の位置で無難に出て行きました。始めは左に伸ばし、次に風の振れに合わせてタッキングし、レースエリアの中央に展開しました。結果的に風上マーク回航の上位は、スタートして最初から右奥を狙って走った、あるいは、右に伸ばしたあと中央に返して近藤・鎌田組の前を通過し、左の端に出た艇でした。風上マークの回航は14位でしたが風下マークまでに10位まで追い上げました。続く第2風上マークへのコースは、右に少し走った後、左の奥に向かって、どの艇よりも我慢して伸ばしました。左の崖の山の上には、黒い雲が低くかかっていました。このコース取りが功を奏し、一気に4番まで上がってきました。下マークのフィニッシュは、2位と鼻の差の3位でした。

今日、3位は取りましたが、昨日の「大たたき」のポイントが響き、また上位陣が無難にまとめたこともあって、自分達の総合順位(6位)に変動はありません。しかし、今日のレースの二回目のクローズホールドで、どの艇よりも積極的に、そして我慢して風をとらえに行く走りを、ここに来て初めて見たような気がします。しかもそれなりに根拠があって、強引なコース取りでは無く、オーバーセールの位置まで走ったわけでもありません。昨日までの経験で、レーシングテクニックの引き出しを一つ、確実に増やしたと言えるでしょう。

明日、上位10艇でおこなわれるメダルレースの顔ぶれは、その大半がオリンピックで顔を合わせる選手達です。マッチレースに臨むくらいの強い気持ちを持ってレースをしてほしいと思っています。


2008年ヨーロッパ選手権大会 470級女子成績 6日目
470 OPEN EUROPEAN CHAMPIONSHIP

近藤 愛 & 鎌田 奈緒子

今日は、いつもの南風ではなく、朝から吹いてる北風のまま1レース行いました。
山の上にできた雨雲の影響で風の強弱が激しくムラのある海面で難しかったです。

スタートは、今日も決まりました。ここのところラインがハッキリと見え、シートを絞るタイミングも合ってきました。

ずっとダメと言われてきたスタートから吹っ切れてきたようです。
コースどりも、ここガルダで失敗し続けましたが、今日はブローにしっかり入るところまで我慢することが出来ました。

今日のレースは3位、総合は変わらず6位です。

今回の試合で、コースのタクティクスに関してたくさん失敗をしましたが、すごく勉強になりました。
安全なコースどりだけでなく、時には豪快に端に出る勇気が必要です。

こういう経験が、今後のレースに活きてくるんだと思います。
頭の中に、たくさんの引き出しが出来ました。

明日は、15:00スタートでメダルレースです。
ベストを尽くします!

今日のデザートは、今年初のすいかです★
甘くて美味しかったですぅ~~♪



なにかと食べ物と顔の大きさを比較される原田龍之介。



そして近藤愛。日本のスイカとは随分違いますね。

Photographed by K.Soehata. All exclusive right to sue is reserved by ABeam Consulting Ltd.

小松 一憲

昨日と同じような空模様(晴れ)なのですが、今日は、南からの風が30分ほど早く(10時30分)入ってきました。そして、午後4時30分を過ぎても消滅せず、5m程度と弱くはなりましたが、しっかり吹いていました。他に、昨日と違っていることと言えば、朝の早い時間から北よりの風が弱く凪っていたこと、南風が入ってきてから南方向に靄がかからず視界が良かったこと、湖の両側にそびえる山の頂を雲が終日覆っていたことなどでしょうか。このようなことを「報告」に書くのは、いつの日か、再び、ここガルダで試合する時に、自分自身の記録としても役に立つことがあるのではないかと思ってのことです。

第1レースが、予定通り、13時ぴったりに女子から始まりました。コンディションは風向180度、風速5mから7mでした。近藤・鎌田組は本部船寄り8番手に並んで、まずまずのスタートをしました。左に伸ばして行って最初の振れをつかんでタキング、次は右に長く伸ばしていきました。艇団は、はじめ左に伸ばすグループと右に伸ばすグループの二手に分かれました。結論から言えば、第1風上マークでは、この二つに分かれたグループのうち、左サイドに徹して左の風をつかんで走ったチーム、右に徹して右奥の壁際の風をつかみに行ったチームの両方で上位陣が形成されました。
走りは良かったのですが、コースの真ん中に入って行くのが早すぎました。また、もう一度左に出しても良かったでしょう。いずれにしても両サイドに先行されてしまいました。それでも回航順位は、7位、悪くなかったのですが回航してからのリーチングで、それほど上手ではないイタリア艇に風上方向に連れて行かれ、サイドマークまでに後続に追いつかれてしまいました。サイドのマークを回ってから内側を走ったのですが、風の強い帯に乗せるように右の壁際に膨らませて走った艇に抜かれて下マークは12位でした。次のクローズホールドのコース取りも中途半端でした。集団の左の内側、そしてマーク近くなって集団の右内側で走る、集団の内側で走るコース取りが、ここガルダでは裏目になります。上マークの回航は20番となっていました。フィニッシュは14位まで挽回しました。

第2レース、180度、7mから10m。第3レース、15時35分スタート、205度、6・5mから8m。風向、風速の推移は、昨日と同様でした。
結局、今日おこなわれた3レースの戦いぶりは、似通ったパターンになりました。パターンと言うのは、スタートは3レースともしっかり出ることができ、その後のコース展開が内側に早く入りすぎ、両方の外側に先行されてしまったことです。風の振れの多いところでの安全な走り方でもあるこのコース取りは、コースエリアを囲む山の崖(壁)際に良い風が吹いているガルダでは、風をつかむ走り方、風の振れに合わせた走り方とは言えません。海でもよく経験することですが、パフの手前でタックする、あるいは走ってしまっているのです。第2レースのスタートでは、ポートタックのオーストラリアにぶつけられ、水が少し入るほどのダメージを受けて走りました。しかし、3レース共に同じようなコース取りでうまく走れなかった精神的なダメージのほうが、艇が破損したダメージより大きかったのではないでしょうか。

ここガルダのような特異な所でも、状況に応じて考え方を修正し、コースの取り方を変えていくことができるようになれば、レーシングテクニックを一段向上させたことになります。この経験をぜひともプラスにして、成長してほしいと願っています。

男子は、第1レースのスタートでリミット寄りの2番手から良いスタートをし、風下艇をブランケットに入れて飛び出していったところで42条の笛を吹かれ、ペナルティーの720度ターンをさせられたようです。本人達は「スカリングの違反をとられた」と言っています。6m以上の風が吹いていましたから、風の状況を考えると、スカリングの効果などありません。おそらく舵の動かし方で違反を取られたのでしょうが厳しいジャッジングでした。走りは、少し改善したようです。これまで、上り角度に固執して、滑らす(走らす)ことを忘れていたように見受けられました。

うまく走った翌日、あるいはうまく走ったレースのあとは、どうも結果が伴わない走りやレースになることが多いと以前から報告してきましたが、またまた同じ報告なりました。ゴルフで良く使われる「大たたき」の一日でした。しかし、二歩進んで一歩後退、私は、選手の前進を信じています。


2008年ヨーロッパ選手権大会 470級女子成績 5日目
470 OPEN EUROPEAN CHAMPIONSHIP

近藤 愛 & 鎌田 奈緒子

今日も昨日と同じ海面でのレースでした。風速は5~8m位の一日でした。スタートはだんだん成功率が高くなり、逃げのタックをしなくていいようになってきました。

しかし、スタートが良くてみんなの前を切れる時、そのままのばしすぎたり、逆サイドののびを注意深く見ていなかったり、ここでのレースで何度も経験しているはずの、ブローがかむ所まで時にはオーバーセールする位の所までのばしていく事が出来ず、内側内側で戦ってしまい、今日は14-21-19位で総合6位に落ちてしまいました。

明日は今までした失敗はしないように、そして思いっきりレースしてきます!
チーム・アビーム男子は総合31位です。

小松 一憲

昨日(10日)と同じような天気になりました。同じようなと言うより、まったく同じと言った方が良いかも知れません。レースのコンデションも変わりません。
13時の第1レース、スタート時の風向170度、風速6mから9m、第2レース、220度、5mから8m。第3レースは、15時50分に始まり、215度、5mから6mでスタートしましたが、女子が風下マークに近づいた16時20分に風が消滅し、女子のレースは途中で中止となりました。女子の前にスタートした男子は、消滅する前にフィニッシュし、3レースが消化されました。

男子のゴールドフリートと女子は、ハーバーに近いエリア(B)を使っておこなわれています。遠いエリア(A)と比べ、湖面が広いだけ、風の吹き方が偏らない特徴があります。しかし、崖の壁際まで行くと、ビル風のように強くなるのは変わりません。その風は、岩によって温められ、生温かさをもっているので、視認だけでなく肌で感じることもできます。

原田・吉田組のレースをスタートから見ることができました。彼らは、ボートスピードで苦労しているのが良くわかりました。スタートはそこそこ出れていて、悪くありません。コースも行かなくてはいけない方向に展開しています。風速6m以上の風速域でクローズホールドのスピードが無い為にヨットレースができずにいるのです。彼らが自分達でも納得し、スピードに自信を持っていたのは、4月のイエール(フランス)の大会でした。自信を持ち始めた矢先でもありました。しかし、その大会から、使う道具を、テストを理由に変えてきました。また、今は、チューニングパートナーに徹する時でもあり、近藤・鎌田組に優先的に道具を譲ってきました。これらの経験は、必ず将来に生きてくると確信しています。全ては勉強とわきまえ、めげることなどあってはならず、気持ちを強く持ち、努力してほしいと思います。レースができずにあえいでいる今の状況は、色々と考える良い機会です。逞しく脱皮する為に陸上競技のハイジャンプでたとえるなら助走と言えるでしょう。第1レースでは、スピンを破ったこともあり、最下位でした。ゴールドフリートで、25番前後の順位が定位置になっています。

今日の近藤・鎌田組のレースは、危なげ無いと言うか、逞しいというのか、いずれにしても安心して見ていられる内容でした。私は、よく二人に「普通のレースをやるように」という言葉をかけます。「スタートは、特に無理をせず、出るべき所から出て、まずはきちっと走り出す。次に取るべきコースに展開し、待つところは待ち、攻めるところは攻める、メリハリのあるコース取りをする。大きなリードなど求めず、確実に順位をキープできることだけを考えて走る。」言葉で表現すると簡単なのですが、この普通のレースをすることが、それほど簡単ではないことを、ヨットレースを目指した人であれば、きっと理解できるでしょう。

第1レース、第1風上マーク2位から一時、4位に後退しながらも抜き返し、最終下マーク手前で再び2位になったランニングの攻防。第2レースは第1風上マークをトップで回航し、二回目のクローズホールドで一時、4位に落ちながらも、フィニッシュ直前で2位まで挽回した走り。そのいずれのレースにも、逞しさが感じられました。また第1風下マーク手前で中止になった第3レースもトップを走っていました。

イスラエルのコーチボートが私の所によって来て言いました。「昨晩、寿司でも食べたのか?」

明日のレースも心の持ちように変化があってはならず、とにかく1レース1レースを大切に積み上げていってほしいと願っています。


2008年ヨーロッパ選手権大会 470級女子成績 4日目
470 OPEN EUROPEAN CHAMPIONSHIP

近藤 愛 & 鎌田 奈緒子

今日から男子ゴールドと女子が同じ海面になり、昨日までとは違うB海面(北側の海面)でレースを行いました。

南風が吹くと、昨日までのA海面だとスタートが下有利でも構わず、上スタート即タックで右側の崖目指したもの勝ちという傾向にありましたが、今日のB海面も基本的には右に行ったほうが良かったですが、スタートはちゃんと有利サイドから出て、右サイドをケアする‥といったタクティクスが良かったように思います。それに、今日の南風は風速7~9メートル吹いてたので、艇速が良く集団をケアしながら走ることが出来ました。

スタートもゼネリコ後のブラックフラッグが上がってのスタートでしたが、段々とラインが見えてくるようになり、少し危ないかな?と思うくらい一線からのスタートをすることが出来ました。

明日からも、今日見れたスタートラインをきちんと見て、良いスタートが出来るように頑張ります!
後半が勝負(>_<)!!

チーム・アビーム女子2位(1位のアメリカと1点差)
チーム・アビーム男子31位



4日目を2位・2位で入り追い上げるチーム・アビームとアメリカチーム

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Team ABeam スタッフ

チーム・アビームの近藤、鎌田が、NHK BS1 BSハイビジョンの番組『GO!北京オリンピック2008 夢にかけるアスリート』で紹介されます。広島のオリンピック第一次選考レース、メルボルン世界選手権、イエール優勝などの迫力ある映像が展開されます。

本放送は6/6(金)でしたが、明日と来週の金曜日にそれぞれ再放送されますので是非ごらんください☆

【番組情報】
番組:NHK BS1、BSハイビジョン 『GO!北京オリンピック2008 夢にかけるアスリート』
放送日・放送時間:
6月6日(金) NHK BS1 14:55-15:00
6月13日(金) NHK BS1 21:25-21:30 (再放送)
6月27日(金) NHK BS1 14:55-15:00 (再放送)



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小松 一憲

きれいに晴れて良い天気の一日になりました。グループ分けされている男子は、大会三日目の今日で予選が終わるスケジュールになっており、予定していた6レースの残り3レースを消化する為、男子のみ11時から11時半まで吹いている北の風を狙って8時55分にレースが開始されました。

風速、4から5m、原田・吉田組は、一度のゼネラルリコールのあと、1分間ルールのスタートで本部船横からきれいに飛び出し、第1風上マークを4位、風下マーク3位で回航しました。しかし第2風上マークへ向かう途中で風速が0m近くまで落ち、南寄りの風が吹き出したところでレースは中止されました。時間は10時を少し回ったぐらいでしたが、天気が良かった為に、いつもより早く北風が消滅してしまいました。

一度、ハーバーに戻され、通常のスタート予定時間、13時に合わせ、女子と共に再び出艇しました。風向は、180度±10度、風速6mから10mのコンデションとなりました。この風が、今の時期の天気の良い日の風なのでしょう。続けて3レース、風上・風下2周のソーセージコースが使われました。原田・吉田組は、いずれのレースも第1風上マークの順位が悪く、後ろに数艇数える程度、25番前後の回航をしていました。第1風上マークの順位が悪いと言うことは、「走りが悪い、スタートが悪い、コースの取り方が悪い」のいずれかが原因であり、ビリに近い回航と言うことは、そのいずれにも該当していることになります。風速6m以下の風速域で良く走った走りのイメージが残り、スピードモードに切り替えができていない。ブームバングをきかしメインセールを出し、センターボードを上げて走る走りがインターナショナルレベルに達していない。6mから10mの幅の中で変化する風速に対応しながら走る走りができていない。偏ったコース取りが要求されたり、場所場所で違う風向変化の中で我慢と思い切りの使い分けができていない。などなど、私は、このように分析するのですが、いずれにしてもインターナショナルレベルの洗礼を受けているのでしょう。謙虚に、そして、ひたむきに練習し、試合に出場しながらギャップを埋めていく努力をしなければなりません。これからが選手としてのスタートなのです。

女子も3レースおこないました。第1レースは、風向が160度から170度で南風の入り始めで風速が6mから10mの幅でアップダウンを繰り返す中をスタートしました。本部船寄りから出て右にコースを取ろうと急ぐあまり、タッキングのタイミングが悪く、やっとタキングしたと思ったら、目の前でブランケットのタッキングをされる苦しいスタートとなりました。右に徐々に振れていく中、走りが悪くない為に2から3番手の位置まで出て行きました。右レイライン手前でタッキングをしたのですが、あと100m伸ばした艇団に振れをつかまれ、上マークに近いところで、風の弱い所に入ってしまったこともあり、上マークの回航は15番前後となりました。その後1艇だけスターボードタックのランニングを走ったのですが、これも180度方向に振れていく風に対しては、逆タックのコース取りでした。さらに、風が180度に振れると、ガルダ湖のセオリーと言うかローカルなコースが存在するようで、右(西側)の山の切り立つ崖に沿って吹く、風の強いラインに入らなければなりません。下マークは25番前後の回航となりました。フィニッシュは18位でした。

第2レースは、リミットマーク寄りから出て右に伸ばしました。ほぼ全艇が崖に向かって走って行きました。崖のそばの風の帯に入ってタキングし、マークに向かうのですが、この時点でおおよその艇がオーバーセールとなり、近藤・鎌田組も同様でした。上マーク回航後は、ジャイブをしてまた崖方向に向かい風のラインに入りに行きます。入ったところで下マークに向かってランニングになるという特異なコース取りが必要でした。ただし、男子も女子もトップの選手達はオーバーセールをしないところできちっとタッキングをしていました。順位の悪い選手ほど過激に崖に向かって走る傾向がありました。結局、このレースは、10位のフィニッシュとなりました。

第3レースは。本部船横、スタート即タックを狙いすぎて出遅れていました。また、そのポイントを狙う艇が衝突するほどの混雑振りで、なんとか抜け出しはしたのですが、けして良いスタートは言えません。ほぼ全艇が崖を目指して走り、目指す過程では苦しい場所を走っていたのですが、風の帯に入り、ちょうど良いポイントでタッキングをしました。ほとんどの艇がオーバーセールするところを2レース目の失敗を活かし、ぴったりのアプローチでした。このあたりのが、経験の差なのでしょう。4位で回航し、フィニッシュは2位とも鼻の差の3位でフィニッシュしました。

イタリアのコーチが、ガルダ湖のレースをあえて避けた理由の一つが、このローカルすぎると言うか特異なコース取りを要求されることだったのかもしれません。とは言え、経験を積み、引き出しを多くすると言う意味では、特異であればあるほど効果があります。レースは、まだ半分残っています。各選手ともレースエリアの特徴を把握したことでしょう。レースを組み立てる能力を競うのは、これからが佳境、落ち着いてレースしてほしいと思います。


2008年ヨーロッパ選手権大会 470級女子成績 3日目
470 OPEN EUROPEAN CHAMPIONSHIP

近藤 愛 & 鎌田 奈緒子

今日は男子が8時55分、女子は13時スタートだったので、朝はガルダの崖の上から双眼鏡を持って男子のレースを見てイメージトレーニングしました。レース海面全体が見渡せて、鳥になったようでした。あー、そっちは風ないのに!とか‥崖の上からだったら一目瞭然なのに海に行ったらわからないんですよね。小松コーチは、鳥の目を持っていたら常にヨットレース勝てるのに!と、昔から思っていたそうです。崖からレースを見てその気持ちが良くわかりました。私達も鳥の目になりたい(>_<)

朝一の北風でレースをした男子ですが、2上に行く途中に南風になりノーレースになりました。チーム・アビーム男子3位にいただけに悔やまれます。

私達は予定通り午後から3レースしましたが、この湖の特異な海面に悩まされて上手く順位をまとめられません。スタートは思いっきり下スタートなのに、上スタートして、即タック、右の少し突き出した崖の奥から下りてくるブローを掴む為に皆崖に突っ込んで、かなりオーバーセールしてでも風を取りに行く。。すごく難しいです。

アビーム女子総合5位

男子チームも特異な海面に悩まされましたが総合31位でゴールドフリートに残りました!


Photographed by K.Soehata. All exclusive right to sue is reserved by ABeam Consulting Ltd.

小松 一憲

今朝も全員で、7時より、日課のウオーキングをしたのですが、その時間帯に広がっていた青空に黒い雲が出現し、どうもすっきり晴れません。ガルダ湖は、北側のアルプスに続く山々が温まってこそ、安定した南風が吹くのですが、肝心の山に雲がかかっては、様子が違ってきます。とは言え、11時30分には南よりの風に変わりました。13時のスタートに合わせて出艇したところ、5から7mの風速になりました。風速には問題がなかったのですが、風向が150度から180度の間で安定せず、湖上で1時間ほど待機しました。結局、レースコミッテーのとった手段は、風向の変化に対応するのに便利な、風上、風下の2点を2周するソーセージコースでのレースでした。

風上マークが170度に設定され、14時にレースが始まりました。風速は、ゆっくりとした周期で、吹いて7m、落ちて4mとアップダウンを繰り返していました。近藤・鎌田組は、第1レース、第2レース共に風速に対してのマストチューニングを高めに設定して失敗しました。また第1レースでは、スタートはうまく出れたのですがコース取りを失敗していました。左コースを選択したのですが、風の弱いエリアを走ることとなり、第1風上マークを20番前後で回航し、続くランニングも風の弱くなった右(西より)を走り、下マーク回航では、後ろに4艇しかいない29位、第2風上マークでも順位を上げることができず、25位という苦しい順位でフィニッシュしました。

第2レースは、リミットマーク寄りの3番手からまずまずのスタートをしました。左集団をリードする形で上マークに向かったのですが、第1風上マーク回航のトップ艇(アメリカ)は右サイドの展開でした。それでも、走りは悪くなかったのでしょう、4位で回航しました。ランニングで2位に上がり、その後は、順位をキープしたまま後続を引き離し、フィニッシュしました。予測の難しいコンデションの為か、トップのアメリカ以外、各艇とも順位がまとまらず、25位をとっても総合で5位にいます。レースは、まだ3分の1、始まったばかりです。

原田・吉田組は、本人達の話で「スタートができていない」ということですが、2レース共に第1風上マークを7位で回航していました。第1レースでは、ランニングで2位に上がり、さらに2回目の風上レグでトップになり、そのトップを守ってフィニッシュしました。第2レースでは、7位から8位に落ちてフィニッシュしましたが、クローズホールドの走りが良いから、スタートがそれほど良くなくてもこの順位でフィニッシュできるのでしょう。この走りをベースに、更にステップアップしたレースができるようチャレンジしてほしいと思います。彼らにとって、今日の第1レースは、記念すべきG1レースのトップフィニッシュでした。

「嬉しいこと」と、まだ喜ぶには早いかもしれませんが、今日の2レースを見て、近藤・鎌田組のスタートに回復の兆しが見えました。このようなことは、過去にも何度かありましたから、技術と言うのは「二歩進んで一歩後退、三歩進んで二歩後退」、そのようにして向上していくものなのでしょう。指導者は、あれこれ工夫することは勿論ですが、忍耐強く待たなければなりません。

2008年ヨーロッパ選手権大会 470級女子成績 2日目
470 OPEN EUROPEAN CHAMPIONSHIP

近藤 愛 & 鎌田 奈緒子

今日も、風向170度、風速3~6メートルで2レース行いました。
男子は、予選で3グループに分かれていますが、チーム・アビーム男子原田・吉田組が、グレード1の大会で初トップフィニッシュを決めました!

今日は、記念すべき日だと2人は喜んでいて、自信に満ちた良い顔をしていました。
2レース目も、8位でまとめ総合5位です。明日で予選最終日、男子だけ9:00スタートです。
私たちは、今日2レースともスタートがキチンと出れました。

スタートが出れると自分の行きたい方向に行けますが、1レース目は完全に逆サイドに行ってしまいました。クローズでもフリーでも、自分の予想と反対が有利になってしまい、抜くチャンスがありませんでした。

2レース目は、もう一度気を取り直し、スタート前にじっくりと海面を見ていました。
ブローの入ってくるところを上手く走ることが出来て2位を取りました。

明日からは、スタート前にじっくりと海面、スタートラインの有利不利など、いつも以上にしっかりリサーチしてから、スタートをしたいと思います!

今日は、25位-2位で総合5位です。


夕食は、いつも通りカレーの残りでカレーうどん♪
と思っていたら、うどんがもう無くなってしまいました。
みんなで相談したところ、きしめんのような太いパスタならうどんに似てるしイケるのでは‥!?
ということになり、早速トライ!!

好奇心旺盛なチーム・アビームの面々は、期待を胸に、さぁ一口!

「‥‥‥‥‥‥。」
「う~~~~ん‥‥」

何故かみんなの口から美味しいという言葉は出ませんでした。

評価は、『△』
のようです。
やっぱりカレーうどんじゃないと駄目だということが分かりました!(^^)!

小松 一憲

一週間、梅雨ような天気が続き、よく降る雨にげんなりしていましたが、今日は、夜のうちに雨もあがり、久々に青空と日差しがガルダに戻ってきました。夜は北風、昼間は南風、海で言うところの陸風海風の変化が、午前11時から11時半にかけ、判で押したかのように決まって起こります。短時間(約30分)のうちに風向が180度変化するその様は、劇的です。

南風が安定するのに合わせ、スタート時間は13時、南北に二つのレースコース(A・B)が設定されています。参加91艇の男子を3グループに別け、33艇の女子1グループを加えた4グループが、2グループずつ、二つのコースに分かれてレースをおこないました。風速、3から4・5m、風向、175度のコンデションでした。

男子は、原田・吉田組の他にオリンピック代表の松永・上野組(スリーボンド)、石川・柳川組(関東自動車)の3チームが参加しています。今日は、それぞれ、別のグループでレースをしました。チーム・アビームの男女が別のコースに分かれてレースする場合、私は当然、近藤・鎌田組を優先的にケアーします。レースが始まれば、双眼鏡を通しての観戦になり、細かいところは、レース後に二人から話を聞いて知ることになります。二人の話から、今日のスタートは、「抜群」だったようです。本部船寄りからスタートし、右のコースを選択しました。世界ランキング1位のオーストラリアはじめランキング上位の選手に走り負けはしなかったそうですが、基本的に伸びたのは左コースだったようです。途中から修正して左にコースを取ったのですが、第1風上マーク回航は7位、リーチングで1艇抜いて6位、その後、順位変わらずフィニッシュしました。

近藤・鎌田組は、リミットサイドの3番手で並び、スタートしました。しかし走り出しのタイミングが遅く、スタート号砲後、すぐにホープレスに入り、逃げのタッキングをして右に出るパターンになりました。プレッシャーの無い練習でのスタートでは、それなりに積極的に、そして、けっこうアグッレシブさを発揮するのですが、レースとなると一歩引いてしまうシーンが多くなります。右に出て行くのにも、世界ランキング2位の辛さでしょう、避けようとする前でタッキングされるケースが増えました。これをかいくぐって第1風上マークに到達するのですが、大体いつも10位前後となります。今日も9位から始まりました。サイドマークで8位、風下マークで6位、第2風上マークで5位に上がり、その後は変わらず、フィニッシュしました。クローズホールドのスピードと角度に問題は無く、スタートのリカバリー、第2風上コースのコース取りに冴が見られました。レースの初戦、滑り出しとしては、上々です。

第2レースは、女子がスタート前に、男子もレースの途中、風速が1m弱に落ちたことで中止され、2レース目以降は明日に延期されました。
イタリアの男女オリンピックチーム、女子のオランダ、イギリス、ドイツ、スエーデンなど有力チームがいくつか参加していません。イタリアのコーチは「ガルダ湖のレースコンデションは、海と違いすぎる。レースには参加せず、チンタオに行く予定」と私に言っていました。私は、レースで磨きをかける道を選択しています。最後まで課題を克服する努力をして、オリンピックまでに穴の無い選手になるべきだと考えています。

2008年ヨーロッパ選手権大会 470級女子成績 1日目
470 OPEN EUROPEAN CHAMPIONSHIP

近藤 愛 & 鎌田 奈緒子

今日からヨーロッパ選手権が始まりました。変更がなければ毎日13時スタートの予定です。それに合わせて12時前に出艇してコースエリアに着くと、それまでそよそよ吹いていた北風が南に変わり、だんだん強まり、そしてだんだん弱まって‥1レース終了したところで無くなり、風待ちしましたが今日は1レースしか消化できませんでした。

私達の1レース目は、風4~5m。かなりの下有利のスタートラインで上マークは右にあり、下スタート即タックで右海面にのばすのが理想でしたが、下3番目位からのスタートで少しシートの絞り遅れで頭を出せずに、タックすると、私達の前でタックされて、かえしてはかえされ、苦しかったのですが、艇速が良かったので、なんとか上マーク9位で回航、フィニッシュは5位でした。

男子は上マーク7位で回航、フィニッシュ6位です。
男女海面が分かれているので、小松コーチはスタート前に行ったり来たりが大変そうでした(@_@)

鎌田 奈緒子

6月7日で25歳になりました!
チーム・アビームのみんなとカメラマンのソエトモさんが、バースデイ夕食会をしてくれました。

美味しいご飯に、15年モノの高級バルサミコのプレゼント、ありがとうございました☆

2006年ハンガリー、2007年ギリシャ、2008年は、ここイタリアにて誕生日をむかえました。今の目標、夢にむかって生活しながら世界各地で誕生日をむかえられる私はなんて幸せなんだろう、と思います。

2008年6月7日で3年間の大殺界も抜け、これからは、一番運気の良い期間が3年間は続くそうなので、ホッとしています。

私が25歳になったなんて自分で信じられない程あっという間。そう考えると、オリンピックまでの残り2ヶ月は本当に早いんだろうなと思うので悔いのないように1日1日大切に過ごしていきたいと思います!




3枚目の写真は、去年ギリシャでむかえた24歳のお誕生日のとき。
どうですか!?少し大人になったと思いませんか!?

鎌田 奈緒子

Photographed by K.Soehata. All exclusive right to sue is reserved by ABeam Consulting Ltd.

近藤 愛 & 鎌田 奈緒子

予選6/8~10
決勝6/11~14
メダルレース6/14
全13レース予定です。

ヨーロピアンは、今回で3回目の出場で、一昨年なおちゃんの足の怪我により、クルー池本みどり選手と出場で5位、去年7位だったので、今年はそれ以上を目指します。

体も心もヨットも、調子が良いです!(^^)!
皆様応援宜しくお願いします!!

三浦の漁師

近藤 愛 & 鎌田 奈緒子

昨日はチーム・アビーム得意のバーベキューをしました。
あれーっ!三浦の漁師さんがイタリア・ガルダ湖までやってきましたっ(@_@)


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近藤 愛 & 鎌田 奈緒子

チームアビームNewウエアのお披露目です!いかがですか?ロゴが目立ってますか(*^_^*)

これを着ている私達を見かけたら是非声を掛けてください☆★




いつも私達の遠征に同行して映像を撮ってくださる「Photowave」のソエトモさんです。

勝手に略しちゃいましたが、近藤の隣りが添畑 薫氏、鎌田の隣りが塩澤 朋子さんです。

去年のヨーロッパ遠征から、座間味合宿、葉山練習、国内遠征などなどずっと記録をして頂いており、ヘリコプターからの映像や海中に潜っての水中映像、時には470級に一緒に乗って撮影‥

本当に素晴らしい映像を撮ってくださっています★
映像だけでなく、食事を作ってくださったり、色々話しを聞いてくださったり‥
凄く助けられてます。

ソエトモさんは、世界中を飛び回り、世界中のヨットの映像を撮ってきているので、映像からリアルにヨットの迫力が伝わってきます。そんな素晴らしい方に撮っていただいて、凄く嬉しいです!

最近では、ソエさんに撮って頂いた映像がテレビで流れる機会も多くなり、セーリングの魅力が少しでも多くの人に伝わればいいな、と思います。

いつも、ありがとうございます!!

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笑顔(^o^)

近藤 愛 & 鎌田 奈緒子

ここ最近、更新が遅れてしまいました。

実は、この数日間凹んでしまっていて、なかなか立ち直れないでいました。心の中のモヤモヤさんがずーっと離れなくて…

私たちの笑顔がどこへやら行ってしまってました。頑張って笑おうとしても顔が引きつり、楽しいはずのヨットに乗っても集中できない(=_=)下ばかり見ている自分がいました。

でも、もう大丈夫です。復活しました。

私たちには、たくさんの応援してくれる人たちがいます!
そして最大の目標がすぐそこにあります!

いつまでもクヨクヨしたり弱音を吐いたりしている自分は嫌いです。
どんな時も、笑顔(^o^)と感謝の気持ちを忘れずにやっていきます。
そして、何よりも人間として成長していきたい!!

ヨーロッパ選手権では復活したチーム・アビームを楽しみにしていてください☆

でもたまには弱音を吐いたって、泣きべそかいたって、誰にも聞こえない海のど真ん中で心の声を叫んだっていいと思う。最後に笑えれば!

今日の夕食は、美味しいイタリアンで復活祭でした♪