2008年05月 アーカイブ

近藤 愛 & 鎌田 奈緒子

メデンブリックから1250キロ南、イタリア・ガルダ湖に到着しました(^_^)/~

気温27℃、風なし、快晴、のどかなガルダ湖です。
先月のガルダオリンピックウィークで来たときは、真冬並みに寒かったのですが、今はとても過ごしやすい陽気になりました。

到着してすぐ、艇の用意。
メデンブリックでのメダルレースでマストを曲げてしまったので、違うマストの用意をしました。長い遠征では、こんなこともあろうと計5本持って来ています。

写真は必死でスプレッダーを削る原田選手と、その後ろで気持ちよく眠る小松コーチ。



Riva del Gardaのハーバー

Team ABeam スタッフ

いつもチーム・アビームへの暖かいご応援ありがとうございます!!

このたび近藤、鎌田が文化放送 『斉藤一美 うるわしの夜』にゲスト出演させていただくことになりましたのでお知らせさせていただきます。

明日、5月27日火曜日の放送になります。みなさんぜひ聞いてくださいね☆
(5月1日にスタジオで収録されたインタビューが放送されます。)


放送日時:5/27(火)18-19時 18時半頃~の出演です。
周波数:1134kHz
放送対象地域:関東広域圏



文化放送アナウンサー 斉藤 一美さんと記念撮影^^

小松 一憲

朝から厚い雲におおわれ、前線の通過で昼過ぎには本格的な雨になりました。東北東の風が9から12m吹き、浅い水深の為に波長の短い波が立ちました。高さは、1mくらいあったかもしれません。

女子のメダルレースが11時15分から始まり、コースはハーバーの出口から500m程のところに作られました。コースを少し遠くセットしたのは、水深が浅く沈をするとマストが刺さってしまうからです。その危険な沈を近藤・鎌田組は、スタートの8分前にしてしまいました。スタートを待っ間、チョッピーな横波を受け、ブームが波に浸かってしまったのでしょう。やはり、マストの先端が50cmほど突き刺さってしまいました。自力では起こせず、コーチボートでバウを引いて風上に立て、起こすことができました。すでに4分前の信号がでていましたが、起き上がる直前にスタートが延期されました。近藤・鎌田組の復帰を待ってくれたわけではありません。スタートラインを長く打ち直す為でした。メインセールの先端は泥で汚れ、マストは前後に曲がってしまいましたが、再開されたスタートには間に合いました。本部船寄りの3番手に並んでスタートし、しばらく走って右にタックを入れ、振れを我慢して待ちました。幸いにもコンデションは強風でしたから、曲がったマストでも走りは悪くなく、風上マークをオランダに次いで2番で回航しました。オランダが下マークアプローチのジャイブポイントを見誤る間に近藤・鎌田組が1艇身リードして回航しました。2回目のクローズではオランダと左右に大きく別れ、左コースを取ったオランダが再び前に出ました。15秒ほど遅れて2位で回航し、そのまま順位をキープしてフィニッシュしました。10m以上の風が吹けば、スペイン・パルマのメダルレースで実証されたと以前報告しましたが、オランダが世界一で、近藤・鎌田組が二番目に速いことを改めて証明したと思います。スタート前の沈から、気持ちをよく建て直しました。そして曲がったマストでよく戦いました。その全てを世界の選手とコーチが見ていました。これを自信に、次のステップに向け、より厳しく練習に取り組んでほしいと願っています。

トップテンの選手を除く、11位以下の男子のレースは、13時からおこなわれました。原田・吉田組は、第1風上マークを7番で回航しました。リーチングで大事をとって風上に走りすぎ、スピンを上げて走り出した時には、風下から6~7艇に抜かれていました。大事を取ると言えば聞こえは良いのですが、自信がない、度胸が無いという表現もできます。周りの選手に先駆けて自分からスピンを上げるレベルに早く達してほしいと思います。フィニッシュは、11位で、リコール艇が一つ前にいたので10位の成績が付きました。今回はずっと軽風が続いた為に、総合11位以下の選手の中に強風を得意とする選手が多く残っていました。その選手達と比べ、まだまだ走りこみが足りないと感じました。日本に帰ったら、まずは筋力と持久力をつけ、強風の場で世界一長時間練習すれば、来年は変身してここに戻ってくることができるでしょう。

だいたい、どの大会もレースは5日間でおこなわれます。わずか5日間ではあるのですが、予想しなかったことも含め、いろいろ経験することができます。経験し、考え、対策を練る。練習し、準備し、次の大会で検証する。オリンピックまであと2試合、私達は、ぎりぎりまでこのサイクルで活動します。

近藤・鎌田組5位、原田・吉田組16位で大会を終了しました。 以上、報告を終わります。


デルタロイドレガッタ 470級女子成績
Delta Lloyd Regatta 2008

近藤 愛 & 鎌田 奈緒子

朝から曇り空で時々雨が振る中、東の風、風速8~12メートルと強風のメダルレースでした。
岸の近くで行うメダルレースですが、スタート信号直前に沈をしてしまい、水深が浅いメデンブリックでマストが突き刺さり、マストトップに泥がついたままレースをしました。

沈を起こすにも、マストが突き刺さってしまい、コーチボートにバウを風上に引っ張ってもらい、起こしましたが、その作業をしてるうちに、予告信号・準備信号が揚がってしまい、もうリタイアするしかないかな。と思っていたら、スタートラインの変更で延期信号が揚がったので助かりました。
不幸中の幸いということで、気を引き締めてレースをしました。

最近得意になってきた強風では、オランダの次を走れるという自信があったので、落ち着いてレースをすることが出来ました。
1上から2位で回航し、1下ではオランダを一時抜きましたが、クローズの走りでは一歩上手なオランダにまた抜かれ、そのまま2位でフィニッシュ、総合5位で大会を終えました。
昨日までの得点差から見ても、私達は最高でも総合5位までしか上がれない得点でしたので、今日は最前を尽くせたと思います。

この後の予定は、6/7から始まるヨーロッパ選手権に出場するため、イタリアのガルダ湖に移動します。
しばらく練習期間があるので、今回の反省点を修正できるように、たくさん練習に励みます!



Photographed by K.Soehata. All exclusive right to sue is reserved by ABeam Consulting Ltd.

小松 一憲

相変わらず、好天が続いています。悪い天気ばかりだった試合前とは大違いです。風も終日、東北東5から8メートルで安定していました。

原田・吉田組の第1レース、風向80度、第2レース及び第3レース共に風向75度、風速も5から8mの範囲で吹き、誰もが普通に走れるコンデションでした。勝敗を分けたのは、スタートを含めたレーシングテクニックと走り(スピードと上り角度)の差です。スタートにおいては、今日もスタートラインに対する自分達の高さ(距離)を見誤り、凹んで出て行くスタートが目に付きました。大変、もどかしく思うのですが、根気良く成長を見守るしかありません。スピードに関して言えば、毎日、いろいろ試行している為に「これで行く」というものが見つからない状態で、レースをしているのでしかたありません。前大会(フランス・イエール)のセールとマストで戦えば、もう少し違った結果になっていたでしょう。成績を取りに行くのであれば、レースをテストにしているこの状態は間違いです。かわいそうかもしれませんが、今は、近藤・鎌田組のチューニングパートナーの役割に徹し、色々と勉強をしてくれることに期待します。

男子は、本日午後6時より上位10艇によるメダルレースが実施されました。スターラインが陸上から250mほどの所に作られたコースだったので、私達は、全員で陸上から観戦しました。現在の力では、原田・吉田組が、そこで走っていないのが当然と思われる完成度の高いセーリングを見ることができました。まさにオリンピックの前哨戦でした。

近藤・鎌田組は、第1レース、ゼネラルリコールの後、ブラックフラックの上がったスタートで、ラインの中央を狙ったのですが、並んだ時に凹んで待ち、その後、メインシートも絞り遅れるスタートになりました。第1風上マークは11位で回航し、下マークで10位、第2風上マークで6位にあがり、そのままの順位でフィニッシュ。

第2レースは、本部船横から2番手で出て、右に即タッキング、そして左に返すコース取りでした。上マークは4位、ちなみに1位で回航したイギリスは、リミットマークのそばからスタートしていました。2回目のクローズホールドのコースで2位に上がりましたが、ランニングで追いついてきた3位のスエーデンに対し、下マークに近くなってから外側へのジャイブを自分からして、回航時点でインを取られるかたちとなり、3位になってしまいました。

第3レースは、40秒前までリミットサイドの下一番を狙っていたのですが、オランダの若手の選手に1番の位置を取られ、2番手となりました。位置を譲ったのは仕方ないにしても、号砲の5秒前にオランダも、右に並んでいたイギリスもメインシートを締め出したにもかかわらず、3秒前に締める消極さで、あっさり2線にさがってしまいました。ここからタキングして右に出たのですが、最初から右狙いの艇をのぞき、スターボードで走ってくる全艇の後方を通過しなくてはなりません。第1風上マークは12位、下マークで15位に落ち、フィニッシュは11 位となりました。誰でも普通に走れる順風域で、しかも風向も安定しているとあっては、スタートを失敗し、マストチューニングもあっていないということになると、大体12位から15位の回航が精一杯です。その後、盛り返しても10位前後、このパターンが、今回は良く見られました。

男子56艇が先に出て行ったスタートラインを使って、30艇に満たない数の女子が出るのですから、楽なはずなのですが、スタートの局地的(自分の左右の艇)な戦いに負けています。第3レースでのスタートも鎌田選手は「行ける!と言ったのですが・・」と言っていました。男子の吉田選手も「メインシートを絞り込む前に、どうしてもバウを風下に振ってしまう・・」と言っています。彼らの言葉を借りるまでもなく、スタートの出遅れ(失敗)の大半の原因を作っているのは、ラダーとメインセールを操作するスキッパーです。性格的な問題、経験的な問題、技術的な問題、いずれもスキッパー自身が克服しなければ、永遠に失敗を続けることになるでしょう。

当たり前ですが、まだまだ勉強が続きます。


デルタロイドレガッタ 470級女子成績
Delta Lloyd Regatta 2008

近藤 愛 & 鎌田 奈緒子

今日の風は、6~8メートルで3レース行いました。
スタートは、待つ位置とシートのしぼるタイミングを気を付けていたので、昨日よりはだいぶ良くなりました。スタート後、逃げのタックをしないで、スターボーを伸ばせるとコース展開が楽になりますが、チョッピな波でのスピードが今ひとつなので、伸ばしたい場面で伸ばせず、コースが内々になってしまうことが多かったです。

これは、フリーのコースでも同じで、昨日同様に課題です。
明日は、11時スタートでメダルレースです。
現時点で総合7位なので一つでも上を目指して頑張ります!

チーム・アビーム男子は、メダルレースを目指していましたが、残れませんでした。
でも、総合15位にいるので、明日のレースでさらに上を目指します。



Photographed by K.Soehata. All exclusive right to sue is reserved by ABeam Consulting Ltd.

小松 一憲

横に長く伸びた高気圧に覆われ、好天気が続いています。オランダの春の一番良い陽気なのかもしれません。風は、横に張り出した高気圧の等圧線の関係で東北東から北東3mから6mと、軽風のコンディションになりました。このような気圧配置だと予報もしやすいのでしょうか、掲示板に貼り出されるウェザーインフォメーションがぴたりとあたっています。

原田・吉田組の第1レースは、風向80度、風速3.5から5.5m、リミットマークサイドが有利なスタートラインで、約4分の1右から出ました。スタートラインは無難に切れたのですがラインの傾きから言えばもっと左から出るべきでした。途中、主体性の無いタキングを何回かしていましたが、コースの左奥のパフを拾いに行って、上マークは11位の回航となりました。そして、そのまま順位をキープしてフィニッシュしました。

第2レースは、風向65度、風速4から6m、やや右に傾いたスタートラインで、本部船寄りに集まった艇団を避け、左から10艇目の位置に並びました。自分達の風上にポルトガル、風下にイギリスと良い選手達もだいたい同じ所を狙っていました。スタート15秒前に、ライン上にずらりと並んだ艇のバウが見え、リミットマークと本部船の両方が見えて動揺したのでしょう、ポルトガルとイギリスの両艇が何事も無かったかのようにスタートしたのに対し、彼らだけが、出すぎと判断して、バウダウンをしてしまいました。結果として自分のフリーウォーターを失いイギリスに吸い付く形となりました。このあたりが、インターナショナルのレースを数多くこなし、ランキング上位に名を連ねる選手とのキャリアの差なのでしょう。第1風上マークを30番前後で回航し、フィニッシュは25位でした。

第3レース、風向65度、風速4から5m、スタートラインは風向に対しほぼ90度でした。1回のゼネラルリコールの後、ブラックフラックが掲揚され、本部船横10番手から、きれいにスタートしました。これで9レース中6回が失敗スタートで、成功は3回になります。第1風上マークを15位で回航し、フィニッシュは11位でした。まあまあのスタートを含め、成功した3回のフィニッシュ順位は、5位、11位、11位ですから、普通にスタートすることが、いかに大切なことであるか解ります。

近藤・鎌田組の第1レースは、リミットマーク寄り、下3番手を狙ったのですが号砲の10秒前にスタートラインから締め出されてしまいました。その場からのスタートをあきらめ、タッキングをして5秒前からスターボード艇の後方を抜けて右に出る行動をとりました。苦しい展開でしたが、第1風上マークを8位で回航しました。このあともなかなか順位を上げることができず、ランニングで一つ落として9位でフィニッシュしました。

第2レースは、本部船寄り2番手からスタートし、即タッキングをして右にコースを取りかけ、すぐに左に戻す展開になりました。最初からフレッシュウインドの中を走ることができ、タッキングの回数も少なかったせいで、スタートラインの傾きが若干有利だったリミット寄りから出て、左コースを選択した艇とほとんど差が無く第1風上マークに到達しました。3番で回航したのですが、この順位をランニングのコースで守りきれず、第1風下マークまでに6番に落ちました。続く、クローズホールドのコースでも順位を上げられず、結局6位でフィニッシュしました。

第3レースは、男子がスタートして10分経過し、風向に対し90度だったラインも、リミットマーク寄りが有利に変化していました。しかし狙ったのは本部船寄りでした。パラパラしかいない本部船寄りの7番手でしたが、ここでも待つ位置が低く凹んでいて、見ていても歯がゆくなるくらいのスタートをしました。展開は、やはり苦しくなりました。それでも9位で回航し、フィニッシュまでに3艇を抜いて6位となりました。

これまでの9レース、近藤・鎌田組を見ていると、スタートにおいては、初日の第3レースのBFDによる失格が重くのしかかっているように思います。スタートライン上に並ぶ時に必要な度胸と粘りがなく、消極的です。出て行くタイミングも常に抑え気味で、どうしても凹んでしまいます。これらをクローズホールドの走りでカバーするのですが、限界があります。微風のコンディションのランニングでは、背後に後続艇の集団ができるパターンで順位を落とすケースが目立ちます。ランニングのスケーティング技術とコース取りに、まだ磨きをかけなくてはなりません。練習中の走りをレースと言う緊張状態で再現する、これには数多くのコース練習をこなすのも一つの方法ですが、高いレベルのレースに出て、強いプレッシャーを受けながら会得する以外の妙案は無いように思います。防具を付けての剣道と真剣の切り合いの違いとでも言うのでしょうか。

レースは、明日3レース、そしてメダルレースとありますが、BFDの重圧を撥ね退ける、思い切りの良いレースをしてほしいと願っています。2年前、まだ名も無い選手だった頃の謙虚さとひたむきさを思い出し、のびのびとレースしてほしいと願っています。あれから自分達の何が変わったのでしょう・・・。注目される選手になって失ったものは無いでしょうか。まだオリンピックまで時間が有り心を無にして頑張るべきでしょう、時間のある限り成長することは可能であると考えます。


デルタロイドレガッタ 470級女子成績
Delta Lloyd Regatta 2008

近藤 愛 & 鎌田 奈緒子

今日も4~6mの風で3レース行いました。

課題のスタートですが、あまり成功はしていません。ラインの真ん中からシートのしぼり遅れで、少しへっこみめのスタート。その時点でびりのへんです。クローズもフリーも少しのミスで必ず抜かれていくし、周りのレベルが上がっている事を感じます。

男子チームもメダルレースまであと一歩のところまであげてきました。私達も負けてられません。思い切りやるだけです!!

アビーム女子
9―6―6 総合7位

アビーム男子
11―25―11 総合12位

小松 一憲

終日、晴れて東よりの風が吹き、降雨日数が年間平均200日以上あると言われるオランダにしては珍しく好天が続いています。

定刻の11時、風速、3から5m、風向、70度で男子のレースが始まりました。原田・吉田組は昨日に引き続き、今日も実施された3レース、全てのスタートを失敗していました。号砲後にタッキングをしてスターボード艇の後方を通過し、右に出る、この展開は、このところすっかり定番になってしまったようです。スタートで狙った場所は、リミットマーク寄りの下5番手、スタートライン中央、本部船寄り上5番手とそれぞれだったのですが、自分を挟んでいる左右の艇から頭を出してスタートしていくことができません。イエールの大会で2本のリコールをしたことがトラウマになってしまったのでしょうか、単純にメインシートを引くタイミングが遅いだけなのです。車で言えばアクセルを踏むタイミングが遅いのです。私はこのような場合、「勇気を出せ、人(他艇)の後ろから出て、人(他艇)の前には出て行けないのがヨットのスタート」と言っています。
スタートを失敗しながらも、第2レースでは、右方向から入ったパフを拾い、第1風上マークを6位で回航しました。その後、上手に走って5位でフィニッシュしました。ここで詳細を発表することはできませんが、イエールで調子の良かったマストを近藤・鎌田組が使用し、彼等は新しいマストを使って色々試行しています。セールも違ったタイプのものを使っています。それぞれ、少し判ってきたこともありますので、明日からのレースに変化が出てくれば良いと期待しています。

近藤・鎌田組の第1レースは、リミットマーク寄り下6番手でスタートをして、左に伸ばしました。スタート後、風が右に触れ、リミット寄りから出た艇には苦しい時間が続きました。左に振れ戻るのをじっと我慢して左に伸ばした艇が結果的に第1風上マークを上位で回航しました。この左への振れ戻りを我慢できず、途中、タキングをして右にコースを取ったのですが、これが裏目となって、風上回航は15番となりました。ランニングで18番まで落ちましたが第2風上マークで11番、さらに最後のランニングで9番に上がってフィニッシュしました。

第2レースは、風速(3から4m)も風向(70度)も珍しく安定し、黄土色した水の色と合わせ、昨年、経験したオリンピックの海面、チンタオを連想するコンデションとなりました。ほぼ全艇が左に伸ばす展開となったのですが、左に伸ばす時点で各艇の微風の走りの差が出ました。近藤・鎌田組は、スターライン中央から出てオランダを走りで上突破し、イタリアも2艇を突破してきました。2艇が飛び出す形で並び、その後はイタリアとの一騎打ちとなりました。第1風上マークは、イタリアが一艇身前。風下マークで逆転して3秒差、風上マークではその差を10秒に広げました。次にサイドマークで18秒、最終下マークでは15秒と差をキープし、接戦を制しました。世界ランキング1位と2位の見ごたえあるレースでした。コーチ冥利に尽きるとでも表現するのでしょうか、非の打ち所の無いレースでした。素晴らしいレースを見せてくれた両名に感謝します。

第3レースは、本部船寄り5番手に並んでスタートしました。しかし、自分達より2秒早くメインシートを絞った風上艇(イスラエルの若手・リコール艇)にブランケットされ、逃げのタキングを余儀なくされました。前には、最初から右狙いのタッキングをした艇がいて走り辛く、左にコースを取ろうとすると、ほかの艇に邪魔され、そこでタキングを返すとまたまた別の艇に前でタキングされるという具合に世界ランキングの上位艇ならではの苦しめられ方をしていました。それでも上マークを6番で回航しました。上マークで即ジャイブをして左にコースを取るのかのように見受けられたのですが、すぐに右にジャイブ返すコース取りをしました。後続艇のブランケットの中で、微風のランニングではタブーとも言える、ばたばたの動きをして順位を落としていきました。下マーク回航は20位前後でした。精神的なバランスを崩したのでしょうか、第2風上マークへのコースで順位を更に落とし、後ろに2艇しかいない状態になりました。ランニングで2艇ほど抜いて22位でフィニッシュしたのですが、第3レースで失格(BFD)している為、捨てレースが無く、重い得点になりました。

良いレースの後に悪いレースをする、昨日も同じでした。これは以前から気になる特徴的な傾向です。偶然と片付けるには、頻度が高すぎるように思います。ヨットも他のスポーツ同様、メンタル的なものが強く影響します。それは、思考的な面や気持ちの持ちように影響し、見えるものが見えなくなる、粘りが無くなる、注意深さや慎重さに欠ける、強気になったり弱気になったりの行動をとる・・・ets。


パーフェクトを目指して、日々勉強、この二日間の失敗も成功も、ラッキーな経験でした。このような経験を数多くしてこそ百戦錬磨の域に到達できるのでしょう。オリンピック直前まで、遠征をする計画を立てた、狙いの一つでもあります。


デルタロイドレガッタ 470級女子成績
Delta Lloyd Regatta 2008

近藤 愛 & 鎌田 奈緒子

今日は、4~5メートルの風で3レース行いました。
9-1-22で総合10位です。

スタートが悪いのは、狙う位置と待つ位置が悪いのが原因で、今日は、慎重に決めましたが、最後のシートのしぼりで、少し躊躇してしまう所があり、若干出遅れてスタートしました。

ただ、その後のスピードとコースどりで、何とか挽回できるので、上がっていけます。
3レース目の22位は、1上5位くらいで回航したのに、ダウンウインドのコースで、集団の内側ばかりで走ってしまい、1下ではほとんどビリでした。それでも、2上でだいぶ上がったのに、上マーク回航時に、ブランケットに入ってしまい、なかなか抜け出せず、またビリに近くなってしまいました。
3レース目は、ミスばっかりしてしまいました。ミスを少なくしないといけないです。

チーム・アビーム女子10位、チーム・アビーム男子18位。



Photographed by K.Soehata. All exclusive right to sue is reserved by ABeam Consulting Ltd.

小松 一憲

三日前から好天が続いています。今日から、オランダ・メデンブリックでのレースが始まりました。470級女子28艇、男子56艇と参加艇は例年の半数しかありません。少し寂しい気もしますが、男女ともオリンピック代表が約半分、その他、各国代表のチューニングパートナーとロンドンを視野に入れて活動を継続したり、新たに始めたチームが参加しています。4日間で1日3レース、計12レースが予定され、最後に上位10艇でメダルレースがおこなわれます。

11時から男子が3レース続けておこない、続いて14時30分から女子が3レースの日程になっています。このスケジュールでいくと、女子が終わるのはだいたい19時になります。男子の参加が60艇未満の為、男子のグループ分けが無く、その関係で、明日からは、男子の11時スタートに引き続き、女子がスタートするよう、さっそく変更されました。

風は、大会のインフォメーションボードに張り出された予報がおおよそのところあたっていました。午前、東北東、5~6m、昼に左(北東)に回って少し落ち、午後、北北東方向に振れて、夕方にかけ10mまで強まるというものでした。ディンギーのレースでは、予報もさることながら「目視」が、より大切であると私は考えています。今日に限って言えば、水の色が黄土色の為か、また空や水面、走っているヨットをチェックしても風向と風速の変化を予測することが難しく、加えて突然変化するのには困りました。

原田・吉田組は、3レース共にスタートラインの約3分の1、リミットマーク寄り、集団の真ん中から出遅れのスタートをしていました。号砲後、すぐにタッキングして右に出て行く展開だったのですが、タッキングを躊躇するほんの10数秒が、その後の展開をさらに更に苦しくしていました。第3レースは、フレッシュウインドのエリアに出たところでスターボード艇の前を横切って抗議され、720度のペナルティーターンをするおまけまで付きました。風速が上がると予測し、マストチューニングを間違えたということもありますが、しっかりスタートできなかったことが今日の敗因でしょう。特別良いスタートである必要はありません。普通に出て行き、自分の行きたい方向にまずは走る、言葉で表現するのは簡単ですが、この「普通」というのがなかなか難しいのです。スタート成功の確率と成績はほぼ平行に推移するでしょう。今年の遠征期間中にスタートテクニックの一部でも良いので、自信にできるくらいのものを、ぜひとも会得してほしいと願っています。

近藤・鎌田組の第1レースは、15時30分、風速4から5m、風向10度、スタートライン4分の1、リミットマーク寄りの位置でメインシートの絞り遅れ、凹みスタートとなりました。スタート後、即タキングをして、右に伸ばしたのですが、風は左から20度近く振れて入ってきました。それでもなんとかしのいで18位で回航しました。トラペゾイドのインナーコース、第1風下マークまでは順位を上げることができなかったのですが、第2風上マークへのクローズホールドが見事でした。江ノ島の北風コースで見せる近藤・鎌田組の的確な振れタックが再現されたかのように、このレグ一本で8位に上がってきました。フィニッシュも8位だったのですが、フィニッシュ後、イギリスのコーチが私のほうに寄って来て、拍手と共に親指を立てるゼスチャーをしていました。やはり皆が注目していたのでしょう。

第2レースは、風が落ちて、3から4m、風向も330度に変化していました。本部船寄り、3番手からきれいなスターをしました。少し走ったところでタッキングをして右に伸ばしました。途中3回ほどタキングをしてコースの右半分に出たのですがその時点ではほぼダントツになっていました。ところが風が急速に2mまで落ち、右に最後まで伸ばした3艇を除いてほぼ全艇の走りが止まりました。それまでの貯金があって、第1風上マークを4位で回航し、その後、フィニッシュまで変わらず4位となりました。

第3レース、18時15分、3・5から4・5m、50度で始まったレースでしたが、スタート後、5分経過したところで風速が9mまで上がってきました。上マークを4位で回航したのですが、上位の1、2、4、5位回航の艇がブラックフラッグで失格となった艇でした。スタートライン、リミットマーク寄りから出た4艇が飛び出したのでしょう。近藤・鎌田組はその4番手、後から聞けば、位置がラインに対して高く「出たな」と思ったそうです。なんともったいない、スタートをしたことでしょう。まだ9レース有るから大丈夫といえば大丈夫なのですが、何も無理をする必要のないレース初日、オリンピックに向け、仕上げの時期に、それがうっかりであれ、なんであれ、慎重さを100パーセント出して臨まなくてはならないブラックフラックのスタートで簡単に失格してしまう、そのあっさりさが残念です。

気持ちをもう一度引き締めて、明日からのレース、毎日が初日の謙虚な気持ちと、戦う為の強い気持ち、そして広い視野を持って、百戦錬磨の武者のように冷静に戦ってほしいと思います。


デルタロイドレガッタ 470級女子成績
Delta Lloyd Regatta 2008

近藤 愛 & 鎌田 奈緒子

今日は男子11時半スタート、女子が14時半スタートで3レース行いました。昨日までの練習期間は毎日良く吹いていたし、今日も10m吹く予報だったのに、海に出てみると穏やかな感じでした。

男子チームは、もう少し風が強くなると予想し、フネのセッティングを間違えてしまったり、スタートが出られなくて、21―31―43で総合34位でした。

私達は、スタートが成功した2レース目4位以外はまたしてもスタート失敗してしまいました。3レース目はブラックフラッグに引っかかり、初日から捨てレースを作ってしまいました。フネの走りは悪くないし、スタートさえ出られれば戦えるのに、そのスタートが難しい(=_=)

明日からスタートを課題に頑張ります!! 
8―4―BFD 総合12位

絶品☆

近藤 愛 & 鎌田 奈緒子

オランダ・メデンブリックにて、順調に練習を行っています!

ここでも、毎日自炊をしていますが、レパートリーが増えました!(^^)!
カレーの残りでカレーうどんです。

前回は、調味料がほとんどなかったのですが、今回は、めんつゆ・片栗粉・うどんを持ってきたので、作ることが出来ました!

これがまた絶品☆

これからは、カレーの次の日は、カレーうどんになりそうです!

近藤 愛 & 鎌田 奈緒子

またまた、ヨーロッパ遠征に出発します!
今回は、2試合出場でオランダとイタリアに行きます。
また各国の代表と手合わせできるので楽しみです(^o^)
いつも全力で頑張ります☆



小松 一憲

第一次ヨーロッパ遠征(滞在2ケ月)に続き、5月15日、第二次ヨーロッパ遠征に出発します。滞在は同じく約2ヶ月でオランダ、イタリア、ドイツで3試合おこなってきます。途中、私と女子チームは6月20日のセーリング連盟の壮行会に合わせ、一週間、一時帰国する予定です。
第一次遠征期間中のヨーロッパは、例年に無く天候が悪く、寒い日が多かったのですが、この帰国滞在期間中(17日間)も五月晴れは数えるほどで、雨ばかりが印象に残りました。とは言え、7日間、海に出たのですが、コンデションは、微風から強風まで満遍なくあり、好条件でテストができました。おかげで、当初の目的だったオリンピック用に発注した新艇(2艇)の確認も、短時間に効率良くできました。

同時期、世界ランキング1位のイタリアは、イスラエル、スイスと共にローマの少し南、ピサの近くで微風と潮流のある海域でトレーニングを実施。アメリカ、チェコ、スロベニア、オーストリアはイタリア国境に近いスロベニアでチョッピーな波と潮流のある海域で・・・。いずれからも「一緒に練習しないか」と、誘いを受けました。また、強風スペシャルのオランダからは、オランダ選手権の事前練習で、と声をかけられています。

第一次遠征で出場した3試合の結果は、それぞれ6位、2位、1位でした。ランキングトップまで、あと一歩です。昨年の春から注目されだし、今では、近藤・鎌田組が強風から微風まで、世界で一番コンスタントに成績を残す(走る)チームであると、認識されていることでしょう。世界の選手、コーチのチェックがきつくなっていることを実感するのですが、裏を返せば、私達にも世界の選手の情報が入ると言うことになります。世界のトップ選手達の中にあって、一挙手一動を見られていますが、こちらも自分の目と耳で動向を察知しています。こうしてオリンピックに一歩一歩近づいてく、この状況こそ、私の望むところでした。

時間には切りがありますが、やりたいことは、一つ経験するとまた一つ増えるといった具合です。これは「常に進化することを宿命づけられたスポーツの特性で普遍的なもの」と割り切らなければいけないのでしょうか。これまで、ことあるごとに「足元を見据え、一歩一歩」と選手に言ってきましたが、私自身にも、今一番必要な言葉ではないかと思います。

この1週間、効率良くテストできた理由に、風のコンデションのほか、男子の原田・吉田組の存在があげられます。私は、茶化して「原吉研究所」と呼んでいます。守るものなど、何もない彼等は、艇もマストもセールも、艤装品から装備品に至るまで、色々使い分け、試みることができます。その経験は、彼らのセーリングの幅を大きく広くげてくれることになるでしょう。彼等で試して、良いものを近藤・鎌田組にフィードバックする。この手法が可能かつスムーズになったのは、ヨーロッパ遠征の後半からです。風速6メートル以上のクローズホールドにおいて、原田選手のセーリングが、男子のインターナショナルレベルに達したからである、と私は見ています。近藤・鎌田組にとっては、彼女達が積み上げ、研ぎ澄ましてきたフィーリングをバラバラにすること無く、石橋を叩いて渡るように、慎重に新しいものにトライしていくことが可能になりました。
原田・吉田組は、いくつかのレーシングテクニックを向上させれば、第二次遠征で、世界のオリンピック代表を相手にインターナショナルへのデビューができると、私は評価しています。

応援してくださっている大勢の皆さん!このところお世話になることの多いメディア関係の皆さん!これまで同様、どうぞ暖かく、そして楽しみに見ていてください。また一回り逞しく、チーム・アビームは変身して帰ってきます。



新艇テスト・葉山マリーナ沖

近藤 愛 & 鎌田 奈緒子

今回の国内練習は、オリンピックで使う艇の最終チェックが課題でした。
今まで使っていた艇と、今回出来た新艇を乗り比べ感触を確かめ、青島に運ぶ2艇を決めました。
天気にも恵まれ、微風~強風まで乗れたので、確実に良いチョイスが出来たと思います!

後は、15日の出発までに計測や荷物の準備をします。

約3週間の日本滞在は、たくさんの取材や練習、計測などなど…色んな経験をさせてもらい、あっという間の3週間でした。
あれもこれも‥とたくさんやりたい事があり、時間がもっとほしい!と思ってしまうほどでした。

あと残された僅かな時間を有効に使っていきたいと思います。

近藤 愛

昨日、『荻原次晴のスポーツブレイク』に生放送出演しました。

初めての生で、最初は緊張してしまいましたが、司会の荻原次晴さんと遠藤玲子さんがとても話しやすい方で、途中から緊張もほぐれ楽しい時間を過ごすことが出来ました。

私の趣味や謎のドリンク『ファンコー』など、ヨット以外の事も沢山お見せ出来たのではないかと思います。
凄く貴重な体験をすることが出来ました!もっと勉強して、ヨットの魅力をたくさんの人に伝えられる人になりたいと思います。

司会の荻原次晴さん、遠藤玲子さんを始め、スタッフのみなさん、本当にありがとうございました☆

近藤愛


順調です。

近藤 愛 & 鎌田 奈緒子

5月3日に進水式をしてから、順調に調整をしています。
今回の目的は、青島で使用する艇・マストの見極め。
相変わらず、9:00~17:00まで海の上です。

すべては、第一印象が大事で、新艇もマストも良い感触を感じました。あとは、沢山乗り込み、自分の体とマッチさせていきます。
今が大切なとき、頑張ります☆

久しぶりに、日本に帰ってきて、葉山マリーナや海の上で、「オリンピック頑張ってね!応援してます!」と、沢山の方に声を掛けて頂くようになりました。

とても嬉しいし、励みになります。
皆さん、ありがとうございます(*^_^*)



「新艇進水式」

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Team ABeam スタッフ

チーム・アビームのスキッパー近藤 愛が、フジテレビ CS739の番組、CSHD「荻原次晴のスポーツブレイク」に生放送出演します。

チーム・アビームがホームポートである葉山マリーナでのインタビュー収録のほか、ヨーロッパでの最新映像も盛り込みながら、アスリートとしての近藤 愛がクローズアップされる予定です。


【番組情報】
番組:フジテレビCS739 スポーツビズ CSHD「荻原次晴のスポーツブレイク」
放送日:5月7日(水)
放送時間:21:00-22:50(うち出演時間は70分ほど)
番組HP:http://www.fujitv.co.jp/cs/program/7393_012.html
出演者:荻原次晴さん 遠藤玲子さん(フジテレビアナウンサー) 

近藤 愛 & 鎌田 奈緒子

日本に帰国してから、オリンピック用470新艇の準備に取り掛かっています。
名前は、『ぺス』と『ドク』です。
どちらかが、青島に行くことになります。
色は、爽やかな青空のような、スカイブルー。愛情を込めて作っています。
仕上がりは、すごく良く、乗るのが楽しみです。

5月3日、葉山マリーナにて進水式です☆