2008年 470級世界選手権 5日目(1月28日)
2008年01月29日 | コーチの声
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朝から快晴、風は3mから4.5mと弱く、メルボルンで練習を開始した日から25日が過ぎ、その経験的な予測ではシーブリーズの吹く時間帯になれば強くなると思ったのですが、以外にも、終日、弱いままでした。しかし、風が吹く吹かないは、今の近藤・鎌田組にとって、問題ではなく、どの風にも苦手意識はありません。それだけに思うように走れず、成績が上げられない自分達に納得できないでしょう。
第1レース、スタートは、本部船寄りの風上側一番を狙って出ました。このポジションは、狙う艇も多く、混雑していました。スタートの時点では、それまでイーブンだった風がやや風下有利に変化していました。結局、スピード無く出て、すぐタキングをしました。この時点で、全体的には厳しいポジションになっていました。コースのとり方がちぐはぐで、集団から離れてフレッシュウインドをつかむのですが、そこから集団に寄せに行き、集団の中に入ってしまってからタッキングをする。あるいは、集団を横切り、逆タックで走ることも多く、歯車がかみ合わない走りになってしまいました。第1上マークは18位で回航しました。サイドマークから下マークのコースがスターボードロングになり、ほぼ全艇が一列になっているところを自分からジャイブをして、仕掛け、それが裏目に出て順位を落とすといった具合に、全てが空回りし、フィニッシュは29位のビリとなってしまいました。これまで、二人のレースを見てきて、私も記憶が無いくらいの順位でした。びりというのは取ろうと思ってもなかなか取れない順位です。
第2レースのスタートは、一回のゼネラルコールの後、ブラックフッラッグのスタートとなりました。狙った位置は真ん中、スタートラインいっぱいに艇が広がっていました。真ん中で出遅れ、すぐタックしました。真ん中は凹んでもいたのでしょう、自分達の右から出た全艇の後ろを通過して、右に出て行きました。スタート前は左海面を使うプランだったのでしょう、フレッシュウインドをつかみながら左へ左へと出て行きました。コースの一番左に出たところでマークにアプローチをし、第1上マークを3位で回航しました。スタートこそ失敗しましたが、スピードもまずまずで、落ち着きを取り戻したのでしょうか、昨日からのもやもやを吹き飛ばすかのようなコース取りでした。風が次第に落ちて、ランニングで後続艇に追いつかれ、順位を2番下げて5位のフィニッシュとなりました。
総合順位は9位、まだ10位以内にとどまっています。今の苦しいレースの状況を乗り越えて、一回り強くなってほしいと願っています。この世界選手権大会で、オリンピック出場の国枠を獲得しようと必死になっている国、日本のように、この大会をオリンピック代表選考に位置づけている国などがあり、皆、ぎりぎりの努力をし、チャレンジをしています。必然的にスタートラインの位置取りも厳しくなります。コース取りに関しても知恵を振り絞り、頑張っているのでしょう。オリンピックのプレッシャーは、この比ではありません。このプレッシャーに押しつぶされるようでは、オリンピックの表彰台などないでしょう。ぜひとも強い気持ちを持って、明日一日をきちっと乗り越えてほしいと思っています。
