2008年 470級世界選手権 2日目(1月25日)
2008年01月26日 | コーチの声
![]()
朝から青空が広がり、いつものメルボルンが戻ってきました。シーブリーズは、12時ごろに入り始め徐々に風速を増していきます。ただし、シーブリーズの今日の予報のマックスは7m。実際はそれより1m低い4mから6mのレースとなりました。そして、昨日に続き、なぜか16時30分には2mにまで落ちていきました。
今日は、昨日、男子がレースをした海面で3レースおこないました。26日の天気予報が今日よりも風速が落ち、コンデションとしては、悪くなるであろうということで1レース多く実施されました。レースコミッティーが変わったからでしょうか、スタートラインは、昨日に比べ、ずいぶんと短くなりました。おそらく200m弱だったと思われます。ただし、ラインは、風向に対し90度ぴったりに設定されました。
第1レース、アウトサイドリミット寄りの6番手で無難なスタートをして左に展開しました。左に伸ばした艇団の中ではトップの走りをしたのですが、近藤・鎌田組のすぐ風上でスタートし、途中で嫌って右に返していった田畑・栗田組が上マークをトップで回りました。近藤・鎌田組は6位の回航となりました。ランニングのコースでトップとの差24秒の3位まで上がりましたが、第2上マークで5位に落ち、その後は、順位が変わらず、フィニッシュしました。トップは、第1上マークの順位を良く守った田畑・栗田組でした。
第2レースは、スタートライン中央からシンガポールの風上で出ました。シンガポールのスタートはいつもアグレッシブでリコールも多く危険です。メインシートの絞りを一瞬躊躇しました。その為に鼻を出し切れず、結局、走りづらいポジションを嫌ってタキングをし、右海面に伸ばしました。スターボード艇のスターンを10艇ほどかすめたでしょうか、良く我慢して出ていきました。右を伸ばすうちに前から入ってきたパフを拾ってタッキングをし、海面の中央に向かったのですが、一気にトップの位置関係になっていました。上マークをトップで回航し、これを守りきってフィニッシュしました。
第3レースは、スタートライン中央で凹んでしまい、苦しいスタートとなりました。即、逃げのタッキングして右に出て行ったのですが、右に出し切らないところでタッキングを返し、内側に入ってきました。こうなるとコース取りが相手任せとなって内側内側で展開することになります。心配したとおり、上マークは、後ろに5艇しかいない23位の回航となりました。今日は、ここからが、昨日(初日)の第1レースと違い、粘りのセーリングができました。昨日の反省が生きたのでしょう。また硬さが取れて、見えるものが見え、感じるものが感じられるようになっていたに違いありません。下マークで追いついた集団の混戦を避け、少し左に出し、かたくなに右海面をとろうとする多くの艇に対し、左をうまく使い、第2上マークでは12位に浮上しました。風が3mまで落ちてきたランニングで9位に上がり、最終下マークの回航では、ひとつ前に回った吉迫・大熊組の風上を突破して8位のフィニッシュとなりました。
出場している日本女子の3艇が、同じグループで戦った今日のレースは、精神的な優位に立つという意味で大変重要でした。5レースを消化したところで、ワーストの成績がカットされ、総合4位に浮上しました。ただし、13レースのうち、まだ5レースを消化したに過ぎません。レースはこれからが佳境です。近藤・鎌田組も初日第1レースの悪いイメージを払拭し、世界選手権の頂点を争うスタートラインに戻れたと捉えるべきでしょう。
明日からのレースも、風がどうであれ、冷静に、恐れず、ひるまず、あなどらず、丁寧に1レース1レースを積み上げていく。悪い結果があったとしても、その内容と正面から向き合って、勉強と捉えて乗り切っていく。この姿勢は常に持ち続けてほしいと願っています。
