2008年01月 アーカイブ

小松 一憲

雲が点在する晴れの天気、今日の最終日は、トップ10位以内の選手が出場するメダルレースと、11位以下の通常のフリートレースが男女それぞれおこなわれました。近藤・鎌田組は、昨日までの総合順位が14位だった為、メダルレースには進出できず、フリートレースで戦うこととなりました。レースは、シーブリーズがまだ本格的に入ってこない12時にスタートし、240度、3mのコンデションでおこなわれました。

日本女子のオリンピック代表選考の決定が今日まで持ち越すとは、正直なところ考えていませんでした。少し前に流行した言葉を使うなら想定外だったとでも言うのでしょうか。昨日までの得点で吉迫・大熊組が逆転するには、今日のレースで1位を取り、近藤・鎌田組が出場19艇のビリとなる、または、2位となったなった時に失格する、この二つの極めて可能性の少ない厳しい状況でした。近藤・鎌田組にとっては、楽なレースだったはずです。ところが、スタートラインの、やや本部船寄りから普通のスタートをしたかに見えた近藤・鎌田組でしたが、早すぎる艇があることを示すX旗が掲揚されたのを見て動揺してしまいました。自分達も出てしまったのではないかという不安を払拭する為に、スタートラインを切りなおす行動に出ました。スタート時の指示は、両サイドのエンドを回って解消しなけれならないことを示すI旗が上がっていました。この旗を見ていない、あるいは理解していなかったなどとは、100パーセント考えられません。レースに出場し始めた小学生の時からなじんできた旗なのです。スタートの解消の方法を間違えて、そのままレースコースに戻っていきました。途中、この間違いに気づいたそうですが、そこで良く気を取り直し、走ったと思います。正真正銘のビリからスタートして、上マークを13位で回航しました。その後、着順6位まで追い上げ、フィニッシュしました。先頭を走った2艇が、早すぎるスタートをして戻らなかった艇でした。吉迫・大熊組2位、近藤・鎌田組は4位のフィニッシュでした。結果的にポイントで大きな差を付けて、代表に決定しました。

国内でおこなわれた選考レースの後、怪我をして1ヶ月半の練習のブランクがありました。私自身の感想ですが、前哨戦のセールメルボルン初日にブランクの影響を感じたところから「少し変」の感覚が生まれ、それをレースの終盤には解消できたと思ったのですが、意外と根が深かったようです。しかし二人は、練習を再開してから短い時間で調整し、よくここまで頑張りました。私は、世界選手権のタイトルを目標にしてきましたから、少なからずの敗北感を感じています。ただし、気力を失ったわけではありません。山の頂に至るには、これからが急斜面、チャレンジします。

今回のレースで、これからやらなければならないことが、しっかり見えてきました。メンタル的に厳しいプレッシャーを潜り抜けたことで近藤・鎌田組は、さらに強くなり、謙虚な気持ちで練習やレースに取り組むことができるでしょう。このステージを演出してくれた競争相手への感謝と自分達をバックアップしてくれている人達への感謝を忘れることなく、大きな目標に向かい、一から出直す気持ちで努力してほしいと願っています。 
      
以上、報告を終わります。 

近藤 愛 & 鎌田 奈緒子

最終レース4位でフィニッシュし、無事日本代表となりました!総合12位です。
色々と大変なレースでしたが、今は代表になれてホッとしています。

皆さん、応援して下さりありがとうございます!これからもっと強くなって、オリンピックに行きたいと思います。

速報

Team ABeam スタッフ

470級世界選手権最終レースの結果によりチーム・アビーム、近藤・鎌田組が北京オリンピックの470級女子日本代表候補となりました。

詳細は追ってエントリーさせていただきますが、取り急ぎまして本当にたくさんの暖かいご声援に際し、スタッフ一同より御礼申し上げさせてください。有難うございました。

小松 一憲

昨日同様、朝から快晴、天気予報も同じなら吹く風も似ていました。レース開始の13時頃には、雲が湾の左上空にかかり、今日も風が左方向に振れ、パフも左から入るのをそれとなく示していました。レースが始まるや否や風速がアップし、5mから9m近くに上がってきました。第2レースは10度左にマークがセットしなおされて210度。予想通り、左へ振れていきました。さらに第2レースの終盤、風が左へ70度もいきなり振れるハプニングもありました。昨日と比較して考えると風速の違いはありましたが、時間と共に左へ変化するパターンは良く似ていました。

第1レース、リミットマーク寄りの10番手ほどのところからきれいにスタートしました。早すぎるスタートをした艇があり、X期が掲揚されました。しかし誰も戻ろうとはせず、そのまま走りました。「バルクヘッドマガジン」の主催者、平井氏がレース後に掲載したスタートシーンの写真は、リコールした艇を見事に捉えていました。この写真に日本の女子3艇が写っていました。リコールと判断された吉迫・大熊組と田畑・栗田組は、明らかに半艇身以上、出ていたのではないでしょうか。近藤・鎌田組は、スタートラインの風下から見ても、写真から判断しても、安全に、そして風下艇との距離を持って、申し分ないスタートをしました。左に展開し、コースの半分を走ったところで、二度のタッキングで上手にパフを拾いました。ダントツの1位ないし2位で第1風上マークを回航するのではないかと思いました。しかし、後から聞けば、この時のタッキングでメインシートのブロックにカニンガムロープの端が入り込み、メインシートを操作することができなくなるアクシデントが起きてしまったそうです。メインシートの操作ができなければ、走りが悪くなるのは当然です。上マーク直前で、入り込んだロープを引き抜いて、やっと回航できたのですが、回航順位は15ないし16番となっていました。めったに起こらないアクシデントで気が動転してしまったのでしょう。フィニッシュまで、順位を上げることはできず着順17位のフィニッシュとなりました。

第2レース、スタートラインの半分やや下寄りから出ましたが、メインシートの絞り遅れで、スタート直後、逃げのタッキングをしなければならず、スターボード艇の後ろを通過して右に伸ばすことになりました。スタート前は、おそらく左に伸ばすプランだったのではないでしょうか。空の雲や、10分前にスタートした男子の走り方をみても、左に行くべきでした。このレースも、第1風上マークは、18位と、苦しい順位で回航しました。下マークでも上がることができず、第2風上マークに再び右展開で走りました。コースの3分の2を走ったところで風が大きく左に振れ、左に展開していたほとんどの艇がオーバーセール、右にいた近藤・鎌田組は後ろに2艇しかいない順位に後退してしまいました。そのまま27位のフィニッシュとなりました。

ここまで悪いと、かける言葉もなかなかみつかりません。世界選手権大会の表彰台を目標に掲げ、選考レースは副次的な存在にしか捉えていなかった私の指導が間違っていたのではないかと考えたりもします。日本選手との競争を考えると、レースの組み立てが小さくなり、伸びやかさもなくなる、視界に入っても気に留めてはいけない、あくまでも自分のレースをするように、と指示してきました。それはいつも通りの指示でした。選考レースという言葉をずっと使わずに来ました。しかし、良く頑張っていた日本の競争相手のオーラでしょうか、火花が飛んでいたのでしょう。そして、プレッシャーを想像以上に感じたのでしょう。しかし、そのプレッシャーの大半は、自分自身で作り出したものだったのではないでしょうか。

私は、二人が自分自身で自分のメンタルを強くする手立てについて考えてくれるよう期待します。生まれ育った過程で形成された気持ちの強さ、性格的な強さと言うのでしょうか、改造できなくても改良することはできるはずです。一般生活では必要なくても、戦う為には必要不可欠な強さを、まずは自ら進んで厳しい練習をこなすところから・・・一から出直しです。

その前に、明日のレースは、普段通り、淡々と臨み、自分達が納得できるレースをしてほしいと願っています。

近藤 愛 & 鎌田 奈緒子

今日もいつも通りの走りが出来ませんでした。
みんな私達と同じようなプレッシャーを感じながらレースをしているし、苦しいのはみんな同じとわかっているのですが、自らで追い込んでしまってると思います。

今日も第1レース、スタートも決まりコースも良く上マーク2位で回航出来そうだったのですが、カニンガムのシートがメインシートのブロックに入り込み、メインシートの出し入れが出来ず、ヒールはするはタックの度にオーバーヒールするはで、結局上マークは10位前後、そのあとトラブル回避はしたものの、平常心が保てず15位。

2レース目は、スタート失敗で逃げて右展開、風は大きく左にシフトしてどんどん順位を落とし、27位。
総合14位となり、メダルレース出場は出来なくなりました。

日本女子の2位は、吉迫・大熊組で17点差、田畑・栗田組は、19点差です。

明日のレースは、メダルレースに出場する10艇がいないので、19艇でレースを行いますので、得点を考えれば、そんなに不安になることじゃありません。

最後のレース、気持ち良いレースをしたいと思います。


全体の成績はこちら
http://www.yachting.org.au/site/yachting/event/11221/overall_2_3.html

小松 一憲

朝から快晴、風は3mから4.5mと弱く、メルボルンで練習を開始した日から25日が過ぎ、その経験的な予測ではシーブリーズの吹く時間帯になれば強くなると思ったのですが、以外にも、終日、弱いままでした。しかし、風が吹く吹かないは、今の近藤・鎌田組にとって、問題ではなく、どの風にも苦手意識はありません。それだけに思うように走れず、成績が上げられない自分達に納得できないでしょう。

第1レース、スタートは、本部船寄りの風上側一番を狙って出ました。このポジションは、狙う艇も多く、混雑していました。スタートの時点では、それまでイーブンだった風がやや風下有利に変化していました。結局、スピード無く出て、すぐタキングをしました。この時点で、全体的には厳しいポジションになっていました。コースのとり方がちぐはぐで、集団から離れてフレッシュウインドをつかむのですが、そこから集団に寄せに行き、集団の中に入ってしまってからタッキングをする。あるいは、集団を横切り、逆タックで走ることも多く、歯車がかみ合わない走りになってしまいました。第1上マークは18位で回航しました。サイドマークから下マークのコースがスターボードロングになり、ほぼ全艇が一列になっているところを自分からジャイブをして、仕掛け、それが裏目に出て順位を落とすといった具合に、全てが空回りし、フィニッシュは29位のビリとなってしまいました。これまで、二人のレースを見てきて、私も記憶が無いくらいの順位でした。びりというのは取ろうと思ってもなかなか取れない順位です。

第2レースのスタートは、一回のゼネラルコールの後、ブラックフッラッグのスタートとなりました。狙った位置は真ん中、スタートラインいっぱいに艇が広がっていました。真ん中で出遅れ、すぐタックしました。真ん中は凹んでもいたのでしょう、自分達の右から出た全艇の後ろを通過して、右に出て行きました。スタート前は左海面を使うプランだったのでしょう、フレッシュウインドをつかみながら左へ左へと出て行きました。コースの一番左に出たところでマークにアプローチをし、第1上マークを3位で回航しました。スタートこそ失敗しましたが、スピードもまずまずで、落ち着きを取り戻したのでしょうか、昨日からのもやもやを吹き飛ばすかのようなコース取りでした。風が次第に落ちて、ランニングで後続艇に追いつかれ、順位を2番下げて5位のフィニッシュとなりました。

総合順位は9位、まだ10位以内にとどまっています。今の苦しいレースの状況を乗り越えて、一回り強くなってほしいと願っています。この世界選手権大会で、オリンピック出場の国枠を獲得しようと必死になっている国、日本のように、この大会をオリンピック代表選考に位置づけている国などがあり、皆、ぎりぎりの努力をし、チャレンジをしています。必然的にスタートラインの位置取りも厳しくなります。コース取りに関しても知恵を振り絞り、頑張っているのでしょう。オリンピックのプレッシャーは、この比ではありません。このプレッシャーに押しつぶされるようでは、オリンピックの表彰台などないでしょう。ぜひとも強い気持ちを持って、明日一日をきちっと乗り越えてほしいと思っています。

近藤 愛 & 鎌田 奈緒子

今日は3~5メートルの弱い海風で2レースしました。結果は29―5。昨日からいつもの自分達の走りが出来ていません。緊張だとか変な気持ちになっているつもりは全く無いのですが‥明日からの3レースひとつひとつ大切に、いつもの自分達らしい走りをします!!


9位 チーム・アビーム

全体の成績はこちら
http://www.yachting.org.au/site/yachting/event/11221/overall_2_3.html

小松 一憲

シーブリーズが午後に強くなるという天気予報通りのコンデションとなりました。11時からの第1レースは、4mから6m、255度。一度陸上にもどり、成績が集計され、決勝シリーズとして再開した第2レースの14時40分のスタート時は、6mから8m、200度。この風は、第2レースが終了する一時間のうちに9mから11mまで上がってきました。第3レースは16時からスタートしましたが9mから12m、185度。このように、今日は、風軸が左へ左へと変化しながら風速が上がっていき、それに伴って波長の短い高い波も立ちました。

第1レースは、アウトサイドリミット寄り5番手からうまく飛び出し、コースのとり方、スピード共に良く、フランス(ランキング2位)との争いにも勝ち、第1風上マークをトップで回航しました。2位との差は15秒でした。ランニングのコースに入ってから下マークを見間違うというハプニングで2位に後退、第2風上マークまでのクローズホールドで、フランスを抜き返し、再びトップに立ちました。ランニングのレグでまたまたフランスに追いつかれ、最終下マークでは3位だったアメリカにも抜かれ、3位でフィニッシュしました。

今日の第2レースから、決勝シリーズが始まり、予選シリーズ上位28艇で形成されたゴールドグループでの戦いとなりました。風速域は、強風の練習をこなし自信を持っていた6mから11mでした。スタートでは、アウトサイドリミットマークを狙った艇団10艇ほどの塊からはじき出され、号砲直前にタッキングを余儀なくされ、全艇のスターンを通過して右に出ていきました。その後、左に展開した集団を追ってタッキングをしました。調子の良い時と比べると艇速が無く、風上マークは16位で回航することになりました。スピンのリーチングで良く走り、サイドマークを回航する時には10位近くまで上がりました。次のランニングのコース取りに、上らせすぎの強引な走りが目立ち、下マークまでに順位を大きく落としました。最後は、フィニッシュのリーチングでスピンを張り、スピンを上げずに走っていた数艇をフィニッシュライン直前で抜いて13位となりました。このレースで特に印象的だったのは、タイトリーチングの走りでした。

第3レースは、スタートライン中央から出たのですが、早すぎるスタートをしたチェコなど数艇に風上に出られ、第2レース同様、逃げのタキングをしなければなりませんでした。スターボード艇の後ろを通過して右に出る展開となりました。ここでもスピードと上り角度にいつもの精彩が無く、上マークは20位の回航となりました。その後15位ぐらいのところまで上げたのですが、最後は気持ちの問題もあったのでしょう、ずるずると落ちて23位というワーストのレースになってしまいました。

さすがにオリンピックイヤーです。各国の選手が一段とレベルアップしてきました。決勝レースになってレベルが高くなり、スタートも厳しくなりました。しかしこのプレッシャーを突破できる気力とテクニックを持っていたからこそ、現在の世界ランキング4位に上がってきたはずです。強風でも、あっさり走り負けするレベルではないはずです。じつは、この「・・はずじゃない」という気持ちが災いして、ちょっと悪くなった時のリカバリーが阻害されているように思えます。セールメルボルンの第1レースでも見られた特徴的な傾向です。ワンランク、ステップアップ(成長)する為に乗り越えなくてはいけない壁なのでしょうか。

決勝も今日が初日です。まだ三分の一です。これらの言葉は異口同音、再びと言うか、これからも、ずっと言い続けられるのでしょう。もう一度、心身、艇共に、きちっと修正し、今風に表現すればリセットでしょうか、明日からのレースに挑戦すべきです。

近藤 愛 & 鎌田 奈緒子

今日は、11:00スタートで予選第6レース、14:40スタートで決勝2レースを行いました。
3-13-22で新たに悪い順位を取ってしまいました。

風は、午後の決勝レースは、8~12メートル吹いてきて、得意風域だったのですが、マークを回航する度に順位を落としてしまいました。

私達なりに修正しようと走りながら色々考えましたが、良い走りを出せずに終わってしまいました。
今日失敗してしまったことを夜良く考えて、明日には同じ失敗をしないようにします。
少しでも前を目指して頑張ります!!


7位 チーム・アビーム

全体の成績はこちら
http://www.yachting.org.au/site/yachting/event/11221/overall_2_3.html

小松 一憲

朝から北寄りの温かく乾燥した風が吹き、日中は、それが熱風のようになって、大変な暑さになりました。午後は、雷雲が発生し、雷と雷雨が近くを通過しました。スタート予定時刻の13時、6mから8mあった風が急激に4mから5mまで落ちてきました。しかし330度に設定されたコースでレースは始まりました。ラインの3分の1、リミットマーク寄りから危なげないスタートをしたのですが、約5分ほど走ったところでレースは中止されました。風が左に大きくシフトしたのが中止の理由だったようです。

次に315度にコースを変更してレースを再開し、スタートしかけたところで、延期信号が上がり、これも始めからやり直すことになりました。コースを設定しなおすこと3回、14時5分、305度にマークが打ち直されてレースが再開しました。近藤・鎌田組は、スタートラインのリミット寄り、下一番の会心のスタートをして左方向に展開しました。数分後にタッキングをしたのですが、その時点で、ほぼトップの位置になっていました。コースの4分の1を走ったところで、またしてもレース中止の旗が揚がりました。風のむらが多く、コースの左右で風向も違いすぎたのが中止の理由だったようです。その頃から左方向に見えていた雷雲が次第に発達し雷の光も見え出しました。ハーバーにもどって待機せよの指示で、陸上に戻ったのですが、雷雲の関係もあって風向がいつになっても安定せず、結局、女子のレースは全て中止となりました。

明日、11時に予選の残り1レースを実施し、14時から決勝のスケジュールに入って2レースをおこなうことになりました。

近藤・鎌田組は、気持ちが乗ってきたように見受けられます。どのようなスケジュールになり、どのようなコンデションになろうとも、いつも通り、淡々と海に出て行くだけです。レースは成立しなかったのですが、2回の貴重なスタート練習ができました。そのように思えば、今日のこの日も大変有意義だったと言えるでしょう。

男子は、不安定な風の中で予選の最終1レースが実施されました。レースの実施と中止の判断は、二つの海面に分かれたレースコミッティーのそれぞれの判断に委ねられているようです。男子は予選(6レース)が終わり、その結果、第一次国内選考で3番手だった松永・上野組が決勝レースの日程を残してオリンピック代表に内定しました。松永・上野組の健闘を讃え、ますますの精進に期待します。そして敗退した選手には、心から、ねぎらいの言葉をかけたいと思います。

私は過去8回(選手で6回、役員で2回)選手の代表決定シーンを経験し、また目にしてもきました。そのいずれもが、あっさり過ぎるほどあっさりの印象を受けるのです。かけた日数と決まる日数のギャップが大きすぎる為なのでしょう。

4年に1度のオリンピックは、それが代表選考であっても最後の10日間の、1日、1日に最大の集中力を発揮しなければなりません。できれば、運、不運などの言葉を寄せ付けないほどの実力を持つべきです。そして、常日頃から、どんなレースであれ、1レース、1レース、大切に、そして全力で戦うことを習慣として心がけなければならないと考えています。

4日目のレース

近藤 愛 & 鎌田 奈緒子

明日(27日)は、予選6レース目を11:00スタート予定、その後、決勝シリーズ2レースを14:00スタート予定で行うことになりました。


全体の成績はこちら
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近藤 愛 & 鎌田 奈緒子

今日は、珍しく朝から北風が吹いており、出艇した時は、8メートル吹いてたのが、13:00スタートの直後には急激に風速が落ち、風も大きくシフトした為ノーレース。
その後、何度もスタートをしましたが、風が不安定なので、ノーレースになりました。
そうこうしてるうちに、雨雲が発達し稲光が見え始めました。
一度陸に戻り、待機しましたが、結局今日はレースを行いませんでした。
明日は、予選の続きをやるか、決勝をやるか指示を待ってる状態です。

男子は、今日1レース行い、スリーボンドの松永・上野組だけゴールドフリートに残ったので今日の時点でオリンピック候補選手に決まりました。

女子は、まだまだわかりません。
明日からも集中してレースに望みます。

小松 一憲

朝から青空が広がり、いつものメルボルンが戻ってきました。シーブリーズは、12時ごろに入り始め徐々に風速を増していきます。ただし、シーブリーズの今日の予報のマックスは7m。実際はそれより1m低い4mから6mのレースとなりました。そして、昨日に続き、なぜか16時30分には2mにまで落ちていきました。

今日は、昨日、男子がレースをした海面で3レースおこないました。26日の天気予報が今日よりも風速が落ち、コンデションとしては、悪くなるであろうということで1レース多く実施されました。レースコミッティーが変わったからでしょうか、スタートラインは、昨日に比べ、ずいぶんと短くなりました。おそらく200m弱だったと思われます。ただし、ラインは、風向に対し90度ぴったりに設定されました。

第1レース、アウトサイドリミット寄りの6番手で無難なスタートをして左に展開しました。左に伸ばした艇団の中ではトップの走りをしたのですが、近藤・鎌田組のすぐ風上でスタートし、途中で嫌って右に返していった田畑・栗田組が上マークをトップで回りました。近藤・鎌田組は6位の回航となりました。ランニングのコースでトップとの差24秒の3位まで上がりましたが、第2上マークで5位に落ち、その後は、順位が変わらず、フィニッシュしました。トップは、第1上マークの順位を良く守った田畑・栗田組でした。

第2レースは、スタートライン中央からシンガポールの風上で出ました。シンガポールのスタートはいつもアグレッシブでリコールも多く危険です。メインシートの絞りを一瞬躊躇しました。その為に鼻を出し切れず、結局、走りづらいポジションを嫌ってタキングをし、右海面に伸ばしました。スターボード艇のスターンを10艇ほどかすめたでしょうか、良く我慢して出ていきました。右を伸ばすうちに前から入ってきたパフを拾ってタッキングをし、海面の中央に向かったのですが、一気にトップの位置関係になっていました。上マークをトップで回航し、これを守りきってフィニッシュしました。

第3レースは、スタートライン中央で凹んでしまい、苦しいスタートとなりました。即、逃げのタッキングして右に出て行ったのですが、右に出し切らないところでタッキングを返し、内側に入ってきました。こうなるとコース取りが相手任せとなって内側内側で展開することになります。心配したとおり、上マークは、後ろに5艇しかいない23位の回航となりました。今日は、ここからが、昨日(初日)の第1レースと違い、粘りのセーリングができました。昨日の反省が生きたのでしょう。また硬さが取れて、見えるものが見え、感じるものが感じられるようになっていたに違いありません。下マークで追いついた集団の混戦を避け、少し左に出し、かたくなに右海面をとろうとする多くの艇に対し、左をうまく使い、第2上マークでは12位に浮上しました。風が3mまで落ちてきたランニングで9位に上がり、最終下マークの回航では、ひとつ前に回った吉迫・大熊組の風上を突破して8位のフィニッシュとなりました。

出場している日本女子の3艇が、同じグループで戦った今日のレースは、精神的な優位に立つという意味で大変重要でした。5レースを消化したところで、ワーストの成績がカットされ、総合4位に浮上しました。ただし、13レースのうち、まだ5レースを消化したに過ぎません。レースはこれからが佳境です。近藤・鎌田組も初日第1レースの悪いイメージを払拭し、世界選手権の頂点を争うスタートラインに戻れたと捉えるべきでしょう。

明日からのレースも、風がどうであれ、冷静に、恐れず、ひるまず、あなどらず、丁寧に1レース1レースを積み上げていく。悪い結果があったとしても、その内容と正面から向き合って、勉強と捉えて乗り切っていく。この姿勢は常に持ち続けてほしいと願っています。

近藤 愛 & 鎌田 奈緒子

今日は、天気が良くいつもの海風が入ってきました。しかし、今日の海風も7メートル止まりで、3レース目の最後のレグは、3メートルまで落ちました。

今日は、粘りました。
2レース目は、リコールかな?と思うほど前に出てスタートし、1位でフィニッシュのホォーンが鳴ったときは、本当に安心しました。1位を取ったということで、精神的にも落ち着いたと思います。
3レース目は、1上を23位で回航しましたが、とにかく1艇ずつ抜くことを心掛け、最後の最後で、日本女子の2艇を抜かすことが出来ました。
決して最後まで諦めない‥いつもの強い気持ちが、身を結びました。

1位 イタリア
2位 オランダ
3位 オーストラリア
4位 チーム・アビーム
10位 田畑/栗田組
22位 吉迫/大熊組

全体の成績はこちら
http://www.yachting.org.au/site/yachting/event/11221/Overall_2_1.html

小松 一憲

高気圧に覆われ、いつもなら、からっと晴れて青空が広がるですが、朝の雲が昼過ぎになっても無くならず、終日、曇りのままでした。風速は、レースの時間帯でいうと、1時から2時にかけて4mから6m、2時30分頃に6mから9mになり、その後、1時間に満たない間に3mまで落ちていきました。風速の変化のわりに風向は比較的安定していました。第1レースが210度±10度、第2レースは220度±10度でした。

世界選手権に合わせ、必要と思われる準備と調整を納得いくまでしてきました。前哨戦のセールメルボルンでは2位という結果を出し、特に緊張もせず、ゆったりとした気持ちでこの日を向かえることができました。全ては、私達を支えてくれた大勢の皆さんのお陰と心から感謝しています。ある意味、自信をもって臨んだレースの初日でした。しかし、第1レースは、展開が少し苦しくなったとたん、肩に力が入り、気持ちが空回りし、タクティクスにもスピードにも冴えが無くなってしまいました。「これがヨットレース、これがスポーツの怖いところ」と、観戦しながらため息ばかりつく自分に可笑しささえ覚えました。

スタートラインは250m以上あり、1グループ、28艇にはゆったりとした長さで、角度も風軸に対し、90度ぴったりに設定されていました。アウトサイドリミットマーク寄り10番手、風下にデンマーク、風上にフランス(ランキング2位)という位置でスタートをしました。風下艇を上突破、風上艇も追いやって、なかなかの走り出しでした。しかしその後、風の振れに対する反応が早すぎ、言い方を変えると「小さな振れに反応しすぎ」、「溜めの無いコース取り」となり、コースの内側内側で走る形となりました。
その結果、両サイドに根気良く伸ばし、大きな振れをつかみに行った艇団に、コースの3分の2を走ったところで両サイドから抜かれ、10番手のだんご状態で第1風上マークを回航しました。この10位の回航は、けして悪い順位ではありません。ここで落ち着いて10位を守れば、初戦としてはまずまずだったはずです。リーチングマーク回航後、即ジャイブをしましたが、下マークの位置からするとマイナス角度へのジャイブでした。第1下マーク17位、第2風上マークで20位、フィニッシュは19位と順位を上げられないままフィニッシュしました。

なぜこのような走りになったのでしょう。それは、「スタートは悪くなかったのに」、「もっと前を走れるはず」、「こんなはずじゃない」という気持ちが先行し、硬くなってしまったのです。この硬さは自分達の前を日本艇(吉迫・大熊組)が走り、それが視界に入ることにより、さらに大きくなりました。「周囲を見る、風を見る、マークを見る」、それらができなくなったことでコース取りがちぐはぐになりました。ティラーから伝わるヘルムを感じ取り、風速の変化に適切に対応していく冷静さを失ったことでスピードも無くなりました。「急に下手になった、急に艇が遅くなった」というわけではありません。一言で言えば、メンタルのトラブルだったのです。

第2レースは、風速が少し上がりました。リミットマーク寄り、6番手で好スタートを切り、スピードもまずまずで、第1風上マークは2位と1艇身差の3位で回航しました。マーク回航後のリーチングのレグで2番手に上がり、その後は、風が次第に弱まり、3mまで落ちていく中を、危なげなく2位をキープしてフィニッシュしました。

この2位の成績で落ち着きを取り戻したのでしょう、二人の顔つきも、いつもの表情になりました。
この変化は、明日からのレースにとって大変貴重なものとなります。

レースはこれからです。第1レース、あるいは初日で、この世界選手権の結果を予測するのはナンセンスでしょう。まだまだ物語が作られるはずです。
ひるまず、あなどらず、丁寧に、1レース、1レースを積み重ねていくよう心がけます。

近藤 愛 & 鎌田 奈緒子

今日のメルボルンは、朝から曇り空でいつもなら入ってくる海風も7メートル止まりでした。2レース行いましたが、19-2で総合19位でした。

最初のレースを今日みたいな順位を取ったことはあまりなく、やはり力が入ってしまっていたのかも知れません。

2レース目は、冷静に戻りいつもの走りが戻ってきました。
スタートは、少しへこみ気味でしたが、集団から頭を出す好スタートが切れました。
その点が良かったことです。
明日からも、スタートをきっちり決め、淡々とレースをこなしていきます。

日本女子成績
10位 田畑/栗田組 10-4
19位 チーム・アビーム 19-2
26位 吉迫/大熊組 8-19

全体の成績はこちら
http://www.yachting.org.au/site/yachting/event/11221/Overall_2_1.html

Team ABeam スタッフ

いよいよ470級の日本代表最終選考を兼ねた、運命の470級世界選手権が、先週の前哨戦(Asia Pacific Regatta)と同じくメルボルンで幕を開きます!!

明日24日(木)から予選レースがスタート。開催概要は以下の通りです。


開催地:オーストラリア・メルボルン郊外のモーディアロク(Mordialloc)
参加国:470級女子 30ヶ国56艇

日程
1/23:プラクティスレース・開会式
1/24-26:予選シリーズ6レース(2グループ)
1/27-29:決勝シリーズ6レース(4グループ)
1/30:メダルレース(上位10艇が最終順位を決定するレース)

日本との時差は+2時間。チーム・アビームのスタッフも現地に飛び、ほぼリアルタイムでの速報をお伝えしたいと思います。臨場感溢れる小松コーチのレポートもお楽しみに!!


ここで470級女子オリンピック代表選考について簡単におさらいしますと、第1次選考のポイントと第2次選考のポイント(基本ポイント+付加ポイント)を合計した最多ポイント獲得チームが日本代表候補チームとなります。詳しくはこのサイトのヘッダーリンク、「Road to Beijing」をクリックしてご覧いただければと思います。

チーム・アビーム北京オリンピックへの道
http://www.teamabeam.jp/road.html


2007年11月に広島で開催された、1次選考会を兼ねた2008年度ナショナルチーム選考レースの結果と獲得ポイントは下記の通りでした。

1位 近藤 愛/鎌田 奈緒子(チーム・アビーム) 6.0点
2位 吉迫 由香/大熊 典子(ベネッセコーポレーション) 4.5点
3位 田畑 和歌子/栗田 直美(福岡経済大職員) 3.0点


前哨戦のAsiaPacificRegattaのように3チーム全てがメダルレースに駒を進めた場合(ぜひそうなって欲しいです!!)3チーム全てに基本ポイントと付加ポイントが付与されますので、全く予断を許さない戦いになると思われます。

とにかく3チームの中で最高順位を取る事がどのチームにも課せられている命題です。


オーストラリアは今まさに夏の盛り!! 極限まで厳しい戦いが繰り広げられる事と思いますが是非チーム・アビームへの熱いご声援、よろしくお願いいたします☆



プラクティスレースの模様


開催地、モーディアロクの会場風景

Photographed by K.Soehata. All exclusive right to sue is reserved by ABeam Consulting Ltd.


大会の公式サイトはこちら
470 World Championships 2008
http://www.sailmelbourne.com.au/event/470worldchampionships2008

近藤 愛 & 鎌田 奈緒子

いよいよ、ワールド開幕です!
2004秋にペアを結成して、約3年必死で練習してきました。
計測も終わり、準備は出来ました。レースが凄く楽しみです(^O^)
皆さん結果を楽しみに待っててください☆

小松 一憲

昨夜から断続的に雨が降り、日中も時折り、小雨のぱらつく天気となりました。
東寄りの風が南に回ったのですが、風速は思うように上がらず、スタート予定時刻13時30分から、おくれること約2時間、レーザーラジアル級に続いて15時10分にレースが始まりました。
この時間は、晴天であればシーブリーズが強くなる時間帯です。
雲が薄れて空は少し明るくなっていました。これもシーブリーズのパターンだったのでしょうか、風向は170度、クルーがトラピーズに軽く乗るか、デッキに座る程度の風速(3から4m)になりました。

スタートラインは、正確に100メートル。風向に対し、ほぼ直角に作られました。
スタート4分前からアメリカがマッチレースを仕掛けてきました。
ポイント的には20点も差のあるアメリカが、近藤・鎌田組をスタート前から押さえ込みにきた狙いは、はっきりしています。
メダルレースの順位に関わらず、優勝が決定していると言ってよい彼女達は、4日後から始まる世界選手権大会で再び競うことになるチームに対し、精神的な優位に立っておく、言い換えれば、精神的なダメージを与えておこうという意図だったのでしょう。
その証拠に、レース後に顔を合わせたアメリカのコーチが笑顔で私に言いました「next week」。
けん制してきたアメリカに対し、あたかも足がすくんでしまった子供、蛇に睨まれたカエルのように立ちすくんでしまったのは残念です。
思い返せば2年前のドイツ・キールでも、相手はオーストラリアでしたが、同じようなことがありました。
日本に帰り、男子の山田・中村組及び川田・吉田組と七里ガ浜沖でマッチレースの練習をしたのですが、まだまだ成果を出すまでに至らなかったようです。

スタートは3艇がリコール(OCS)し、そのうちの2艇が戻らずに失格するという、タイミング的に全ての艇が強気に出たスタートだったようです。
近藤・鎌田組は、スタート号砲直後の飛び出しが素晴らしく、風上で押さえ込みにきていたアメリカを走りで追いやりました。しかし、右に逃げたアメリカの方向に風が振れる不運もあって、第1風上マークの回航は8位と苦しい展開になりました。
トップは、右海面を使った吉迫・大熊組でした。第2風上マークまでの上りのレグで3位に浮上し、吉迫・大熊組、アメリカに続いて3位をキープしてフィニッシュしました。

総合順位10位以内の選手で競うメダルレースはトップレベルの選手の総合的なコンテストです。
それはまた、トップ選手達を一同に観察できる絶好のチャンスです。
今日もまた、新たな考えが浮かんできました。

2008年セールメルボルンは、銀メダル、2位という結果で終了しました。わずか6日間ではありましたが、大変貴重な勉強ができました。
そして世界選手権のスタートラインに立つ準備は、艇及び心身共にできました。  

以上、報告を終わります。



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近藤 愛 & 鎌田 奈緒子

今日は、メダルレースだけ行いました。
朝から雨が降ったり止んだりで、気温も低く、風も雨が降り方でシフトしてしまうのでなかなかレースを始められず、スタートしたのは15:00を回ってからでした。

風速3~4メートルでスタートし、1下からの良いスタートを切りました。
アメリカ艇が、スタート前からついてきて、なかなか振り切れなかったのですが、スタート後の時点ではリードしました。
しかし、その後のスピードが今一つで、アメリカにリードされたまま、3位フィニッシュ。
総合2位で大会を終えました。

今回のレースは、本当に出れて良かったです。
レース感覚を取り戻したし、強風での走り、ダウンウインドの走らせ方など、今までの練習が良かったことを再確認できました。
色々気づかせてくれてありがとう。

あとは、強い気持ちでレースに望み、ワールドでは今回失敗した事を絶対にしないようにします。

もう2位はいいです。

小松 一憲

メルボルンに来てから2週間が経過し、気温にも景色にも生活にも慣れました。
しかし、レース海面に吹く風を全て把握したというわけではありません。

今日は曇り空、昼まで北東の風が吹いていました。
これまでは青空の広がりと共に180度から190度のシーブリーズが吹いてきたのですが、14時から始まった女子の第1レースは165度、第2レース135度、16時に始まった男子第1レースと続く第2レースは125度。レースが終了した18時には90度という具合に左へ左へと変化していきました。
風速も落ちることなく、4mから8mへと時間をかけながら上がっていきました。
このような風のパターンは、日本ではあまり経験しません。
そういった意味で、今日のコンデションはたいへん貴重でした。

第1レース、3から4mの風でレースが始まりました。
このレースを世界選手権の練習レースとしか思っていない選手が多いせいでしょうか、最終日になってもスタートに緊張感が無くブラックフラッグお構いなしの強引な狙い方が目に付きました。
「どんな時も、自分達はセオリー通り、しっかりスタートするように」と指示しています。
そのためでしょうか、スタートの列の中でメインシートを引くタイミングに躊躇した様子が見られました。
スタート号砲とほぼ同時に逃げのタックをし、8割の艇の後方をすり抜けて右海面に出て行きました。
第1上マーク8位、第2上マーク4位、フィニッシュ着順3位と、スタートの失敗を見事にカバーしました。
トップフィニッシュのフランスがリコールしていた為に2位となりました。

第2レースもやはりブラックフラッグのスタートとなりました。第1レースで10艇ほどの失格艇が出て、このレースは全艇が控えめの狙いになったのですが、風下艇にルームを奪われ、ホープレス状態でスタートしました。
第1レースと違い、即タッキングを選択せず、そのホープレスの状態を我慢したのが災いし、逃げて右に展開するのも苦しくなりました。
右に完全に出きらずに内側に返したのですが、集団の内側でタッキングが多くなると共に、これまでのシーブリーズのイメージにとらわれ、風が右方向に振れていくパターンを読みきれなかったようです。第1風上マークの回航は30位前後となりました。
その後も順位を上げることができず、今回のワーストのレースとなってしまいました。

明日のメダルレース(トップ10艇)には、日本の女子が3チーム(吉迫・大熊組5位、田畑・栗田組7位)出場します。
明日はどのようなレース展開になるのか予測付きません。いずれにせよ、全力で臨み、良くても悪くても内容を糧にして、24日から始まる世界選手権大会の備えとすべきです。

近藤 愛 & 鎌田 奈緒子

今日は朝から風が弱く、13時頃そよそよと入ってきた南東の風で2レース行いました。

今日は、スタートが全く出れませんでした。
ブラックフラッグが上がってのスタートで消極的になりすぎてました。

1レース目は、スタート後のコース展開が上手くいき、順位を上げることができましたが、2レース目は、判断の遅れからどんどん抜かれてしまいました。

どんな時にも冷静な判断、すばやい対処が重要になりますが、今日はだめでした。
明日はメダルレースです。
きちんとした良いレースをしたいと思います。

今日は、2-31で総合2位です。
日本女子3艇、メダルレースに残りました。

結果はこちらからどうぞ!!
http://www.yachting.org.au/site/yachting/event/6997/Overall_3_1.html

小松 一憲

11時30分から12時にかけ、シーブリーズが入り始め、連日、メルボルンの典型的なコンデションでレースがおこなわれています。
今日は男子が先、女子が後のレースでした。
先におこなわれた男子の時間帯に比べ、風は全体的に強く、第1レース、8から11m、第2レース、9から12mでした。

「1レース、1レースが勉強、1レース目より2レース目、今日よりも明日、明日よりも明後日、日を重ね、レースを重ねるごとにうまくなれば良い」そう言い続け、辛抱強く練習もし、レースもしてきました。
今日の2レースは、近藤・鎌田組の逞しく成長した姿をインターナショナルに披露した記念すべき日だったのではないでしょうか。

第1レース、ブラックフラッグの上がったスタート、スタートライン中央から無難なスタートをし、取ったコースは左、風を待ちながら外に出て行く、振れたところで中に寄せてくる、それらのコース取りにリズムのようなものが感じられ、上マークは3位と、上々の順位で回航しました。
その後、下マークはだんご状態の6位に落ち、上マークで再び2位。
フィニッシュはトップのアメリカに一艇身まで追いつき、3位のドイツには鼻の差で勝ち、2位となりました。
このような大接戦を強風の中で経験し、一歩も譲らない結果を残すことで、ますます強い選手になっていくことでしょう。

第2レースも第1レース同様、スタートのやり直しをすること3回目の、ブラックフラッグのスタートになりました。
アウトサイドリミット寄りから素晴らしい飛び出しをしました。ラインに並んだ時は、自分達のすぐ風下にドイツ(世界ランキング8位)、その風下にチェコ、風上にオーストリア(ランキング7位)、そしてイタリア(ランキング1位)、皆ランキング上位者達です。
一般的なレベルであれば、わざわざ厳しい位置に並ばなくてもいいのではないかと考えるのが普通でしょう。
しかしピンエンド(スタートライン両端)ではない良い位置には、やはり良い選手達がスタートを狙って並ぶのです。この壁を突き破ってこそインターナショナルなのです。
しかもコンデションは強風です。胸のすくような飛び出しとスピードでこの壁を突き破りました。
第1風上マーク、2位に5秒差のトップ回航、風下で15秒、第2上で20秒、第3上で35秒、フィニッシュは45秒もの差を付けてのダントツでした。

細かいところはまだまだです。ランニングの走りも磨きをかければ、まだまだ速くなるでしょう。
今回、このレースに、強風にめっぽう強いオランダ(世界選手権3連覇)、そしてフランス(ランキング2位)が参加していません。手放しで喜ぶには早すぎます。

ただ、怪我で計画通りの練習ができず、レースと練習から遠ざかり、錆びてしまった感覚、その錆をここで完璧に払拭できたことを何よりも喜びたいのです。
本人達がその感触を一番感じていることでしょう。完全復活です。

あとはまた、1レース1レース、一日一日・・・謙虚にそして真摯に努力し続けるのみです。

近藤 愛 & 鎌田 奈緒子

今日の1レース目は7~10mの風で、今日もゼネリコを繰り返してブラックフラッグでのスタート。
フィニッシュ2位。

2レース目は8~11mの風で、やはりブラックフラッグでスタート。
今レース中一番良いスタートでした。
1上からフィニッシュまでトップですごく気持ちが良かったです。

まだまだですが、フネの走りも良くなってきているし、しばらくレースから遠ざかっていた自分達のレース感を取り戻してきたのが今日の収穫です。

今日の夕飯は中華でした!それではおやすみなさい(=_=)zz

小松 一憲

朝の7時には、すでに7から8mの南よりの風が吹いていました。
このような日は、日中、温まった内陸に向かってシーブリーズが加わり、15時を過ぎるあたりから10から12mの風速になります。

1月4日から練習を開始し、今日(16日)まで、海に出なかった日は、わずかに2日。このくらいの頻度で海に出ると、メルボルンの風のパターンもだいたい読めるようになってきます。
と言っても、まだまだ南よりの風に限定してのことです。

今日のスケジュールは、女子が先で、予定の12時ぴったりにレースが始まりました。
風速は8から10m、風向185度、申し分無いコンデションです。
ゼネラルリコールを2回したうちの2回目はブラックフラッグで約10艇が失格(BFD)しました。
スタートはまずまずだったのですが、艇速がいまひとつ無く、第1上マークを8位で回航しました。
下マークで5位に上がりましたが、その後、オーストリア、イスラエルといった国と抜きつ抜かれつの接戦の末、着順6位でフィニッシュしました。

続いておこなわれた第2レースは、平均して1から2m、風が上がってきました。
このレースも、1回のゼネラルリコールの後、ブラックフラッグのスタートとなりました。
田畑・栗田組(BFD・失格)のブランケットに入り、これを避けて即タッキング、沖寄りのコースを取って、上マークにアプローチしました。
第1上マークを5位で回航したのですが、第2上マークまでにオーストリアに先行され、さらに、フィニッシュへのリーチングでは、スピンを下ろした自分達に対し、スピンを張り切ったイスラエルに鼻の差で抜かれ、着順7位のフィニッシュとなりました。

今日はなぜかイスラエル、オーストリアと絡むことの多かったレースでした。
両チームとも、昨年と比較するとスピードアップしています。
正式のフィニッシュ順位は、先着の艇に失格艇(BFD)が入っていた為、2レース共に5位という結果でした。、

試合も半分、5レース消化したところで、ワーストのレースを一つ捨てることになりました。
トータルで2位に浮上しました。3位には吉迫・大熊組が入って大接戦です。
近藤・鎌田組は、レースの勘も戻りつつあり、次第に落ち着いてきました。

レースは中盤だというのに、ブラックフラッグ(BFD)の失格が多くなっています。
これは、このレースを世界選手権の前哨戦、練習あるいは調整と位置づけて、気楽に参加している選手が多い為と思われます。
二人には、全力でレースすべきであると指示しています。
ぎりぎりの努力をしてこそ、見えるものも見えてくると信じています。

原田・吉田組も29位でゴールドグループ(上位40艇)に残りました。
シルバーでも勉強になるのは間違いありませんが、世界のトップクラス、相撲で言うなら幕内上位陣とでも表現するのでしょうが、金星を上げるぐらいの強い気持ちでレースにチャレンジしてほしいと思います。

近藤 愛 & 鎌田 奈緒子

今日は、女子が12:00スタートでしたが、何度もゼネリコを繰り返し、ブラックフラッグが揚がっている中でスタートをしました。

昨日でスタートの感覚を取り戻し、スタート時点で頭を出すことが出来るようになったのと、マーク回航やタックなどの動作もピリッとなってきて、気持ちは上向きです。
フリーの走りも、掴めてきたし、細かいジャイブなどの動作をきっちり決められるようになれば、もっと前を走れるはずです。

今日は、5-5で総合2位に上がりました。
1レース1レースが勉強。
今日の失敗は、明日は絶対しない。
そういう、強い気持ちで毎日頑張ります!

小松 一憲

横に伸びた高気圧に覆われ、朝から終日、快晴となりました。
予報では、10mオーバーのシーブリーズが吹くということでしたが、吹き出しが遅かったうえに風速も弱く、15時から16時の間に8メートルまで上がったのが今日のマックスでした。

昨日は女子が先、今日は男子と、交互にレースがおこなわれるスケジュールになっています。
男子の2レース目がスタートし、フィニッシュするのを見計らって女子のレースが始まりました。
第1レースのスタートは16時10分でした。

13時に吹き出したシーブリーズは時間の経過と共に185度から170度へと、左方向に変化していきました。
女子のコースは、170度(風速4~5m)にセットされていたのですが、左に変化していく傾向のあった風軸は、スタート直後、さらに30度、左に大きく振れました。
この傾向を読んでいれば、リミットサイド寄りからのスタートを選択したのでしょうが、これを読みきれず、スタートラインの四分の一、本部船寄りからのスタートをしました。
スタート後、すぐに左振れに気づき、ポートタックに返して右に伸ばしました。振れ戻りを期待したのですが振れ戻らず、結局、上マークの回航は、35位となってしまいました。
フィニッシュまでに26位まで順位をあげましたが、そこまでが精一杯でした。

このレースの成績は、最悪でした。
しかし、このレースのスタートでシャープに出て行くスタートの勘を取り戻すことができました。
ほんのちょっとしたことなのですが、スタートをきっちり出て行けるかいけないかの差は大きな違いです。影をひそめていたスタートラインを見る力、スタートラインでの待ち方、メインシートをしめるタイミングなどに鋭さが戻ってきました。これは、二日間で得た最高の収穫です。

このレース以降。続いて行われた第2レースのスタートも、ゼネラルリコールを含め、申し分の無いスタートができました。
スタートが安定してくると全てに余裕が出てきます。
第2レースは、クローズホールドのスピードがいまひとつだったのですが結果は3位。
上マーク回航後のフリーのコースの選択に反省するところもありましたが、風の振れをつかみに行く思い切りの良さ、振れを待っての我慢の仕方、上マークへの寄せ方等にいつもらしさが戻ってきました。

それなりの領域に達した選手やそれなりに基礎的な技術を持った選手が一所懸命に、そして一途に努力していれば、今日のようにちょっとした「きっかけ」を見逃すことなく、しっかりつかんで大きく変身することができるはずです。
明日からのレースも、今日のような「きっかけ」の出現を信じて真摯にチャレンジしてほしいと願っています。

近藤 愛 & 鎌田 奈緒子

今日の1レース目は5~9メートルの風でスタート、リコールかと思うくらいのスタートでしたが、私たちがいたのは集団の右海面、左に30度振ってしてしまいフィニッシュは26位。
2レース目は風は3~4メートルにおち、コースも上下コースでした。スタートもまずまずで、フィニッシュは3位。
総合6位です。今日の収穫は昨日と比べてスタートが出られるようになった事、明日からまた頑張ります!!

小松 一憲

朝、空を覆っていた雲が、シーブリーズの吹き出しと共に無くなり、いつもの快晴となりました。
このパターンは、高気圧に覆われてからずっと続いています。6から8メートルのシーブリーズが、12時前後に入ってきて、次第に強くなっていきます。
今日のマックスは11mでした。風が強くなると、水深が浅い為、波長の短い高い波がたちます。

女子(48艇・27ヶ国)が12時から、14時から男子(80艇・32ヶ国)が2グループに分かれ、それぞれ2レース、実施されました。
近藤・鎌田組にとっては、11月以来、久々のレースになります。
鎌田選手の左肩の怪我で、12月のシドニーの試合を断念し、完治するまでの3週間は、代役を立てて練習をしたものの、11月の選考レースを終えてからの練習日数は、近藤選手6日間、鎌田選手2日間と、これまでの練習ペースとは比較にならない少なさでした。

メルボルンには3日に来ました。翌4日から7日まで、連日7時間、遅れを取り戻すべく海に出て、ハードに練習をしてきました。
チューニングパートナーとして同行した原田龍之介・吉田雄吾組との走り合わせの効果もあって、急速に勘を取り戻し、私が見る限り、どの走りにも穴がなくなって、練習は順調に仕上がった感がありました。
しかし、唯一つ、コース練習(レース練習)の頻度という点では、思うようにその機会を作ることができず、不安が残りました。
結局、レーシングテクニックとレース感を取り戻すまでには至らず、今日の第1レースを迎えることとなりました。

レースの内容は正直です。練習というノープレッシャーの中では見えなかったもの、練習で不足していたもの、練習不足により失ったもの、それらがはっきり見て取れるのです。
第1レース(6~7m)のトップフィニッシュは2位を35秒も離す余裕の展開でした。
スピードという点では申し分なかったのですが、本部船寄り3番手のスタートも成功したわけではありません。
また第2レース(8~10m)に於いても、スタートは出遅れて、スタート後、即、逃げのタックをしなければならない展開でした。このレースは、マストチューニングの選択も失敗しましたが、それ以上にスピンホイスト、ジャイビング、フリーのコース取り、などなど、好調時と比較してシャープさが消えうせていました。

世界選手権は、この試合が終わって5日後にレースが始まります。
世界選手権に照準を合わせ、休息をとりながら練習を積み上げていくか、試合に出て自分の走りを確認しながらレース感覚を磨いていくか。
前者を選択し、10キロと離れていない世界選手権開催予定の海面で練習をしている選手もいます。
私は後者を選択しました。
実戦(レース)の修羅場の中で冷静な走りができてこそ「レーサー」。
1レースづつ、一日づつを積み重ねにし、全てが研ぎ澄まされていくことを信じています。

男子の原田・吉田組も頑張り、このコンビで国内・海外レース共に初出場ながら、第1レース3位、第2レース17位でフィニッシュしました。
レースのレベルが一番高くなるオリンピックイヤー、技術向上という意味でも最高のチャンスです。
日本には、まだまだ元気のいい若い選手がいるというところを海外の選手に見せてほしいと思います。

近藤 愛 & 鎌田 奈緒子

今日から、セイルメルボルンが始まりました。

オーストラリアに来てから、ほとんど毎日、昼頃からシーブリーズが入ってきて、8~10メートルの風が安定して吹いていました。

今日も予報ではシーブリーズが入ってくると言われていて、女子12:00、男子14:00のスタート予定でしたが、女子の1レース目は6メートル、2レース目は8メートルでした。

1レース目は、スタートはそこそこでしたが、シフトを上手くつかみ1位、2レース目は、ブラックフラッグの揚がっているスタートでへこみすぎで、最悪スタート。
逃げタックをしてフレッシュウインドを掴みきれず、順位を上げることが出来ませんでした。

今日は、久しぶりのレースでしたが、レース感を取り戻した感じがしました。凄く楽しかったです!
明日からは、もっと落ち着いて、一つ一つの動作を大切にレースをしたいと思います。

大切なもの

近藤 愛 & 鎌田 奈緒子

今日は私達のホテルの部屋を紹介します。会社の方から頂いた13枚もの色紙!と、近藤母鎌田父からもらったお守りの数々。金の豚さんもいます。みなさんからのパワーが力になっています!!


そして『ツキを呼ぶ魔法の言葉』この本は、49erのオリンピック代表牧野選手に貸してもらいました。
この本は私たちのようにスポーツをしている人が読む本ていうわけではなくて、、みなさんにおすすめです。パワーもらいました!!!

初乗り!!

近藤 愛 & 鎌田 奈緒子

今日は、私(鎌田)の肩が治ってから初めて二人で練習しました。

午前中は15mオーバーの風だったのが、昼にかけて落ちてきました。
『吹いたら寒くなるからー』と思って厚手のウエットスーツを着て行って大失敗、今までに体験した事がないくらいものすごい暑さで、汗は滝のようで、上半身だけウエットスーツを脱いだらなんとか大丈夫でしたが、オーストラリアの紫外線と暑さには要注意です。

1月夏のオーストラリアでヨットに乗れる事はすごく嬉しいのですが、今日は服の選択を間違えて少しだけ凹みました。

肩はもう万全です。明日からまた練習が出来ることに感謝して、今日はおやすみなさい。

近藤 愛 & 鎌田 奈緒子

あけましておめでとうございます。
いよいよ、2008年になりました。
チーム・アビームは、皆様の期待に応えられるよう今年も頑張りますので、ご声援お願いいたします。

出発地の成田にて、アビームの社員の方々の応援色紙を頂きました。
皆様の温かいメッセージを読み、とても励みになりました。ありがとうございます!

オーストラリアでは、いつもの私たちらしく、レースを楽しんできたいと思っています。

以下レース日程です:
1/15~20 セイルメルボルン
1/21~30 ワールド(第2次選考会)