オリンピック第一次選考会報告(11月16日・大会第7日)
2007年11月17日 | コーチの声
![]()
うす曇りで靄がかかり、海と空の境が見えない無風状態が、昼過ぎまで続き、今日も陸上待機で一日が始まりました。15時に180度から3m弱の風が吹いてきたところで出艇しました。吹き出した風は徐々に左に振れていき、風向90度、風速3m、16時にレースが開始しました。東西に細長い広島湾ですから、東方向に障害物はありません。これまで実施されたレースの中では、比較的安定していたと言えます。しかし、トップ艇が40分でフィニッシュしてしまう小さなコースでありながら、風の強い所と弱い所が出現し、そこに風向変化も加わって、トップ艇と最後尾艇との差は第1マークから思いのほか大きくつきました。
女子は日大の平井・板倉組がトップフィニッシュ、2位に田畑・栗田組、3位に近藤・鎌田組が入りました。男子は石川・野呂組が6位、昨日まで総合トップだった原田・稲村組が15位と振るわず、結局、総合順位が2点差で入れ替わり、石川・野呂組がトップになりました。
どの方向から吹いても四方を山や島で囲まれている広島湾は、安定した風向風速を期待できません。ここでは、いかにリスクの少ないコースを走るか、振れの傾向を読んで走るかというところで勝敗が決まります。トリッキーなコンデションの為に、各レースごとの1位は、誰にもとるチャンスがあります。1位も大切ですが、コンスタントに上位にいることのほうがより大切で、その証拠に今日、男子総合でトップになった石川・野呂組、トップとの差を徐々に縮め、順位を4位まで上げてきた関・柳川組に1位フィニッシュはありません。
明日は、風が吹けば、4レースが実施されます。いよいよ終盤、気力、実力、共に真価が問われます。これまで蓄え、作り上げた経験の引き出しを有効に使い、冷静に戦いを進めていくだけです。
