オリンピック第一次選考会報告(11月11日・大会第2日)

小松 一憲

西高東低の気圧配置になり、北よりの風が安定するのではないかと期待しましたが、10時にスタートした最初のレースは、340度、7mの風が、わずか30分の間に0.5から1mにまで落ち、男女共に途中で中止となりました。
海上で風待ちをする間に風は四方から吹いたり止んだりを繰り返し、結局、340度に戻りました。
再度、スタートをしたのですが、二回目も同じく、途中1m弱まで落ちて、中止となりました。

13時50分に、やはり340度、5mの風で、今日、三回目のスタートがおこなわれました。

今日は女子が先にスタートしたのですが、トップで回航した近藤・鎌田組が第2上マークに向かい始めた頃に風は20度ほど右に振れ、風速も一気に5mから13mまで吹き上がりました。
その風は、第2上マークを回航してランニングになり下マークに到達するまでに落ちて、フィニッシュする頃には、5mになっていました。40分弱の間に、このめまぐるしい変化の為に、女子の5分遅れでスタートする予定の男子がスタートできないという、これまでに経験したことの無い大変なコンデションでした。

広島は、もとはといえば軍港として好条件を持っている土地、海を背にして山、海は大小の島に囲まれ、安定した風が吹かないのはあたりまえと認識していましたが、ここまでひどいとは思いませんでした。
レース海面が岸に近いことも無関係ではありません。

第1レースに続いて第2レースがおこなわれました。14時33分に男子が先にスタートし、風速の変化は2mから5m、風向も20度程度で収まり、何とかレースができました。

このように変化の多いトリッキーな海面で、近藤・鎌田組は今日も1位と2位でフィニッシュしました。
昨日からの4レースで、徐々に他のチームに得点の差を付けつつあります。

この選考会は、どのチームも最高のパフォーマンスを発揮すべく、臨んでいます。
日本女子のレベルが低くないことは、言うまでもありません。

この二日間の二人の安定度は、これまでの努力と練習の成果であると評価します。
とは言え、試合は、まだまだ序盤、一日一日、一つ一つを大切に、おごることなく、侮ることなく、そして、ひるむことなく・・・。

最終目標をしっかり見据えて、全ては勉強と心得、粛々と戦ってほしいと願っています。