広島NT合宿レポートと上半期のまとめ
2007年09月25日 | コーチの声
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9月15日より17日まで、広島観音マリーナをベースに実施されたナショナルチーム強化合宿のおり、午前中の風待ち時間に海から厳島神社(宮島)見物に行ってきました。観音マリーナからコーチボートで曳航し、30分程の距離でした。その日は、広島湾のどこを見渡しても油を流したようなべた凪だったのですが、不思議なことに神社の前だけ、2mの風が吹いていました。さすが日本三景の一つ、鳥居は圧巻でした。その鳥居の前でセーリングし、記念撮影してきました。

選手の二人は、神社に向かい手を合わせていたような気がします。
私は今も昔も「我、神仏を尊び、神仏を頼まず。宮本武蔵」です。
今年は、春先からヨーロッパ滞在、約120日。車で走ったルートはベルギー~フランス~スペイン~ポルトガル~スペイン~フランス~イタリア~ギリシャ~イタリア~ドイツ~オランダ~ドイツ~オランダ~フランス~スペイン~ポルトガル~スペイン~フランス~ベルギー、試合数7、平均成績5位。
「過密すぎて疲れるのでは?」「自分達で車を運転?危険」等等、批判的な意見も耳にしました。しかし、それは、これまでの日本選手やコーチの持つ概念、その人のレベルであると解釈しています。
グローバルに行動するスケールの大きな選手をイメージし、そうならなければ真のトップランキング選手になれない、たくましい選手になれないと考え、指導しています。小さな体でも強風で大きな選手に負けずに走れるようにと、トレーニングで身体能力を高め、強風、高波の中での経験を積み重ねてきました。二人の真摯な努力が実を結び、今年の春先のISAF・チームランキング22位を、現在の4位まで引き上げることができました。
今では、アメリカやチェコ、イスラエルの選手やコーチから、「ぜひ一緒に練習しないか」と声もかかります。
すでに始まった秋からの国内試合、そして迎える国内でのオリンピック選考会、そこで海外遠征の成果を検証することになります。これまでに関東選手権、オリンピックウイーク、広島合宿(練習レース)を消化しましたが、私の見るところ、試合中の視野が大きくなり、落ち着きと安定感が出てきました。頼もしく逞しい選手になってきたと言えます。
セーリングは道具を使うスポーツですから、それなりの難しさがあります。探究心はもとより、見極めも必要となります。
そして自然と人(競争相手)を相手にしますから、どこまで練習すれば良いとか十分な完成度といった尺度はありません。「引退する」と決意するまで練習を積み、経験を積み、感性を磨き続ける必要があります。
これからも、支援してくれている人達への感謝を忘れず、「海が好き」、「ヨットが好き」を心強い味方にして、謙虚に、今まで通りマイ(チーム)ペースを貫き、真摯に努力する。その先に必ず大きな喜びが待っていると信じています。
プレオリンピック 青島国際レガッタ 表彰式

