2010年ナショナルチーム選考レースを終えて
2010年02月22日 | ロンドンへ向けて
![]()
「試合結果は合格点」
2月11日から始まった選考レースは15日で終了しました。風速5から12メートルのコンデションでおこなわれ、昨年の470級全日本選手権に続き、素晴らしい大会となりました。チームアビーム男女が参加した470級は計12レースが実施され、2位以下に大差をつけて優勝することができました。試合は練習成果の検証の場と考えています。このレースで11月下旬に実施された全日本選手権以降、3ヶ月の検証ができました。今回は日本選手に大差をつけて勝つことを目標にしました。それが成し遂げられなかったのであれば、自分達の練習の方法を考え直し、努力が足りなかったと判断したでしょう。ポイントで大差をつけたので、結果は評価できます。しかし内容を振り返ると、ここでは詳しく申し上げられない選手個々の技術的な課題克服が、納得のいくレベルに達していないこともわかりました。
日本選手の先に、今年もヨーロッパで手を合わせることになるオセアニアや欧米のトップランキングの選手がいて、世界の何処かで自分達よりも厳しい練習を積んでいる選手がいる、そのことを片時も忘れてはなりません。
3月中旬より、本年度の海外遠征に旅立ちます。戦いの場を世界に移し、練習の成果を検証してきます。そして現地に於いても国内同様、厳しく練習に取り組みます。
「世界一になりたい」
上手になりたい、速くなりたい、誰もが当たり前に持つ願望です。これをかなえるには、練習しかありません。妥協せず、長時間、集中力を維持し、怪我や病気に注意を払い、練習を継続する。一にも二にも練習あるのみです。私達は昨年の12月に10日間、今年に入って1月に20日間、沖縄県座間味島で合宿をしてきました。一日、7時間、休養日を作らず乗り続け、フェリーが「海上しけの為欠航」と島内アナウンスがある日は、東シナ海サイドの外海に出て練習しました。それ以外の日は、島と島に囲まれた水域でマークを打ち、コース練習を行いました。コース練習というのは総合的な練習でボクシングで言えばスパーリング、野球で言えば紅白試合です。マークの長さは1から1.3マイル、クローズホールドで12分から14分かかる、海外のレースでは当たり前ですが国内のレースでは、めったにない長さのコースを作りました。風速は終日、5から10メートル、1月に2艇でこなしたコース練習の合計は104回でした。そのうち、レースとしてカウントしたのが90回、原田・吉田組63勝、近藤・田畑組27勝と対戦成績も出しました。真摯に取り組んだ練習量が今回の成績となって表れたことを素直に喜び、さらなる高みに向かって励みたいと思います。
「怪我なく、病気なく、ハードな練習を可能にするのは体力」
長時間海に出て、私も選手も問題意識持って練習します。ふとしたことで「ひらめき」、ある時に「気づく」、そのチャンスが多く訪れることを信じ、願って、長く海に出るのです。12月に約3週間、体力アップの為のトレーニング期間をもうけました。選手は国立スポーツ科学センターに通い、以前からお世話になっている田村トレーナーの指導を受けました。しっかり体を作って沖縄合宿に臨んだのですが、無事終了したことをもって成功したと考えています。3月から9月までの長期の海外遠征に備え、再度、国立スポーツ科学センターで体作りをすることにしています。
「支え、応援してくれている皆様に感謝」
いつもながらの「ありがとうございます」の言葉しかありませんが、お一人お一人のお顔を思い浮かべつつ、改めて感謝いたします。
本年も、ほがらかで大らか、奥ゆかしく、強く、逞しい、スマートなチームアビームでありたいと願っています。
ヨーロッパを舞台に大暴れするのをどうぞ楽しみにしてください。
